社会福祉学科

社会福祉士及び精神保健福祉士の国家試験受験資格に、
スクールソーシャルワーカー資格を加えた3資格の同時取得が可能。

取得可能な資格等

  • 社会福祉士(国)受験資格
  • 精神保健福祉士(国)受験資格
  • スクールソーシャルワーカー資格(課程修了証明)※1
  • 社会福祉主事任用資格
  • 児童福祉司任用資格※2
  • 身体障害者福祉司任用資格
  • 知的障害者福祉司任用資格
  • ※1 所定のカリキュラムを修了し、社会福祉士又は精神保健福祉士の国家試験に合格することで、一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟の修了証が交付されます。
  • ※2 卒業後指定施設での実務経験(1年間)が必要ですが、社会福祉士国家試験もしくは、精神保健福祉士国家試験に合格している場合は実務経験が不要となります。

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  • ※1 新卒者(2017年度卒業生)の合格率
  • ※2 順位は福祉系大学等(受験生10人以上)のうち新卒者(2017年度卒業生)の合格率による
  • ※3 順位は保健福祉系大学等(受験生10人以上)のうち新卒者(2017年度卒業生)の合格率による

学科紹介・学生インタビュー動画(YouTube)

学びのポイント

主体的に学び、
自らの将来を広げる1年次の学習
入学当初から、きめ細やかな少人数制の学びで、観察力・客観的視点・コミュニケーション能力など人間力を育成。さらに、フィールドワークで多様な現場を知ることで、将来の可能性を広げ、学習意欲の向上につなげます。
専門性と実践力を高める
コース制&豊富な実習
目指すキャリアに沿った専門性を高められる4コースを用意。また、高齢者・障がい者・医療・教育・児童など、多様な分野の現場で学外実習を実施。知識と実践力を備えた質の高いプロフェッショナルとしての成長を目指すことができます。
トリプルライセンス取得が
目指せるサポート体制
社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験対策講座では、専門教員がきめ細やかに指導。合格率は関西の私立大学でトップクラスです。スクールソーシャルワーカー資格の取得も、現場経験の豊富な教員が強力にバックアップします。

PROFESSOR'S MESSAGE

社会福祉学科
山中 徹二 助教

社会に変化が起こるたびに、
社会福祉の領域は広がっていく。

今、社会はどんどん「生きにくく」なっているといわれています。高齢化はもちろん、二極化する経済格差などがその理由です。社会福祉とはそもそも「あらゆる人が豊かに生きる」社会をつくること。そう考えると社会福祉の現場は「高齢者施設や障がい者施設だけ」という制約はありません。また、ひきこもりや子どもの貧困などこれまで見過ごされていた問題も、私たち専門家から見れば社会福祉の問題として浮かび上がってくることが多くあります。社会福祉とは、認識の少なさから見過ごされがちな社会課題と向き合うための実践でもあるのです。私自身、大学時代にアルバイトを通して出合った社会福祉の幅広さとやりがいにのめり込み、仲間たちと社会福祉のNPO法人を起業しました。当初は障がい者や高齢者を対象としていた事業は今、教育分野など幅広い分野で事業を展開するようになりました。変化する社会から表出された課題に気づくたび、社会福祉の領域は広がっていきます。それは、これまで出会わなかった人たちの人生をともに生きることでもあります。他者を豊かにするだけでなく、自分自身の人生を豊かに彩る学びへ踏み出してみませんか。

PROFESSIONAL'S VOICE

三河 葵さん
2017年3月 社会福祉学科卒業
NPO法人 HELLOlife 勤務

福祉の在り方は、ひとつじゃない。
私たちの想いやアイデアの数だけ、創り出していけるもの。

社会福祉とは、困っている人はもちろん、あらゆる人の「その人らしい幸せ」をつくることなのだと思います。私が勤める「HELLOlife」は、起業された理事の「ふつうのしあわせをつくる」「あらゆる人の人生の選択肢を増やそう」という想いから生まれたもの。その考えに共感し、飛び込みました。現在HELLOlifeは、大阪府が運営する総合就業支援施設「OSAKAしごとフィールド」の運営を委託され、私もそのスタッフの一員として働いています。就労や福祉という概念にとらわれず、どんな人でも入りやすく、気軽に仕事探しや人生探し、相談を行えるよう、これまでにない空間づくりにも挑戦しています。「誰もが自由に集える公園」をイメージし、芝生のエリアや、山型ベンチも設置しました。元々、「福祉の仕事がしたい」と思っていた私にとって、ここは既成概念を取り払い続けてくれる場所。福祉は人と向き合う仕事だけでなく、人と人が向き合いやすい環境をつくっていく幅広い取組なのです。先日はこの場所で「LGBT100人会議」も実施。一人ひとりの「ふつうの幸せ」のため、私たちにできることはいくらでもある。そんな広がりとやりがいを感じる毎日です。

現場の"いま"を知る学び

多様な社会福祉現場での経験が、将来につながる。

豊富な実践の場

精神保健福祉実習の実習先のひとつである社会福祉法人のぞみ福祉会ブルーリボン(障害者生活介護事業所)では、継続的に本学の在学生を非常勤スタッフとして受け入れてくださっています。職員として働きアドバイスしてくださる卒業生もいて、実習に行く前から喫茶型の施設でスタッフとして障がいのある方とともに働き、4年次の実習で専門的な支援を経験することで、これまで学んできた知識や技術を深めることができます。

コース紹介

総合社会福祉コース

幅広い福祉の専門知識・技術を学び、
社会福祉士を目指す。

子どもから高齢者、障がい者など、すべての人がその人らしい生活を送れるように知識・技術を身に付けます。利用者さんや他職種とのコミュニケーションも学習。問題をかかえる人に寄り添い、その人自身が解決できるよう、支援する力を養います。

目指せる進路
  • 地域包括支援センター
  • 特別養護老人ホーム
  • 社会福祉協議会
  • NPO など

精神保健福祉コース

精神障がいの専門知識や援助技術を学び、
精神保健福祉士を目指す。

うつ病や薬物依存症といった精神疾患の社会的背景と人権課題を理解し、回復と生活の再建に必要な社会環境の調整や、疾患により損なわれた力を取り戻すための支援方法を学習。地域社会との共生・協働を促進させる手法も習得します。

目指せる進路
  • 精神科病院
  • 精神科診療所
  • 相談支援事業所
  • 就労支援事業所 など

医療ソーシャルワークコース

医療現場で患者さまやその家族がかかえる
問題をサポートできる力を身に付ける。

病気への不安、入院費など悩みをかかえる方々に対し、医師や各機関と連携し、福祉の立場から支援できる医療ソーシャルワーカーを目指します。病院や施設の現場を知る教員から、実体験や実学的知識、現代の医療問題について学べます。

目指せる進路
  • 病院
  • 診療所
  • 老人保健施設
  • リハビリテーションセンター など

子ども・学校ソーシャルワークコース

不登校やいじめ、家庭問題に苦しむ子どもたちに
福祉の視点で支援できる力を身に付ける。

不登校やいじめ、非行など複雑化する学校問題に子ども、先生、家庭、地域、関係機関などと連携して解決へ働きかけるスクールソーシャルワーカーを目指します。国内外の事例をもとに学び、子どもたち一人ひとりを支援できる力を身に付けます。

目指せる進路
  • 小学校・中学校
  • 児童相談所
  • 児童養護施設
  • 児童自立支援施設 など

Topics

多様な社会福祉士の活躍の場を、1年次から現場で学ぶ。

福祉フィールドワーク

社会福祉施設での実習やコミュニティ活動への参加を通じ、1年次から社会福祉士の仕事について体感することができます。事前の学習、実習中の日誌、そして実習後の振り返りを通じ、体験から多くの気づきを引き出します。

Pick Up 授業

相談援助演習Ⅱ

相談者の悩みや、本人も自覚していない環境の問題などをいかに引き出し援助につなげるか? 学生同士のロールプレイやディスカッション、ゲスト講義などを通じ考えを深めます。

人間福祉学演習

少人数のゼミ形式で、学生が主体となり研究活動を実施。プレゼンテーションとディスカッションを繰り返し、実践力や行動を言語化する力、考察力などを総合的に高めます。

4年間の学び

相談援助のプロフェッショナルに必要な、知識やコミュニケーション力などを段階的に身に付けます。

1年次 - 福祉の分野の多様性を知る。
前期
FA演習Ⅰ

大学での学び入門

人間科学演習Ⅰ

コミュニケーション能力の向上

相談援助演習Ⅰ

社会福祉に関心を持った自分についてどんな傾向があるのかを自己理解していきます。

後期
人間科学演習Ⅱ

他の対人援助専門職について知る

指定科目等講義

多様な現場ゲストによる講義

相談援助演習Ⅱ

貧困や障がいなど、社会問題について、相談援助職としての価値観を学習。

介護技術演習
福祉とセクシャリティ

福祉分野では避けては通れない「セクシャリティ」という課題に出会い、学び、理解する。

福祉フィールドワーク
2年次 - 各自の関心分野を定めていく。
前期
FA演習Ⅱ

現場ゲストによる講義

指定科目等講義

多様な現場ゲストによる講義

相談援助演習Ⅲ

相談援助職としての実際のスキルをロールプレイを通して身に付けていきます。

後期
プレ演習

現場見学訪問

指定科目等講義

多様な現場ゲストによる講義

相談援助演習Ⅳ

フィールドに出て、人々が生活の中でどの様な問題をかかえているかを考えていきます。

相談援助実習指導Ⅰ

半日見学実習

3年次 - 演習、実習を通して福祉現場とのマッチングを実施。
前期
指定科目等講義

多様な現場ゲストによる講義

相談援助実習
人間福祉学演習Ⅰ

卒業論文作成準備

相談援助実習指導Ⅱ
後期
相談援助実習
相談援助演習Ⅴ

相談援助実習修了者がスキルと知識を更に深化。将来に向けての準備を行います。

人間福祉学演習Ⅰ

卒業論文作成準備

相談援助実習指導Ⅲ
4年次 - さらに、各自の「目指す福祉」とのマッチングを実施。
前期
スクールソーシャルワーク実習
精神保健福祉援助実習
人間福祉学演習Ⅱ

卒業論文作成

国家試験対策講座
(社会福祉士・精神保健福祉士)

国家試験対策

後期
課外活動
現場経験豊富な教員が多い本学では、ボランティアの斡旋も活発です。またボランティアや実習先での活動が就職につながることも少なくありません。

先輩の4年間をCHECK!

現場での発見を原動力に、大阪府の未来を変えていきたい。

2018年3月卒業 水谷 隆さん
大阪府・私立箕面自由学園高校出身
大阪府職員(社会福祉職)

1年次 異なる価値観を受け入れるって、大切。

「相談援助演習」での議論では、福祉における自分の視野の狭さに驚きました。更に驚いたのは、「違いを受け入れることで、自分の考えも進化させる」という考え方。将来現場で出会う様々な人の価値観にしなやかに対応し、自ら変化していく必要性を学びました。

2年次 相手の理解に必要なのは感覚より理論!

子どもが好きで、スクールサポーターのボランティアに。でも生徒と接する中で「どうして授業に集中できないのか」など気持ちが分からなくなることもありました。感覚や推論だけでは理解できないこともあり、心の発達の理論をもっと学ばなければと痛感しました。

3年次 置かれる環境一つで、人は変われるんだ。

非行などの過去を持つ子どもが暮らす児童自立支援施設へ実習に。そんな過去が感じられないほど真面目なみんなと、愛情を持って接する寮長の姿を見て、「受け入れてもらえるという安心感が人を変える」のだと確信。子どもの環境調整にも関心が芽生えました。

4年次 「一人ひとり」も「府全体」ももっとより良い社会に。

公務員としてなら、社会福祉士として一人ひとりの生活により深く寄り添っていけるだけでなく、社会制度を変えることで彼らを支える環境づくりにも携われるはず。困っている人の環境を変えて、社会福祉の力で地元・大阪をより良くしていきたいです。

学科の特長

充実の学外実習で、トリプルライセンス取得を後押し。

児童相談所、社会福祉協議会などの相談機関をはじめ、障がい児(者)施設、精神科病院、小・中学校など幅広く実習を体験。

3

社会福祉士 実習6月頃:12日間 11月頃:12日間

●福祉事務所・児童相談所・社会福祉協議会などの相談機関及び児童福祉施設・障がい児(者)施設、特別養護老人ホームなどの社会福祉施設・医療機関

実習施設

  • 医療法人 みどり会 中村病院
  • 社会福祉法人 大阪水上隣保館 遙学園
  • 社会福祉法人 堺市社会福祉協議会
  • 社会福祉法人 成光苑 せっつ桜苑
  • 社会福祉法人 ライフサポート協会 住吉総合福祉センター
4

精神保健福祉士 実習 6月頃~9月頃28日間

●精神科医療機関
●精神保健福祉関係施設
などの施設で、実際に業務にかかわりながら精神保健福祉士について学びます。

実習施設

  • 医療法人 小憩会 さわらび診療所
  • 医療法人 清風会 茨木病院
  • 社会福祉法人 あけぼの福祉会
  • 社会福祉法人 精神障害者社会復帰促進協会 ふれあいの里
4

スクールソーシャルワーカー資格 実習 9月頃~11月頃10日間

●小学校・中学校など

実習施設

  • 堺市教育委員会
  • 吹田市教育委員会
  • 摂津市教育委員会
  • 東大阪市教育委員会

SPECIAL VOICE

藤本 彩さん
2017年3月卒業
国立病院機構 兵庫中央病院 勤務

複合的な現場の課題に、
トリプルの専門性で応えたい。

希望していた専門性の高い病院に勤務し、様々な患者さまに向き合っています。そうした中で感じるのは、患者さま一人ひとりが異なる背景や課題をお持ちで、しかも課題は複合的であるということ。トリプルライセンスに挑戦する過程で得た多面的な視点や専門性が役立っています。在学中に3つの資格に挑戦するのは簡単ではありませんでしたが、先生方のアドバイスや応援で乗り越えたことも私の力。専門性と、大きな自信を手に入れました。

トリプルライセンス取得!

  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • スクールソーシャルワーカー

キャリアイメージ

学科での幅広い学びを活かし、多様な進路が開けます。

社会福祉の学びを活かす分野はどんどん広がっています。病院や障がい児(者)施設はもちろん、いじめ・虐待などの問題をかかえる学校や児童相談所、就労・失業者や低所得者を支える支援センター・事業所など。福祉に関する様々な相談に応じ、問題解決する力が、現代社会において必要とされているのです。

多様な社会福祉分野で活躍する卒業生

  • 高齢分野

高齢者虐待や成年後見制度などの問題を、
ご本人やご家族と一緒に解決へ。

高齢者の方々に充実した生活を提供する
社会福祉法人 慶徳会
茨木市地域包括支援センター 常清の里
(社会福祉士)

2013年3月卒業 山本 瑞枝さん
地域の高齢者に関する相談を受け、解決に向けた支援をしています。民法など広い知識が必要で大変な面もありますが、相談者さんの笑顔のために頑張れます。

  • 教育分野

子どもが思い描く未来へ羽ばたけるように。
先生や保護者とともに支援しています。

地域の生徒たちの未来を育む
茨木市役所 茨木市教育委員会
学校教育支援グループ 学校教育推進課
(スクールーソーシャルワーカー)

2016年3月卒業 甲斐 啓人さん
小・中学生が家庭や学校で安心・安全に過ごせるよう、周りの大人とも協働し、環境づくりに励んでいます。生徒だけでなく、先生の力にもなれる仕事です。

  • 地域分野

福祉のあらゆる仕事にかかわり、
「より良い地域社会」をつくっています。

地域福祉の推進を行う
社会福祉法人 岬町社会福祉協議会
(社会福祉士)

2015年3月卒業 西田 方哉さん
仕事の幅が広く、子どもや高齢者、障がい者など多くの人とかかわることができます。今はそのご家族や関係者が必要とする"社会資源"の開発に挑戦中です。

  • 障がい分野

かかわり方次第で、利用者さんが
良い方向へ変わっていく喜びがあります。

障がいを抱えた利用者さんの自立を後押しする
社会福祉法人 愛和会
多機能型事業所 あすなろ
(生活支援員)

2012年3月卒業 池尻 麻美さん
利用者さんが生産活動に意欲的に取り組めるような仕組みづくりや、安心して楽しく過ごせるような声掛けなど、日々工夫して様々な支援をしています。

  • 医療分野

「相談に来て良かった」と患者さまに
言っていただける医療ソーシャルワーカーに。

働く人の生活を医療の面から支える
大阪労災病院 メディカルサポート センター
(医療ソーシャルワーカー)

2011年3月卒業 安部 成美さん
病院に来られる患者さまやご家族の抱える不安・悩みを聞き、関係する職種や機関につないでいます。勉強会などにも参加してブラッシュアップに励んでいます!

  • 障がい分野

常に新しい風を取り入れ、利用者さんの
ニーズに合うサービスを提供しています。

障がいのある子どもや大人の自立を支える
特定非営利活動法人 J-pal
ヘルプセンターぽっぷ

2006年3月卒業 大南 佑太さん
居宅介護事業所のサービス提供責任者をしています。対人援助職は、自身の努力次第で利用者さんの生活をより良くできる可能性を秘めています。

  • 医療分野

「誠実に向き合う姿勢」を忘れず、
患者さまの人生を一緒に考えています。

患者さまのこころと向き合う
医療法人清心会 八尾こころのホスピタル医療福祉支援課
(精神保健福祉士)

2014年3月卒業 岩切 沙紀さん
患者さまの退院支援や相談業務などを担当中。一人ひとり病状は様々ですが、喜びや苦しみを共有して一緒に前に歩んでいけることがやりがいです。

  • 行政分野

精神障がいの方の相談を医療機関などに
つなげて、解決のサポートをしています。

地域住民の健康や衛生を支える
大阪府 富田林保健所
(精神保健福祉相談員)

2015年3月卒業 和泉 謙吾さん
相談に来られる方は様々な問題を抱えていますが、根気強くかかわることで信頼関係が築け、良いサポートができるように。そのたびにやりがいを感じます。

※情報は取材時点のものです。