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「L∞PIN'」学生活動紹介⑱

こんにちは、L∞PIN'(社会貢献活動推進会議)です。

今回は、社会福祉学科3年次生の大平沙希さんの活動をご紹介します。

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Q.どのようなボランティア活動をされているのか聞かせてもらえますか。

伊丹市社会福祉協議会が実施している「友愛電話訪問事業」でボランティア活動をしています。一人暮らしの高齢者を対象にボランティアが、毎週1回定期的に電話訪問をおこない、話し相手や安否確認などをさせていただく活動です。私は月に1回ほど活動をしていて、今年で2年目になります。電話訪問活動は二人一組でおこないます。学生は私一人だけで、私より経験年数の長い他のボランティアをされている方々に、いろいろと教えていただきながら活動に取り組んできました。

Q.この活動を始めたきっかけは?
私の周りでボランティアを始める友人が増え、私も何かできないかなと考えたのが最初でした。地元の伊丹市社会福祉協議会・市民活動センターに高齢者分野の活動がないか相談に行き、その際に紹介していただいたのがこの活動でした。電話訪問の様子も見学させていただきました。ただ、学生ボランティアは私だけでしたので、顔を合わせたことのない高齢者と電話だけで関係づくりをして、会話をすることができるかどうかとても不安でした。

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Q.ボランティアに取り組む中で得られたものや気づいたことはありましたか。

電話訪問のお相手とは、顔を合わせたことがない方々なので、まず相手のお人柄や生活の様子などをイメージできるように心掛けています。具体的には、体調のことや生活リズムなど何かお困りのことがないか、また近隣のご友人とどのように過ごされているのか等お伺いし、そのお話の内容から、相手のことをより理解するようにしています。ただ、電話なので表情が分からないうえ、いろんな想いを細かく把握することは、とても難しいことです。

また、私が電話をする数週間前に別のボランティアの方と電話をされていて、その方とはいろんなお話をされているのに、私の時はあまりお話されず電話を終えようとすることもあります。そういった時は少し悩むこともあります。何か聞き方が悪かったのか、不快な思いをさせたかなど、色々と考えてしまう時もありました。でも、そういった時は社会福祉協議会の方や、他のボランティアの方が話をされている様子を観察したり、相談させてもらったりします。皆さんにサポートしていただいているので、継続できていると思います。

それと、逆に沢山お話をしてくださる方もいます。本人からお身体の調子のことや、お孫さんのお話をしていただいたり、得意な献立を教えてくださったりすることもあります。「はい」、「いいえ」の返答で終わってしまう聞き方ではなく、本人が自由に返答できるような、こちらからの問いかけ方が大切だと思っています。

今年度、大学では高齢者分野に実習に行きました。その時にボランティア活動で経験したことが実際の高齢者分野での援助の中でも、とても大切なものだと気づかされました。お話されていることを「傾聴」し、相手のことを理解しようとする姿勢など、実際の援助の場面でも電話訪問での対応と共通することが沢山ありました。ボランティア活動と大学での勉強が結びついた部分だと感じています。


◆最後に一言お願いします。
大学で学んでいることと友愛電話訪問活動での経験を結びつけることで、より活動がしやすくなったり、実習など大学の学びが深まったりする場面がいくつかあり、活動に参加させていただきよかったなと感じています。残りの大学生活でも、この活動は続けて行きたいと思っています。

【編集後記】
実際顔を合わせないで電話口だけで関係性を築き、相手の想いを受け取るということはとても難しいことだと思います。またその中で、悩まれた時はご自身から周りの方々に相談し、乗り越えようと努力されている姿勢はとても素晴らしいことだと感じました。これからも頑張ってください!

ボランティアやルーピンに興味があれば、下記メンバーにお声かけください。
夢を叶えるための第一歩は、以外と簡単に踏み出すことができますよ。

【庄屋学舎】 山中(社会福祉学科)、平松(学生課 学生支援センター)、西山(学生課)、伴(教務課)

【正雀学舎】 山内(キャリアセンター課)、清水(入試広報センター課)

【C号館】  立本(医療福祉学科 視能訓練専攻)