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第28回 地域学術交流サロンを開催しました。

平成31年2月28日(木)14時30分から本学OHSホールで第28回地域学術交流サロンを開催致しました。

「地域交流から国際交流へ」をテーマに、カンボジアの実情を通して国際交流を理解しよう」をねらいとして、4名のシンポジストによるシンポジウムを実施致しました。

第1番目は摂津市男女共同参画推進団体から村田美香氏が、摂津市に在住する外国人の実数について紹介されました。現在45か国、1353人が在住されており、このような多くの外国人とともに生きている摂津市が多文化共生社会になるために私たちができるところから一取り組むことが大切であると述べられました。

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2番目は本学社会福祉学科2年次生纐纈健仁さんが平成30年12月に参加したカンボジアスタディツアーの実体験に基づく報告についてスライドを用いて説明されました。
若い感性から捉えたカンボジアの子どもの実情とそれでも輝いている子どもの笑顔について自らの思いをもって述べられました。

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3番目は、本学社会福祉学科 秦 康宏准教授がカンボジアへの車椅子寄贈の紹介からはじまり、カンボジアの福祉や教育の制度や実情から貧困等を巡る問題点を明らかにされました。
カンボジアの抱える課題と同時に、子ども一人ひとりの笑顔に触れ、子どもの可能性に言及されました。

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4番目のNPO団体であるグローブジャングルの森絵美子氏が、彼女自身のカンボジアとの出会い、そしてくっくま孤児院の子どもの状況、「今を生きる」子どもと子どもの笑顔の魅力を経験を通して熱く語ってくださいました。

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休憩をはさんで、前回くっくま孤児院の子どもたちが本学に来た時の動画を流してくださり、当時のくっくまの子どもたちと学生の暖かい交流場面を再現してみることができました。その時の学生さんに是非、見て欲しかったと思ったのがその感想です。

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参加者は50名弱で多くはありませんでしたが、テーマに興味関心のある方が参加くださり、カンボジアの子どもたちの笑顔を共有して、交流の輪を広げることが出来ました。小さな摂津市での地域交流の積み重ねが国際交流につながって行くことを確証できたようです。

そして、差し入れて頂いたカンボジアコーヒーで、交流をより深めることができました。
フロアーからの貴重なご発言もあり、参加者同士が援助すること、支援することの意義を共有できたのではないかと思います。

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カンボジアの子どもたちの為に何か出来ることから、ちいさなことから、少しずつでも一歩踏み出したいものです。

最後になりましたが、当日の募金が14,955円となりました。ご協力くださった皆様に感謝です。ありがとうございました。オークン(感謝)。