社会福祉学科からのお知らせ

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卒業生・安藤大志さん(11期生)の音楽活動を通した活躍!

安藤大志さんは、本学在学時からバンドを組み、Cramer Cramer のボーカルとして、

いまも音楽活動を展開されています。社会福祉学科の講義で、教材映像として使われているヴィジュアル・ノベル『貧困を背負って生きる子ども達-智の物語』(You Tube で是非ご覧ください)の前編の挿入歌である「せいくらべ」は安藤さんの作詞・作曲です。『智の物語』の制作に合わせて提供されました。

現在、大阪市西区にある子ども達の夜の居場所でギターを教える等、福祉と関わりながら音楽活動を続ける安藤さんにお話を伺いました!

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〇音楽を始めたきっかけは?

 ギターを始めたのは中1の時、親にギターを買ってもらって自分なりに弾き始めたのが最初。いつかライブがやりたいと思いながら、中3の時に文化発表会で演奏することができた。高校に入学し、軽音部に入ろうと思っていたけれど、自分の思っていたのとは少し違い、入部はせずにそのころから自分で曲を作り始めた。家でギターを弾きながら歌っていたら、家族からは音痴やからやめといた方がいいと言われて、くやしくて練習したっていうのがあります。でも、あるとき、さんざんなことを言っていた姉が僕の作った曲を口ずさんでいるのを聞いて、めっちゃ嬉しくて、、そこから、週に1曲のペースで曲を作りました。その頃、大好きだった「ゆず」の真似をして、クラスの友達に声をかけて、むりやり(笑)、路上で二人でライブをしていたのが高校時代。

 進路を考え始めた時、たまたまこの大学のパンフレットをみて、オープンキャンパスに参加した。福祉は介護のイメージしかなかったけど、子どもに関わる福祉もあるって始めて知って興味をもったのもあって、この大学に入学したい!って思ったのを覚えています。

〇大学生活では、どんなことがありましたか?

 大学ではオリジナル曲を、「バンド」でやりたい!という思いがあり、軽音部に入りました。授業では、やっぱり「子どもの福祉」が自分はキーワードで、児童養護施設のことを知ったりして、ものすごく刺激を受けて、そんな中でも大きかったのは3年次の社会福祉士の実習で実際に児童養護施設に行って、入所している子ども達と関わった体験です。一時保護所でのアルバイトも始めました。特に、一時保護所は外出の自由がなくて、子ども達はほとんど室内で過ごすんですが、ある時、ファンキーモンキーベイビーズって、すごいメッセージ性の強い歌を歌うグループが居たんですけど、その人たちの曲を聞いて、みんなで歌っていた時があって、鳥肌がたったんです。歌詞もみずに、みんなで歌っていて、音楽ってすごいなって思った。ずっと好きでやってきた音楽と福祉がつながった瞬間です。その頃、福祉現場で働くのか、音楽活動を通して誰かに働きかけるのか、葛藤を抱えながらも就職活動をしていたんですけど、一時保護所という限られた空間で、子どもたちが音楽に触れている時間は、しんどいことも忘れられるんだなと思った時に、音楽でやっていこうと決意が固まったんです。

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○「せいくらべ」が生まれた背景とは?

 3年次の前期のテストが終わった頃に、ゼミの先生から、授業でも見ていた「仁の物語」の続編をつくるので、曲をつくってみないかと声をかけてもらった。前期にちょうど、児童養護施設の実習に行った後だったので、自分の中にイメージはあった。実習中に感じたことや自分自身の生い立ちをおりまぜて作れたらいいなあと。歌詞の中に「うちはうち、よそはよそ」というところがあるんですけど、子どもの時、実際に親から言われたこと。このフレーズは絶対使いたくて。親と子どもの関係性をテーマとして作った。これは、この大学に入学したからこそ生まれた曲。自分にとっては大きな体験だった。

 それまで、家族のことも、育った環境のことも、外に発信できなかった。そのあたりも表現できるようになったのは、大学で児童福祉を学んで、似たような環境の子どもたちがたくさんいることを知って、それで、友人にも自分のことを話せるようになった。高校生の時には誰にも言えなかったこと。実習に行ったり、授業で学んだりしたことを通して、自分の中に大きな変化があった。その頃、家の中で色んなことがあったんですが、なんとか卒業することができ、卒業と同時に家から出て独立した。どんどん吹っ切れていった。「せいくらべ」を作って、歌わせてもらう機会をもらって、自分自身のことも語りやすくなって、この曲は、自分のことを表現するきっかけをくれた曲ですね。

〇卒業からこれまでの活動について教えてください。

 2014年3月にCramer×Cramerを結成したんですね。卒業後の2年間は一時保護所でのアルバイトも継続しつつ、音楽活動をメインにやっていました。2016年12月に寝屋川のライブハウスでライブをやって、翌年の1月からは一人での活動になったんです。一人になってからは、なかなか自分の活動イメージ通りにはいかずにモヤモヤしながらの活動が続きました。そんな中、周囲の人たちがものすごく手を差し伸べてくれるようになって。「音楽をやっている」と話すと、どんどん縁が広がっていって、歌わせてもらえる機会につながっていって、また、だんだんと歌うことや曲を作ることが楽しくなってきています。

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〇これからのチャレンジ

 2017年の年末に何かしたい!という思いが湧いてきて、CDをつくろう、ワンマンライブをしようって決めたんです。2017年はいろんな人に助けてもらった1年だったから、いろんな人と一緒に作っていくっていうコンセプトがはっきりとあったので、クラウドファンディングも始めて、音楽と自分が音楽を通してやりたかったこと、チャリティーという形でワンマンライブを開催しようとしています。クラウドファンディングは、いろんな人に知ってもらって助けてもらって成立するもの。チャリティー先は、一番身近な「子どもの居場所」。その活動の中で歌わせてもらってきたので、自分の活動で逆にその居場所の活動を発信したい。そう思うようになりました。

 これまでの活動を通して、大阪市西区にある一般社団法人こもれびの代表 水流添綾(つるぞえあや)さんと出会い、現在は月に1回あるギター教室や、夕刻の活動に参加させていただき、子どもたちと一緒にギターを弾いたり、一緒にご飯を食べたりしています。また、スタッフの菅野幸里(すがのゆきさと)さんから、ライブでの子どもたちと共演するキッカケをいただき、自分の中ですべてがつながった。チャリティーでやることに大きな意味がでてきた。居場所にあつまる子ども達にとって、ライブで演奏することはいい体験になるはず。将来、音楽の道を志す子もでてくるかもしれないしって。

 こもれびの夜の居場所は、みんなで遊んだり、勉強をしたり、ご飯を作って食べたりしている場。自分自身もそこにいることにだんだんとなじんてきた。子どもの表情を見ていたら、その場、時間が子ども達にとって大きな存在なんだと実感します。夕刻を支える場の活動をとおして、共演する子ども達の自信につながるといいなと思って、ライブを成功させたいです!

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⭐クラウドファンディングで以下の企画に挑戦中!

「子どもたちとのライブを実現したい!

 CDリリースとチャリティーライブへの挑戦!」

http://camp-fire.jp/projects/view/60289?token=2w66zh7z

⭐ライブ情報:チャリティワンマンライブ!

2018年8月18日(土) 開場15:30 開演16:00

会場:ライブハウス大阪キャンディライオン

アクセス:大阪市北区中沢3-5-14

大阪メトロ中崎町 徒歩4分  梅田・大阪駅 徒歩15分