人間科学部医療福祉学科 視能訓練専攻

4年制大学では関西唯一。視能訓練士の国家試験受験資格が取得可能。
国家試験合格率100%。医療系就職率100%(2019年3月卒業者実績)

取得可能な資格等

取得可能な資格

  • 視能訓練士国家試験受験資格

目指す資格(在学中の取得を目指す資格)

  • 視覚障がい者ガイドヘルパー(同行援護従業者・一般課程)

学生インタビュー動画(YouTube)

学びのポイント

国家資格取得はもちろん、
現場力を磨く4年制の強み
関西の4年制大学で唯一、視能訓練士の国家試験受験資格が取得可能。1年次から国家試験に向けて、手厚くサポートします。また福祉や心理など、現場で役立つ分野の知識が幅広く得られるのも、本学の強みです。
少人数制&現場同様の機器で、
きめ細やかに技術を習得
専門性の高い眼科検査に必要な視能訓練の知識、技術をじっくりと学べる少人数制教育。また、医療分野の中でも機器類の進歩が早い眼科での勤務に対応できるよう、現場同様の機器を使用して理解を深め、技術を磨きます。
長期の学外実習で
多様な現場経験を積む
3年次後期と4年次前期に各9週間の実習を行い、計4か所の施設を経験。段階的かつ着実な成長を図ります。また、多様な現場の仕事を経験することで、将来のビジョンを明確にし、モチベーションを高めていきます。

現場の最前線を知る

網本 真菜 さん 地方独立行政法人大阪市民病院機構
大阪市立十三市民病院 勤務
職種:視能訓練士
2018年3月 医療福祉学科
視能訓練専攻卒業

患者さまとの会話やわずかな反応から、
検査のポイントを見極めます。

私が勤める病院には、視力検査機器、動的視野計、静的視野計、三次元画像解析(OCT)など、様々な機器が導入されています。検査機器によってはオート化し、比較的簡便に検査が出来ます。しかし、重症例など、オートでは検出出来ないような状況の方は、検査に熟練を要しますし、さまざまな患者さまに対応できるスキルが必要です。眼科の先生方や看護師の方々、時には他科スタッフとも連携して、患者さまと日々向き合っています。患者さまと接する中で、会話や検査場面でのわずかな反応などからポイントを見極め、できるだけ時間をかけず、正しく安全に検査が行えるように努力しています。斜視や弱視の子どもたちの検査や眼鏡合わせもしており、保護者の方に理解しやすく説明し、弱視訓練への協力を得ることも大切な仕事だと考えています。技術と対応力に自信の持てる視能訓練士を目標に、自己研鑽に努める毎日です。

チーム支援のリーダーとして

糖尿病や頭蓋内疾患などで、眼科の精密検査が必要になる患者さまもいらっしゃいます。私たちが行う検査や評価データが、患者さまの治療にかかわるだけに責任は重大。他科の診察や診断も支えているのだと思いながら仕事に取り組んでいます。

現場の"いま"に応える学び

立本 志磨 助教

正確な検査を行うための専門知識や技術を
身に付けると同時に、視能分野の専門家として
「チーム支援」を力強く支えていくキーパーソンに。

視能訓練士の重要な役割は、患者さまへの適切な診断治療につながる的確で正確な検査を行うことです。様々な検査機器を正しく扱う技術、検査データを読み取る専門知識は必要不可欠ですが、それだけでは正確な検査にはつながりません。会話の中から患者さまの見え方をイメージし、問題点を見極める力。そして、患者さまがリラックスして検査に臨めるよう、分かりやすく説明できる力も大切です。主に子どもを対象とする視能訓練、病気やケガなどによって視機能が低下した方の生活支援に取り組むロービジョンケアも広がりを見せる今、チーム支援のキーパーソンとしての期待も高まっています。

Check! チーム支援のリーダー養成に向けた取組

社会福祉学科と連携。高齢者への対応力を実践的に強化。

高齢者は、眼科受診を必要とする機会が増えるだけでなく、介護が必要になることも多くなります。そのため一部のゼミで社会福祉学科と合同演習を行っています。本学科からは高齢者に多い眼の病気とその見え方を示し、眼科の精密検査体験も含めて、介護で配慮する点を提案。逆に社会福祉学科からは高齢者の特徴や認知機能について学び、車いすの使用方法の指導も受け、眼科における業務への応用のヒントを得ています。互いに学び合い意見を交換し、より厚みのある対人援助を目指しています。

4年間の学び

視能訓練士国家資格合格率100%の実績を支える、充実のカリキュラム。 ※2019年3月卒業生実績

授業と実習により、学んだ知識を確かな実践力へと高めます。
1年次から着実に前進し、合格へ。

視能訓練専攻の履修モデル
1年次 授業
専攻専門科目
視能訓練士の業務のすべての基本となる、解剖や検査の基礎知識を習得する
基礎科目・学科共通科目
対人援助職を目指す者として、豊かな人間性や倫理観を身に付けるために幅広く学ぶ
2年次 授業 学内実習
専門知識を深めるため、工夫しながら知識同士の関連性を捉える 専門科目や学内実習で「視能訓練士」の仕事を具体的にイメージ
3年次 授業 実習
実習を間近に控えより発展した、専門性の高い内容に取り組む 前期:学外実習の前に総合的に復習
後期:9週間の臨地実習原則2か所を訪問
4年次 授業 実習
これまでの学びから疑問や関心事を集め、卒業論文執筆に取り組む 後期:3年次の反省と経験をふまえ、さらに2か所の施設で臨地実習
国家試験対策 就職活動
計100コマ強の
国家試験対策講座+学内模試

「学びの総仕上げ」を行う
各施設の強みや特徴を理解し、自身のキャリアビジョンを実現できる職場へアプローチ

先輩の4年間をCHECK!

4年間の学び、すべてが糧に。成長し続けることが新たな目標。

小谷 梓紗さん:実習での学びを記したノート。日々見返します。
小谷 梓紗さん
2019年3月卒業
京都府・私立京都光華高校出身
順天堂大学医学部附属静岡病院 勤務

1年次 医療や福祉などの基礎知識も身に付ける。

視能訓練士を目指して入学しただけに、専門的な授業が始まりわくわくの毎日。医療や福祉、心理などの基礎知識も必要だと知ったものの、この時はまだ、その重要性に気づいていませんでした。

2年次 検査手技の学びが始まりモチベーションがアップ。

座学に加え、視力検査や視野検査などの演習も多くなり、視能訓練士の仕事をイメージしながら学べるように。専門性が高まっていくにつれ、「頑張らなければ!」との思いも一層強くなりました。

3年次 実習を通して福祉や心理の学びの大切さを実感。

ご高齢の方へはゆっくり丁寧に、子どもには分かりやすい言葉で優しくなど、説明するスピードや声のトーンで患者さまの理解が変わることを実感。1年次の学びの大切さを理解できました。

4年次 患者さまの表情の変化から感じたやりがい。

3年次の反省を活かし、患者さまに合わせた対応を意識。患者さまの表情がにこやかになり、やりがいも感じるように。視能訓練士としてこれからも学び続けたいと考え、大学病院に就職を決めました。

現場同様の設備、機器でしっかり練習。
様々な検査について、基礎的な技術の完成を目指す。

視能訓練演習室

視野計や視力検査装置など、実際の現場で使用されている検査機器を完備。実機を用いて検査方法と、機器の丁寧な扱い方を習得します。授業で使用されていない時間帯であれば、授業の復習や技術向上のために使用することが可能。定期試験の準備や、臨地実習前後の手技確認のため、たくさんの学生が利用しています。

ゴールドマン視野計

被験者の反応を確認しながら
進めるのが秘訣

片眼で一点を見つめた状態で見える範囲を手動で測定し、地図の等高線のように感度の高低を表現します。

OCT

大きな病気の早期発見に大活躍

近赤外光を利用し、網膜の断面図をスキャン。患者さま自身にほとんど負担をかけることなくミクロン単位の画像が得られます。

眼底カメラ

協力していただくための
声かけがとても大切

眼底(眼の奥)を撮影します。病気の状態の記録として、また造影剤を使用して変化している部位を特定する目的でも使用します。

国家試験対策も充実!

国家試験対策講座を設け、分野ごとに教員が解説。模擬試験で力を確かめながら指導を行い、国家試験合格に向け全力でバックアップします。4年次の総仕上げとして、合計約100コマの対策講座を開講。さらに並行して全5回の学内模擬試験を実施することで、到達度や課題を把握しながら合格を目指します。

学科の特長

医療機関での多様な実習機会を用意。研修やセミナーも充実しています。

規模や設備が異なる複数の現場で実践。
様々な視能訓練士の仕事を経験しながら、知識や技術を高めていきます。

実習先例

  • 大阪大学医学部附属病院
  • 兵庫医科大学病院
  • 北野病院
  • 市立貝塚病院
  • 第一東和会病院
  • 大月眼科本院
  • 渡部眼科
  • ヤマネ眼科

実習内容

① 実習前オリエンテーション

臨地実習前に実施。身に付けておくべき知識を確認します。また、実習に臨む姿勢について考え、自らの目標を設定して準備を進めます。

② 実習中のサポート

実習記録を、実習先の指導者が日々確認し、現場の視点で指導します。学内の指導教員も逐次状況を確認しながら実習をサポートします。

③ 事後指導

ゼミ単位で「臨地実習報告会」を開催。各自の体験を共有しながら、視能訓練士としての自身の課題を再認識し、次の学びにつなげます。

Student's Voice → 学外実習

吉永 茉由さん / 4年次生
熊本県・私立熊本国府高校出身

患者さまに向き合い、その方に合わせた言葉が大切だと実感。

学外実習で鍛えられるのは、コミュニケーション力と臨機応変に対応する力。例えば、検査の中で「まっすぐ見てください」と言っても、見え方や聞こえ方などによって、スムーズにできない患者さまもいらっしゃいます。「もう少し左を向いてみましょう」と言葉を変えたり、耳元でゆっくり説明したりといったことも必要なのだと知りました。最初は不安でいっぱいでしたが、患者さまからの「頑張ってね」の声が励みに。実習を重ねるごとに、次の実習が楽しみになっていきます。

課外活動でも、充実したプログラムの実施

視覚障がい者ガイドヘルパー養成研修

視覚障がい者の心理や、福祉サービスなどの知識からガイド技術までを学びます。受講後に、同行援護従業者養成研修一般課程修了者として、視覚に障がいのある方の外出をサポートしている学生もいます。

OHS視機能セミナー

外部より講師を招き講演会を開催。視能訓練士を中心に、近畿圏の眼科スタッフに多数ご参加いただいています。在学生が出席するのはもちろん、卒業生が大学に立ち寄る機会にもなっています。

STUDENT'S VOICE → 視覚障がい者ガイドヘルパー養成研修

鵜池 詠美さん / 2年次生
大阪府立山本高校出身

どんな声かけが役立つのかが分かり、サポートの自信に。

視覚障がいの方と一緒に街を歩き、坂道の角度は人によって感じ方が違うこと、マンホールのわずかな段差でもつまずきそうになることなどを体験。また、暖かい、寒いといった情報も実は視覚から得ている部分が多いと知り、より細かな情報を伝えることが大切だと分かりました。この経験と資格取得を機に、視覚障がいの方を見かけたら積極的に声をかけられるようになり、ボランティア活動への意欲も高まりました。

キャリアイメージ

視覚にかかわる各領域で卒業生が活躍中!

視能訓練士の仕事は大きく下記4つに分類されます。
総合病院や眼科クリニックなどでこれらの業務にあたります。

眼科一般検査

適切な診断・治療のために、視力・視野・屈折・眼圧をはじめ、幅広い検査を担当します。

ロービジョンケア

視機能が十分に回復しない方を対象に、必要な視覚補助具を選定し、その使い方を指導します。

視能矯正

弱視・斜視などの患者さまに対して、必要な検査及び機能回復のための視能訓練を行います。

検診業務

保健所や職場で行われる様々な検診に参加し、弱視や眼疾患の早期発見に貢献しています。

Topics

地域の方々と、在学中から向き合いながら実践力を強化。

子ども保育学科と連携し、一部のゼミで2月に開催される遊びフェスタで3歳前後のお子さんの視力検査「練習」を行っています。3歳児健康診査の際の視力検査は、視覚発達の様子を捉えるのにとても大切な機会だということを体験を通じて学びます。同時に、ご家庭でもお子さんと保護者の方がスムーズに検査を行えるようになるには、どう説明すれば分かっていただけるのかを学生が自ら考え、実践しています。

就職実績

専門職就職率100%!

2019年3月卒業者(抜粋)

  • 東近江市立能登川病院
  • いくの眼科
  • カトウ眼科
  • 小池眼科クリニック
  • 田中眼科医院
  • 増進会本田眼科クリニック
  • 渡部眼科
  • 新緑会森井眼科医院
  • 香里ヶ丘有恵会病院
  • 兵庫医科大学病院
  • 順天堂大学医学部附属静岡病院
  • 河野眼科クリニック
  • 参樹会大月眼科本院

リーフレット等

地域・おめめの健康サポート運動