理学療法学科からのお知らせ

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授業紹介「身体運動学演習」誘発筋電計

2年次生前期開講の『身体運動学演習』では、機器を使用して測定を行う演習があります。
(1班20名に分かれて3回シリーズで演習を受けます。)

2班は、誘発筋電計(ニューロパックS1)を用いて、運動神経伝導速度検査について学びました。

運動神経伝導速度検査は、神経疾患の診断のため病院において医師などが行います。また、理学療法士国家試験においてもよく出題されています。

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演習では、誘発筋電計の仕組みを学んだあと、記録電極と刺激電極を手にとって確認し、班員全員が一人ひとり電気刺激を受けました。

「ピリピリする」、「痛くはないけど、チクチクする」など敏感に反応する学生もいましたが、患者さんが受ける検査なので理学療法士を目指す学生としてしっかり体験していました。

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まず、正中神経の手関節部(手首の位置)で電気刺激して波形※を記録しました。
※M波と呼ばれる波形です。

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次に、正中神経の肘関節部で刺激して波形※を記録しました。

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演習では2グループを作り、リーダー、被検者、操作係、皮膚温計測係などに分かれて全員が協力して行いました。

1グループ目は教員のアドバイスによって協力して検査を行い、2グループ目は1グループ目の様子を見ていて「見て学ぶ」精神で、教員のアドバイスがなくても自主的に検査を行っていました。

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検査を終えたあと、得られたグラフから運動神経伝導速度を計算する方法を討議しました。

ディスカッションで意見を述べるとき、知識を引き出して自分の言葉でまとめます。
聞いている人は、その意見が正しいか考えながら聞きます。
このような過程を通して、解剖学や生理学で学んだ内容の理解が深まったと感じています。

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誘発筋電計による検査は、客観的かつ定量的なものです。

理学療法研究の手段を学習する3年次「応用評価学演習」では、H波、F波、長潜時反射、サイレントピリオドなど他の検査についても学ぶ予定です。

演習後には、レポート課題が出されます。演習で学んだ内容をレポートにまとめることで、理解が深まります。

「レポートの数が多くてたいへんだ」と聞きますが、レポートを多く書くことは「成長へのプロセス」ですので乗り越えましょう。

理学療法学科教員
廣瀬浩昭