2010年2月アーカイブ

貝塚市寺田紡績・大山崎町聴竹居

植松ゼミでは、天候の良い10月に2回の見学会を行いました。2回とも先生と古建築などの勉強をされている、古民家探訪倶楽部(大阪府熊取町)の皆さんと一緒で、にぎやかな見学会となりました。
第6回見学会の10月4日(日)、貝塚市では寺内町や紀州街道沿いの古民家などが公開されており、先生の説明を聞き、見学先の寺田紡績(株)に向かいました。寺田紡績は、創業時には12,000坪の敷地に工場や社員住宅など多くの施設が建築されていましたが、現在8,000坪に縮小されたとのことですが、それでもとても広かったです。玄関付近や工場はレンガ造で、映画の撮影が行われたのもうなづけました(写真1・2)。事務所棟は昭和初期の建築で(写真 3)、床や腰壁のタイルがとてもレトロな木造建築です(写真4)。工場の内部は、鋸屋根を通して入る光が美しく、その明るさに驚きましたが、残念ながら撮影禁止です。帰り際、だんじりの試験引きを多くの人が見に来ており、泉州の祭りを感じました。

 

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第7回見学会は、10月18日(日)に京都府乙訓郡大山崎町の聴竹居を訪れました。聴竹居は、建築家の藤井厚二が、日本の気候・風土に適応した機能的な住宅のあり方を研究するため、昭和初期に設計した実験住宅の一つです(写真5)。室内は、可動間仕切りによる空間の構成、和洋折衷の生活様式の確立、居間を中心とした平面計画、台所回りなどの機能的な動線処理、床下から外部の風を室内に取り込むなど、快適で機能的な生活をするための様々な工夫がなされていて、見学していてとても楽しい住宅でした。天気も良く、絶好の見学日和でした(写真6)。

 

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今回で今年度の植松ゼミ見学会は終了になりますが、来年度も見学会を続けていきたいと思います。

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