保健医療学部理学療法学科

地域やスポーツ分野で活躍
多くの人を笑顔にする
理学療法士に。

リハビリテーション・医療技術の分野はもちろん、ケガや身体機能の低下を未然に防ぐ「予防」や心身機能を維持する「介護」の分野での活躍が期待されるなど、フィールドは一層広がっている理学療法士。
心身機能の回復や向上を目指した、最適なリハビリテーションを行う
人材を育成します。

将来の主な仕事内容

  • 検査・測定、評価、
    運動療法・物理療法

  • 住宅環境の整備

  • スポーツトレーナー

  • 介護予防事業への
    かかわり

医療機関をはじめ、老人ホームや障がい者施設、スポーツ業界など様々な分野で活躍しています。キャリアイメージについて

理学療法士になるためには

文部科学大臣または厚生労働大臣が指定する4年制大学、短大(3年制)、専門学校(3年制または4年制)で3年以上学び、
理学療法士国家試験に合格して理学療法士の資格を得ることが必要です。

OHSで学ぶ強み

#01

国家試験合格に向けた万全の取組

グループ学習やペア学習で、多くの過去問題や小テストに取り組み、
4年次には4回の全国模試を実施。
また、ゼミ担当教員が研究室を開放するなど万全の体制で応援します。

#02

臨床実習施設との連携

大学(理学療法学科教員)と各地の臨床実習施設(臨床実習指導者)は、綿密な情報交換を行って、臨床実習生を多面的にサポートしています。

#03

理学療法の基礎科目と臨床をつなぐ、
初年次教育の充実

低学年の科目に、「理学療法の基礎と臨床」や「プレ演習」といった科目を備えて、学内での学習と臨床実習をつなぐ学習を推進しています。

#04

理学療法士とアスレチックトレーナーの
ダブル資格取得が可能

本学科では、理学療法士はもちろん現場経験を持つ教員が支援するJATAC(ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会)認定のアスレチック・トレーナー資格の取得が可能です。

国家試験対策

全国平均を
大幅に上回る

理学療法士合格率

92.5%

※ 新卒者(2025年3月卒業者)の合格率

  • OHS
    92.5%

  • 全国平均
    89.6%

高い合格率の理由

  • e-ラーニングを
    活用した
    国家試験対策

  • 毎週、国家試験対策の
    小テストを
    実施

  • キャリアセンター課と
    連携した
    見極め試験の実施

理学療法学科では、キャリアセンター課と連携しながら国家試験と就職をからめて一人ひとりを丁寧にサポートしています。
学内で見極め試験を実施することで、就職活動の目安とし て必ず国家試験をクリアできるよう、きめ細やかな指導を徹底。
学生だけでなく保護者の皆さまにも卒業後の将来を安心して見つめていただける国家試験対策を整えています。
さらに、e-ラーニングを活用するとともに国家試験対策小テストを毎週実施するなど本番に向けて早期から着実に準備し、実力を蓄えられる環境を整備。
万全の対策が、全国平均を大幅に上回る高い合格率を支えています。

教員メッセージ

理学療法学科

藤長 武士講師

国家試験合格は、スタートにすぎない。
だから、本気で学ぶ価値がここにはある。

私は、医療の世界に足を踏み入れたときから常に見据えているのは患者さまです。
今は、学生を通して患者さまを治療していると思っています。
本学科は、スポーツを通じて挫折や苦難を経験している学生が多くいます。
また、不安を抱え、人一倍悩む学生もいます。
だからこそ、人の力になれる素質を持っているのだと思います。
学ぶ日々で、迷ったり立ち止まったりしてしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、自分が何に悩んでいるのか、ぜひ私たち教員に吐き出し、相談してください。
自分の足元を見つめ、つまずきの原因を知ること。そして、目指したいゴールを設定すること。
それができれば、気持ちも晴れやかに学びを深めていけるでしょう。

カリキュラム

  • 主な授業

    医療現場をはじめ、地域やスポーツ分野で
    活躍する力を磨ける履修モデルを展開。

    1. 1年次

      身体の構造などベースとなる知識を習得する基礎科目を学修

      「解剖学」「生理学」「身体運動学」などの基礎科目を広く履修。身体の構造を詳しく理解し、2年次以降の専門的な学修に備えます。

      「身体の構造」など
      基礎知識を習得

      [主な授業例]
      解剖学Ⅰ・Ⅱ 生理学Ⅰ・Ⅱ 
      身体運動学 FA演習 
      対人援助演習 
      理学療法の基礎と臨床 など

    2. 2年次

      専門性の高い学修が始まる時期。
      進路のイメージも具体化させていく。

      2年次では、「理学療法学実習Ⅰ(見学実習)」と「理学療法学実習Ⅱ(検査・測定実習)」の履修によって、理学療法士の働き方、対象者(患者さまや介護保険の利用者さま)とのかかわり方、検査技術などを学び、理学療法(士)の考察を深めます。

      臨床医学や理学療法治療学へと進み、
      より専門性の高い学びへ

      [主な授業例]
      整形外科学Ⅱ 
      中枢神経系障害理学療法学
      呼吸・循環障害理学療法学 
      運動器障害理学療法学 
      義肢装具学演習 など

    3. 3年次

      現場での本格的な実習がスタート
      理学療法士としての実践力を養成

      運動療法に加え、物理療法も学んで理学療法士としての実践力を高めていきます。4週間の学外実習「理学療法学実習Ⅲ(評価実習)」では、対象者との面接や検査測定、治療計画の立案などを現場で学びます。

      スポーツ分野、
      地域リハビリテーションなど、
      活躍の場を広げる学び

      [主な授業例]
      物理療法学 
      運動器障害理学療法学演習
      応用評価学演習 など

    4. 4年次

      理学療法の一連の過程を現場で体験
      国家試験対策も万全に

      14週間の学外実習「理学療法学実習Ⅳ(総合実習)」では、患者情報の収集から治療の実施、効果の検証まで理学療法の一連の過程を学びます。実習後は徹底した国家試験対策に移ります。

      実習で現場経験を積み、
      国家試験に向けて総仕上げ

      [主な授業例]
      理学療法学実習Ⅳ 
      理学療法学演習Ⅱ
      総合理学療法学演習 など

  • クローズアップ臨床実習

    医療現場をはじめ、地域やスポーツ分野で
    活躍する力を磨ける履修モデルを展開。

    1. 2年次

      前期

      施設及び治療の現場を見学するとともに、
      対象者とのコミュニケーションを学びます。

      見学実習約1週間

      理学療法学実習Ⅰ

      後期

      各種検査・測定を実施し、関節可動域や筋力などの数値の妥当性を学習します。

      検査・測定実習約1週間

      理学療法学実習Ⅱ

    2. 3年次

      後期

      対象者との面接・情報収集・検査測定を行い、対象者の障がい像を明確にするとともに、治療計画の立案方法を学びます。

      評価実習約4週間

      理学療法学実習Ⅲ

    3. 4年次

      患者情報の収集から治療の実施・効果の検証まで、理学療法の一連の過程を学びます。

      総合臨床実習約14週間

      理学療法学実習Ⅳ

取得可能な資格等

取得可能な資格

  • 理学療法士 国家試験受験資格
  • JATAC認定*アスレチックトレーナー資格

*ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会

キャリアイメージ

  • 検査・測定、評価、
    運動療法・物理療法

    医師の処方に基づき、患者さまに最も効果的な治療計画を立て、徒手療法、歩行練習などの運動療法や、電気刺激などの物理療法を実施します。

  • 住宅環境の整備

    患者さまが退院後、自宅へ訪問し、必要に応じて手すりの設置や段差の解消、介護用ベッドの提案などを行い家庭や社会で過ごしやすいようサポートします。

  • スポーツトレーナー

    スポーツ選手のケガの救急対応をはじめ、リハビリテーションの指導や体の使い方、ケガをしない体づくりの指導など、選手の総合ケアを担います。

  • 介護予防事業への
    かかわり

    運動機能の改善を図る理学療法士の専門性は、高齢者の転倒予防など運動にかかわることはもちろん、認知症の分野などでも担え、介護予防分野での活躍も期待されています。

専門職就職率100%

  • 医療分野

    日常の基本動作の改善を図る

    日常生活において身体をうまく動かすことができないなどの身体機能を回復するための治療や、歩く、座る、立つといった基本動作の改善を図るための動作練習などを行います。

    主な就職先

    総合病院 大学病院
    リハビリテーション病院
    スポーツ・ 整形外科病院 など

  • スポーツ分野

    ケガをした選手の機能回復を目指す

    ケガをした選手の現場復帰の支援やケガをしにくい身体づくりのトレーニング指導などを担当。アスレチックトレーナーの資格を取得すればメディカルスポーツトレーナーとしての活躍も期待できます。

    主な就職先

    プロスポーツ 実業団 スポーツ関連企業など

  • 介護・福祉分野

    自立のための予防的ケアを実施

    主に高齢者や身体障がい者の方を対象に、身辺の自立に向けた日常生活活動の練習や、自立した日常生活が送れるように予防的な対応や環境調整などを行います。

    主な就職先

    介護老人福祉施設 障がい者支援施設
    訪問リハビリテーション など

  • 子ども分野

    成長に応じて心身機能の発達を促す

    心身に障がいのある子どもに対して、自立した日常生活に向けての治療や動作練習などを行います。心身機能の発達を促すことを中心に保護者への支援も行います。

    主な就職先

    総合病院の小児リハビリテーション
    小児専門病院 肢体不自由児施設 など

  • 大学院進学

    本学には大学院 人間科学研究科があり、「心理学専門職コース」「心理学総合コース」の2コースを備えています。
    また、他大学の大学院への進学を含め、リハビリテーション学を中心とした様々な分野への進学が望めます。

ピックアップ

医療知識を携えて選手を支援する「アスレチックトレーナー」

スポーツ現場におけるケガの応急処置や傷害の評価、傷害予防のトレーニングなどを担うアスレチックトレーナー。本学が養成するアスレチックトレーナーは、理学療法士とのダブル資格取得により、医療知識を有し、スポーツ選手の健康とパフォーマンス向上をサポートする専門家です。運動生理学や解剖学に精通し、ケガの予防や応急処置、リハビリテーションに関する深い知識を持っています。緊急時には迅速かつ効果的な対応が求められ、選手の安全を最優先に考えながらトレーニングや競技イベントにおいて最良のパフォーマンスを引き出す役割を果たします。

先輩の成長体験談

  • 理学療法士になる夢に向かって
    安心して学べる環境がある!

    理学療法学科 2年次生

    磯貝 和奏さん

    卒業後は、理学療法士として病院で働きたいと考えています。 そのために在学中にコミュニケーション能力や、自分から率先できる力、たくさんの知識などを身に付けていきたいです。高校生の頃よりも自分が成長できたと実感し、人科大に入ったことに意義を見出して卒業したいですね。

  • 一人では乗り越えられない!
    友人に恵まれ、夢に近づく日々

    理学療法学科 3年次生

    森 陸翔さん

    理学療法士は国家免許ですので、覚悟をもって勉強をしなければなりません。でも、やりがいのある仕事だからこそ頑張れます。入学すると、みんなゼロからのスタートなので、目指したいと思ったらそのまま突き進んでほしいです。入学したら、良い友人に恵まれました。共に目標に向かって頑張る仲間です。良い友人を作り、共に目標に向かって頑張ってください!