2010年8月アーカイブ

今年も8月17日からキャリアグループ主催の社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験対策講座が始まりました。10.08.19_kouza.JPG今年は国家試験受験資格見込者のうち約8割の学生が受講しています。「全員合格」を合言葉に、1月の試験に向けて勉強を開始しました。
本学では、国家試験合格を目指す学生に、教職員が一体となり、さまざまなサポートを行っています。
国家試験受験対策講座では外部講師による160時間を超える講義や模擬試験を実施しています。
国家試験の受験対策授業として4年次後期に「社会福祉特論」を配当し、本学専任教員による講義を実施しています。他にも、教職員によるきめ細かな相談、指導を行っています。
大阪人間科学大学には、国家試験合格の目標を実現に導くプログラムが充実しています。


詳細は、国家試験サポートのページをご覧ください。
http://www.ohs.ac.jp/department/socialwelfare/state_examination.php

 

法隆寺を訪ねて

植松ゼミ11回目の見学会は、7月18日(日)に世界最古の木造建築として有名な、奈良の法隆寺を訪れました。5・6月の見学会が雨天で中止となり、久しぶりの見学会となりました。
古建築の見学では、その建築ができた時代背景を知ることが大切ですが、時代による様式や部材名称などを知れば、その建築に対する理解がより深まり、美しさを感じることができます。
法隆寺は飛鳥時代の建築といわれますが、実は670年に罹災した若草伽藍の様式を継承して、8世紀初めに中門(写真1)・金堂(写真2)・五重塔(写真3)・回廊などで構成される西院伽藍が再建されたと考えられています。

 

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写真1 写真2 写真3

細部を見ると、例えば、薬師寺などとは多いに異なっています。中門は、正面の柱の間が4つあります。これを柱間「四間」(よんけん)といい、多くの寺院の門では柱間が三間(さんげん)になっています。金堂は、創建以来多くの修理が施されていますが、昭和の修理でほぼ復原されました。なお、四隅に見える支柱は江戸時代のものです。金堂や五重塔に見られる、雲形の組物、卍くずしの組子が入った高欄、人字形の割束などが法隆寺様式の特徴となっています。

五重塔は、最下層から四層目までの柱間は三間ですが、最上層は二間になっています。構造技術が未発達な時代のせいでしょうか、古代の建築はこのような大胆な構造の処理をよくしています。最上層は近くから見上げると見えにくく、外観の見た目を重視したものと思われます。最下層から最上層へ向かって屋根が順々に小さくなっていくリズムがとても軽やかに感じます。その上には大きな相輪が立ち、全体のバランスを保っています。
法隆寺にはこの西院伽藍の他に、伝法堂(写真4)・夢殿(写真5)などがある東院伽藍があります。

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写真4 写真5

伝法堂は奈良時代の貴族の住宅を仏堂に改めたものです。屋根や軒の反りから、住宅にも大陸の影響が表れているのが窺えます。夢殿は八角円堂という型式で、同様の型式には栄山寺八角円堂(奈良時代)、興福寺北円堂(鎌倉時代)などがあります。
当日の暑さにも負けないで、古代の建築に思いを馳せた一時でした。

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摂津市が主催する「平成22年度 摂津市いきいきカレッジ(老人大学講座)」で社会福祉学科の佐光講師とゼミの学生など6名がグループワークをおこないました。

roujin.jpgこの講座は60歳以上の摂津市民が対象で、「地域社会活動等、社会に貢献できるアクティブ高齢者になっていただくこと」を目的にしています。
7月9日~23日にかけて「これからの人生がより活き活きとしていくために」というテーマで、傾聴トレーニングや話し合いなど、3回のプログラムをおこないました。

最終回は、受講生一人ひとりが「より一層に活き活きとしていくために」というテーマで発表をおこない、地域活動などに関わっていく抱負を述べられました。
学生も受講生の高齢者と話し合う中で、刺激を受け良い経験が得られました。

 

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