医療福祉学科
視能訓練専攻

4年制大学では関西唯一。視能訓練士の国家試験受験資格が取得可能。
国家試験合格率94.1%。医療系就職率100%(2017年3月卒業生実績)

取得可能な資格等

  • 視能訓練士(国)受験資格
  • 社会福祉主事任用資格

目指す資格

  • 視覚障害者ガイドヘルパー(同行援護従業者・一般課程)※在学中の取得を目指す。

国家資格に自信あり。2年連続で高い合格率を達成。

視能訓練士合格率
大阪人間科学大学
94.1%
(全国平均:93.1%)
2年連続で高い合格率を達成

※新卒者(平成28年度卒業生)の合格率

平成28年度卒業生の合格率は、昨年度(平成27年度卒業生)の100%に引き続き、94.1%と高い合格率となりました。本専攻では、国家資格取得のために段階的なカリキュラムを構成し、無理なく知識や技術が身に付く独自のカリキュラムを導入しています。

学生インタビュー動画(YouTube)

学びのポイント

国家資格取得はもちろん、
現場力を磨く4年制の強み
関西の4年制大学で唯一、視能訓練士の国家試験受験資格が取得可能。1年次から国家試験対策を開始し、手厚くサポートします。また福祉や心理など、現場で役立つ分野の知識が幅広く得られるのも、本学の強みです。
少人数制&現場同様の機器で、
きめ細やかに技術を習得
専門性の高い眼科検査に必要な視能訓練の知識、技術をじっくりと学べる少人数制教育。また、医療分野の中でも機器類の進歩が速い眼科での勤務に対応できるよう、現場同様の機器を使用して理解を深め、技術を磨きます。
長期の学外実習で
多様な現場経験を積む
3年次後期と4年次前期に各9週間の実習を行い、計4か所の施設を経験。段階的かつ着実な成長を図ります。また、多様な現場の仕事を経験することで、将来のビジョンが明確になり、モチベーションを高めていきます。

PROFESSOR'S MESSAGE

医療福祉学科 視能訓練専攻
立本 志磨 助教

検査数値から、「患者さまの見る世界」を掴む。
大切なのは、人間力。

視能訓練士は、医療職の中でもゆとりのある仕事と思われることもありますが、検査結果が治療方針を左右する大きな責任を伴う業務を行います。中でも難しいのは、眼が感覚器官であることです。主に自己申告を元に検査を行うため視能訓練士の言葉がけや尋ね方ひとつで結果が変わることもあります。また同じ数値でも、どのように見えるのか、良い結果なのかそうでないのかは、病状やその人によって異なります。視覚の専門家としてその数値がどんな意味を持つのか、患者さまの状態をあらゆる角度から想像し、最善の医療が提供できるよう医師に最良のパスを出す。そんな使命を果たすためには資格取得はゴールではありません。ここ10年程で学ぶべき内容が倍以上に増えるなど進化の速い眼科医療の正しい情報を、自ら学び続けていく必要があります。また医療機器の進化も目覚ましく、一見簡単に検査が行える今だからこそ、広く経験を積み、患者さまの眼を想像する力が求められます。関西で唯一、4年制大学で視能訓練士を目指す本学には、知識と人間力をじっくり磨ける環境があります。常に最善を追及する医療人の志を持って学んでください。

PROFESSIONAL'S VOICE

上原 つぐみさん  
2016年 医療福祉学科 視能訓練専攻卒業
前野眼科 勤務
職種:視能訓練士

患者さまの「視覚」を共有し、
その方の「未来」を守っていく。

私の勤める眼科医院は、一日40〜50人が来院されます。それに対し、視能訓練士は2人。ですが、患者さまが待ちきれずに帰ってしまうという事態は避けなければなりません。質も速さも求められる現場で、患者さまの訴えを聞き、気持ちを汲んで検査する難しさを感じます。大学での学びがとても力になっていますが、患者さまの視覚を全く同じには体験できません。患者さまの「見え方」を探るため、別の患者さまが仰っていた表現を挙げるなどの試みをしていますが、まだまだ先輩に学ぶ毎日です。また、技術の進化も速いので、休日に勉強会や機器の展示会に行くようにもしています。最近は、就学前に「色覚検査」を任意で行う小学校が増えているため、再検査に来る子どもへの対応にも気を配っています。検査は心を閉じられてはできませんから、子どものペースで取り組む忍耐力が必要です。色覚検査の結果は子どもが学ぶ環境の整備、先には職業選択という「将来の夢」にもかかわる可能性があります。それぞれの患者さまの生活や、将来の夢のためにも、一人ひとりとしっかり向き合い、正確な検査をするよう心がけています。

4年間の学び

国家試験対策はもちろん、就職後に視能訓練士として活躍できる実力を育成。

POINT

1年次から4年次まで、授業と実習の繰り返しにより、学んだ知識を確かな実践力へと高めます。国家試験対策も並行して1年次から進め、合格へ。

1年次 授業 実習
2年次からの学内実習に備え、解剖や検査の基礎知識を身に付ける 基礎知識の習得と医療現場で働くイメージを持つ
2年次 授業 実習
専門科目で知識を深め、現場で使用される機器を用いて学内実習を実施 専門科目や学内実習で「視能訓練士」の仕事を具体的にイメージ
3年次 授業 実習 国家試験対策
臨地実習で患者さまの検査にあたり、知識と実際の統合を図る 臨地実習で「現場」を知り、理想の視能訓練士像を固める 臨地実習+国家試験対策
知識の「アウトプット」を繰り返す
4年次 授業 実習 国家試験対策
卒業論文執筆を通して研究の方法を習得。
臨地実習で即戦力となれる力を磨く
国家試験対策を固め、積極的に施設見学。
適性に合った就職へ
計100コマ強の
国家試験対策講座+学内模試

「学びの総仕上げ」を行う

Topics

充実の国家試験対策

学んだ知識を現場で体得

臨地実習

大学病院や市民病院・眼科医院などの現場で働く視能訓練士の実際の業務を見学・体験。授業で学んだ知識を確かな実力へと高めることができます。

合格へのラストスパート

国家試験対策講座・学内模試

4年次の総仕上げとして、合計約100コマの対策講座を開講。更に並行して全5回の学内模擬試験を実施することで、到達度や課題を把握しながら合格へと向かえます。

専攻の特長

現場と同様の設備・機器を使って、スキルを磨ける環境が充実。

POINT.1

視能訓練士の現場同様の設備、機器でしっかり練習。
様々な検査について、基礎的な技術の完成を目指す。

視能訓練演習室

視野計や視力検査装置など、実際の現場で使用されている検査機器を完備。実機を用いて検査方法と、機器の丁寧な扱い方を習得します。授業で使用されていない時間帯であれば、授業の復習や技術向上のために使用することが可能。定期試験の準備や、臨地実習前後の手技確認のため、たくさんの学生が利用しています。

ゴールドマン視野計

片眼で一点を見つめた状態で見える範囲をすべて手動で測定し、地図の等高線のように感度の高低を表現します。

オートレフラクトメータ

自動的に屈折度(近視、遠視、乱視)を測定できる機器です。近年、導入が主流となっています。

眼底カメラ

眼底(眼の奥)を撮影します。病気の状態の記録として、また造影剤を使用して変化している部位を特定する目的でも使用します。

STUDENT'S VOICE

3年次生 長 香菜美さん
和歌山県立和歌山商業高校出身

学外実習に向け、演習で業務の本質を学んでいます。

私は、子どもの頃から眼科に定期的に通っていました。自分も、何でも相談できて頼れる存在の視能訓練士さんのようになりたくて、演習では様々な業務に直結する検査方法を学んでいます。例えば、どんなレンズが患者さまに合うのか。クラスでも友達とペアを組んで、コミュニケーションを取りながら互いの"感覚"を探り合います。視能訓練士には、技術もコミュニケーション力も必要。そんな大変さもやりがいも、両方学んでいます。

POINT.2

規模の異なる4つの施設で、様々な視能訓練士の仕事を経験。
計18週間の充実した学外実習で、知識・技術を向上。

公立病院・私立病院・眼科医院など、多様な現場を経験。
3年次 前期 3年次 後期 4年次 前期
視能学実習Ⅰ・Ⅱ
(臨地実習前学内総合実習)
学外実習の前に総合復習。
眼科一般検査の項目を中心に、簡潔な説明とともに検査が円滑に実施できるかどうかを確認。また、学内実習の内容について理論、技術ともに総合的に復習を行います。
視能学実習Ⅲ
9週間
2つ以上の施設で臨地実習。
眼科臨床施設において、少人数で臨地実習を行います。眼科診療の流れの中で、患者さまへの対応方法を含めて眼科一般及び、生理学的検査、視能矯正学的検査や訓練などを体験し習得します。
視能学実習Ⅳ
9週間
反省と経験をふまえて
2つ以上の施設で臨地実習。
「視能学実習Ⅲ」の成果をふまえ、更に高い到達目標を設定。振り返りにより導かれた課題を確認し、実習に取り組みます。「視能学実習Ⅲ」同様、眼科臨床施設での少人数による臨地実習を行います。
1クラスを3グループに分け、
少人数で復習!
4つの施設で実践!
※「視能学実習Ⅲ」「視能学実習Ⅳ」それぞれ原則2か所の施設で実習を行います。

実習の質を高めるサポートも充実!

① 実習前オリエンテーション

各実習前に実施。それぞれの時点でのレベルに応じ、身に付けておくべき知識や姿勢の確認、また、前回の振り返りや新たな目標の設定などを行います。

② 実習中のサポート

毎日記録する実習日誌や症例報告書について、実習先の指導者が日々確認。疑問や不安について現場に即した個別指導を行い、実習をサポートします。

③ 事後指導

ゼミ単位で「臨地実習報告会」を開催。各自の体験を共有しながら、視能訓練士としての自身の課題を再認識し、次の学びにつなげます。

STUDENT'S VOICE

4年次生 中村 友香梨さん
大阪府立桃谷高校出身

患者さまを通して自分の弱点と出合い、また一つ強くなれました。

実習で患者さまと接して気づいたことは、学生同士で練習するときは、無意識に協力し合っていたということでした。このままではいけないと、改めて「患者さま視点」で考える毎日です。また、学内では検査結果も正常値しか出ませんが、現場では様々な数値が出ます。「理解していたつもりがそうではなかった」を次々と気づかされる日々でしたが、先生に相談しながら自分で考え、乗り越えたことで、積極的に動くことの大事さも身に付きました。

POINT.3

課外活動でも、充実した学習プログラムを設置。

視覚障害者ガイドヘルパー養成研修

視覚障害者の心理や、福祉サービスなどの知識からガイド技術までを学びます。受講後に、同行援護従業者養成研修一般課程修了者として、視覚に障がいのある方の外出をサポートしている学生もいます。

OHS視機能セミナー

外部より講師を招き講演会を開催。視能訓練士を中心に、近畿圏の眼科スタッフに多数ご参加いただいています。在学生が出席するのはもちろん、卒業生が大学に立ち寄る機会にもなっています。

キャリアイメージ

視能訓練士の仕事は大きく下記4つに分類され、総合病院や眼科クリニックなどでこれらの業務にあたります。

眼科一般検査

適切な診断・治療のために、視力・視野・屈折・眼圧をはじめ、幅広い検査を担当します。

視能矯正

弱視・斜視などの患者さまに対して、必要な検査及び機能回復のための視能訓練を行います。

検診業務

保健所や職場で行われる様々な検診に参加し、弱視や眼疾患の早期発見に貢献しています。

視力低下者のリハビリ指導

視機能が十分に回復しない方を対象に、必要な視覚補助具を選定し、その使い方を指導します。

内定者 VOICE

浅井 沙弥香さん
2017年3月卒業
和歌山市立和歌山高校出身
日本赤十字社和歌山医療センター 内定

4年間、じっくり学ぶ中、
自分の長所や理想が見つけられました。

弱視に悩む子どもの支えになりたくて、視能訓練士を目指しました。大学では先生と距離が近いことや手厚い就職支援など、様々なことが将来を開く助けになりましたが、特に臨地実習が役立ちました。4つの施設を1か月近く経験することで、自分の理想が見えてきました。実習で、視能訓練士の方の患者さまとのかかわり方を見て、「このように働きたい」と感じたことが、今の内定先を目指す決め手にもなりました。今後は持ち前の明るさを活かし、心から頼られる視能訓練士を目指します。

リーフレット等

視能訓練士編_時間割で見る対人援助のプロを目指す4年間

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