理学療法学科

理学療法士(国)受験資格とアスレチックトレーナー資格のダブル取得が可能。
スポーツ選手の支援に強く、チームで患者さまの支援に取り組める理学療法士へ。

取得可能な資格等

  • 理学療法士(国)受験資格
  • JATAC認定アスレチックトレーナー資格

学生インタビュー動画(YouTube)

学びのポイント

ハイテク機器や最新の設備がそろう
テクノロジーの発達により、医療・理学療法分野のハイテク化が進んでいます。そのため、先端機器の操作に対応できる知識や幅広い工学の知見を持った、医工連携を推進できる理学療法士が求められます。
2016年4月に新設された本学科では、最新の機器・設備を整備。少人数制のきめ細やかな指導によって、機器操作などの技術をじっくりと学ぶことができます。
アスレチックトレーナーの
資格取得が目指せる
スポーツの現場において、ケガをしたときの応急処置や傷害の評価、傷害予防のための訓練などを担う専門職、アスレチックトレーナー。アスリートの身体機能を高いレベルで回復・改善することが求められます。本学科では、JATAC(ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会)認定アスレチックトレーナーの資格取得が可能。現場経験のある教員がバックアップしていきます。
社会福祉学、心理学の視点を持った
理学療法士へ
理学療法士の仕事は主に病院内から在宅まで連続します。退院後も生活が続く患者さまのことを考えるには、その方の生活環境や心理状態にも配慮することが大切です。本学では全学共通の「基礎科目」によって、社会福祉学や心理学といった学際領域を学ぶことができ、横断的な学びで、幅広い視点を獲得していきます。

PROFESSOR'S MESSAGE

理学療法学科 学科長
山野 薫 教授

資格だけでは不十分。
高い志を持った理学療法士へ。

超高齢社会に突入した日本では、年々リハビリテーションのニーズが高まっています。それに伴い理学療法士の国家試験受験者数も増加。毎年約1万人ペースで理学療法士(PhysicalTherapist(PT))が誕生していることになります。
そしてPTが増加している分、その"質"が問われていることも事実です。専門的な技術と知識はもちろんのこと、人間性や主体性が求められてくることでしょう。例えば、子どもから高齢者、アスリートまで様々な対象者の立場に立てるか、リハビリテーションの方法を論理的に説明できるか、かかわる人たちからの信頼を得ているか。こういったことをどれだけ意識し、行動できるかが大切です。国家資格取得はゴールではありません。医療人として大切な「学び続ける姿勢」を、本学科で身に付けて欲しいと願います。

学びの体系

人間科学の理念に基づき、理学療法士として必要な知識、技術、人間力を養うためのカリキュラムを整備しています。

理学療法学科の履修モデル
  • アスリートの支援ができる
    JATAC認定アスレチックトレーナーとして、選手をサポートできる理学療法士を目指します。
  • 幅広い対人ケアができる
    理学療法士が対象とするのは0歳からお年寄りまで。身体の成長段階に応じたケアを学びます。
  • 心理的ケアができる
    全人的ケアの実践のため、心理学の知識を兼ね備えた理学療法士を育成します。
  • ハイテク化に対応できる
    先端機器の操作に対応できる知識や、幅広い工学の知見を持つ理学療法士を目指します。
  • スポーツ障がい予防の能力を有する
    スポーツ障がいの予防と治療に関する技能を持ち、スポーツへの理解が深い理学療法士へ。
  • 地域リハビリテーションに長けている
    在宅や地域でのリハビリテーションに対応でき、福祉領域の知識も有する理学療法士を育成します。
  • 学びのサイクル
    講義・演習・実習の3形態を基本に学びを深めます。理学療法士にとって必要な知識や技術をしっかりと習得した上で、現場で活躍できる実践的な能力を養います。
  • 学びの基礎
    人間科学の基礎領域(保健衛生学・社会福祉学・心理学)を土台に学びを進めることで、幅広い知識と高い倫理観を身に付けた理学療法士を目指します。

理学療法士とは

立つ、座る、歩くなど、日常生活における基本動作の回復、維持、悪化の予防を支える専門家。

主な仕事内容

運動療法による治療

身体の全体又は一部を動かすことで症状の軽減や機能の回復を目指します。理学療法士自ら、又は器具、患者さま自身の力により運動を行い、改善を促します。

物理療法による治療

熱や電気などの物理エネルギーを外から加えて治療を実施。痛みの緩和や循環の改善などを図ります。治療の際には様々な器具を扱います。

日常生活動作訓練による治療

食事、衣服の着脱、排泄、入浴など、日常生活を送る中で必要な動作を対象に、自立して行えるように動作の獲得訓練を行います。

4年間の学び

本学科では、1年次から段階的に力が身に付くカリキュラムを設定。
高度な知識・技術を持つ理学療法士を養成します。

「スポーツ障がい予防の能力を有する」履修モデルの展開図

1

前期 後期
FA演習Ⅰ

大学での学び入門

人間科学演習Ⅱ

チーム支援への学びを深める。

人間科学演習Ⅰ

コミュニケーション能力の向上

生理学Ⅰ・Ⅱ
理学療法概論

理学療法士や他のリハビリ職に関する理解を深める。

身体運動学

身体の運動メカニズムや各関節の構造・機能と運動器疾病・スポーツ傷害との関連を学ぶ。

2

前期 後期
内科学

内科疾患が精神的・身体的にどのような影響を及ぼすのかを理解する。

リハビリテーション医学

身体に障がいが残る患者さまの負担を軽減し、残された能力を最大限引き出すための術を医学的視点から学ぶ。

運動器障害理学療法学

運動器障害に対する知識や評価、治療プログラムの作成について学ぶ。

発達障害理学療法学
理学療法学実習Ⅰ

臨床実習施設において、理学療法を体験する。(1週間)

義肢装具学演習
3

前期 後期
スポーツ傷害学演習

スポーツ外傷の種類や特徴を学び、その障がいを予防するための知識、技術をテーピングなどをふまえ実践的に学ぶ。

スポーツトレーニング論
評価学総合演習

様々な症例を教員が提示し、学生を模擬患者として疾患の評価から治療プログラム立案までの一連の評価過程を学ぶ。

地域理学療法学

医療・福祉において在宅リハビリテーションの役割が高まっている。地域におけるリハビリテーションの諸制度や方法、理学療法士の役割について学ぶ。

呼吸・循環障害理学療法学演習
理学療法学実習Ⅱ
4

前期 後期
理学療法学実習Ⅲ

3年次生までに学習した理学療法に関する知識や技術を実習先で実践し、理学療法士として社会で活躍するための経験を積む。(14週間)

国家試験対策

授業紹介

運動療法による治療を学ぶ

呼吸・循環障害理学療法学演習
呼吸・循環障害の医学的知識を基に、対象者の障がいの程度の把握、適切な運動療法の選択・実施、得られた治療結果について考察することで、より効率的な治療プログラムの立案に役立てることができるよう、臨床場面を想定した演習を行います。

物理療法による治療を学ぶ

物理療法学演習
身体外部から刺激を与え、身体の持つ自然回復力を活性化させる物理療法。安全かつ効果的に実施するための機器の操作方法や物理エネルギーの法則、生体組織の反応などを学んでいきます。

日常生活動作訓練による治療を学ぶ

運動器障害理学療法学演習
運動器疾患は理学療法の対象の中でも多くを占め、症状も多様であるため、評価方法や治療手段の理論を整理し理解することが大切です。演習・実技を通じて理学療法における対象者の評価と治療技術を習得します。

充実の学外実習

理学療法士の国家資格取得のために欠かせない実習。
現場での経験を通じスキルを身に付けるとともに、協働する他職種への理解も深めます。

3ステップで現場力を磨く学外実習

2



見学実習1週間

施設及び治療の現場を見学するとともに患者さまとのコミュニケーションを学びます。

  • 施設内、治療場面の見学
  • 理学療法対象者の理解
  • 施設や理学療法士の役割、機能の考察 など
3



評価実習3週間

各種検査・測定の実施方法及び、治療計画の立案方法を習得します。

  • 医学的、心理的、社会的な情報の収集
  • 対象者との面接
  • 適切な検査の選択、実施 など
4



総合臨床実習14週間

情報収集から治療の実施・検証まで、理学療法の一連の過程を学びます。

  • 情報収集から治療プログラムの立案
  • 対象者への説明、治療の実施 など

主な実習先(予定)

  • 医誠会病院
  • 茨木医誠会病院
  • 大阪府済生会富田林病院
  • 城東中央病院
  • 摂津医誠会病院
  • 田中病院
  • 牧リハビリテーション病院
  • 京都リハビリテーション病院(旧 京都伏見しみず病院)
  • 園田病院
  • 野瀬病院
  • 山の辺病院 など

最新の設備・機器

現場でのニーズに対応できるよう設備・機器を整備しています。

運動療法室・物理療法室

トレッドミル、自転車エルゴメーターなどの機器を用いて身体機能の改善を図るための運動療法を学びます。また、電気刺激治療器、温熱刺激治療器などを用いた物理療法の演習も行います。

検査・評価室

治療前に各種検査器具を用いて、対象者の運動機能に関する検査及び評価を行います。
学生に対して十分な数のベッドを用意。臨床の場を想定して、様々な症状の検査を実践的に学びます。

電気刺激治療器

電流によって患部を刺激し、血流を促進させることで、筋肉の張りや関節など広い範囲の痛みを和らげます。総合病院や介護保険施設など多くの施設で利用されています。

筋機能解析装置

障がいがある方やアスリートまで幅広い人を対象として、筋力や各関節の筋機能を詳細に評価します。実際に装置に触れ、操作方法や解析結果の解釈について学びます。

キャリアイメージ

理学療法士の活躍のフィールドはますます広がっています。

チーム支援を行う 理学療法士

様々な専門職と連携するためには、「コミュニケーションスキル」や「幅広い専門知識」が求められます。

医療分野
日常の基本動作の改善を図る

日常生活において身体を上手く動かすことができないなどの身体機能を回復するための治療や、歩く、座る、立つといった基本動作の改善を図るための訓練などを行います。

主な就職先
  • 大学病院
  • 総合病院
  • リハビリテーション病院 など

スポーツ分野
故障した選手の機能回復を目指す

故障した選手の現場復帰の支援や故障しにくい体づくりのトレーニング指導などを担当。アスレチックトレーナーの資格を取得すればメディカルスポーツトレーナーとしての活躍も期待できます。

主な就職先
  • プロスポーツ
  • 実業団
  • 大学
  • スポーツ関連企業 など

福祉分野
自立のための予防的ケアを実施

主に高齢者や身体障がい者の方を対象に、自立した日常生活が送れるように予防的な対応や機能訓練、身辺の自立に向けた日常生活動作の訓練などを行います。

主な就職先
  • 介護老人福祉施設
  • 障がい者支援施設
  • 訪問リハビリテーション など

子ども分野
成長に応じて身体機能の発達を促す

障がいのある子どもに対して、自立した日常生活に向けての治療や訓練などを行います。身体機能の発達を促すことを目的とした取り組みが中心となります。

主な就職先
  • 総合病院の小児リハビリテーション
  • 小児専門病院
  • 肢体不自由児施設 など

卒業後の進路

リハビリテーションにおいて、中心的な役割を担う理学療法士。
医療機関をはじめ、福祉施設、教育機関、スポーツの現場など、今後、ますます幅広い分野での活躍が期待されます。

  • 病院
  • 老人保健施設
  • 老人福祉施設
  • 障がい者支援施設
  • 診療所
  • 児童福祉施設
  • 企業(スポーツ、健康、介護などの関連企業)

TOPICS

片岡 幸雄 客員教授

理学療法士+アスレチックトレーナーの学び

スポーツの現場において、選手がケガをしたときの応急処置や傷害の評価、現場復帰までの計画、傷害予防の訓練などを担う専門職がアスレチックトレーナーです。理学療法士は日常生活への復帰を目指しますが、アスレチックトレーナーはスポーツの現場への復帰を目的とし、より高いレベルでの機能回復や改善が求められます。そのため、スポーツ科学やスポーツリハビリテーションといった専門技術・知識が必須。スポーツの盛んな本学では、恵まれた環境の中、スポーツに特化した学びを実践していきます。

PROFESSIONAL'S VOICE

神谷 圭さん
医療法人相馬病院 リハビリテーション科 勤務
職種:理学療法士

患者さまの想いを受け止めながら一緒に、
日常生活を取り戻していく。

緊急的な手術や処置を行う急性期病棟で、リハビリテーション科の理学療法士として勤務しています。入院、術後の早い段階から医師や看護師と連携し、寝返り、立ち上がり、歩行といった基本動作における身体機能の改善や低下の抑制などを目的にリハビリテーションを行うにあたり、何よりも難しく、大切なのは患者さまとの信頼関係です。どれだけ相手の想いを理解し共感できるかが、理学療法士に欠かせない資質ではないでしょうか。「相手を理解したい」という強い気持ちがあれば、そこに伴い知識や技術も身に付いてくると、私は信じています。

学科専門科目のカリキュラム

理学療法士の国家資格をはじめ、JATAC認定アスレチックトレーナーの資格を取得するために必要な科目を取り揃えています。チームで支援に取り組める理学療法士として、コミュニケーションスキルや他分野における専門知識を養う科目も充実。

学科専門科目

1年次

  • 解剖学Ⅰ
  • 解剖学Ⅱ
  • 解剖学演習
  • 生理学Ⅰ
  • 生理学Ⅱ
  • 人間発達学
  • 神経内科学Ⅰ
  • 整形外科学Ⅰ
  • チーム医療論演習
  • 理学療法概論
  • 身体運動学
  • 評価学総論

2年次

  • 生理学演習
  • 病理学概論
  • 運動発達学演習
  • リハビリテーション医学
  • 内科学
  • 神経内科学Ⅱ
  • 整形外科学Ⅱ
  • 救急措置法演習
  • 身体運動学演習
  • 病態運動学
  • 運動器系評価学演習
  • 神経系・循環器系評価学演習
  • 運動療法学総論
  • 運動器障害理学療法学
  • 運動器障害理学療法学演習
  • 生活環境論
  • 脊髄障害理学療法学
  • 神経系障害理学療法学
  • 発達障害理学療法学
  • 呼吸・循環障害理学療法学
  • 義肢装具学
  • 義肢装具学演習
  • 理学療法学実習Ⅰ

3年次

  • 臨床心理学
  • 小児科学
  • 画像診断学
  • スポーツトレーニング論
  • スポーツバイオメカニクス
  • スポーツと健康
  • スポーツ科学論
  • スポーツ科学実践論
  • 評価学総合演習
  • 応用評価学演習
  • 物理療法学
  • 物理療法学演習
  • スポーツ傷害学演習
  • 生活技術学演習
  • 脊髄障害理学療法学演習
  • 神経系障害理学療法学演習
  • 発達障害理学療法学演習
  • 応用発達障害理学療法学演習
  • 呼吸・循環障害理学療法学演習
  • 高齢者理学療法学
  • 地域理学療法学
  • 臨床実習前学内演習
  • 理学療法学実習Ⅱ
  • 理学療法学演習ⅠA
  • 理学療法学演習ⅠB

4年次

  • 生化学
  • 免疫学
  • 分子生物学
  • 薬理学
  • 理学療法学実習Ⅲ
  • 理学療法学演習Ⅱ
  • ※カリキュラムは変更になる場合があります。
  • ※理学療法学科では、理学療法士国家試験受験資格取得を卒業要件とします。

リーフレット等

理学療法学科による女子バスケットボール部支援プロジェクト

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