社会貢献活動のすすめ

社会貢献活動推進会議です。
寒さが増して、より一層の体調管理が大事な時期です。
先生方から、大学4年間のうちにぜひ社会貢献活動に取り組んでもらいたいというメッセージを発信してもらう企画が始まりました。

今回は、作業療法学科の辻薫先生にお話を聞きました。

1.学生時代に取り組んだ社会貢献活動について聞きました。

学生時代の社会貢献活動が自分の未来を助けてくれる・・・

学生時代から、学校で学んだことだけでなく、自分の眼で確かめ、自分の身体で体感し、自分なりに考え行動するようにしていました。専門職を目指すなら、実際の現場に行って視たり、聴いたりしないと分からないだろうと、学生のうちに経験できるチャンスがあれば、できることはやっておこう!と考えていました。
当時、取り組んだボランティア活動としては、障がいのある子どもたちの宿泊キャンプに参加し、ダンスの得意なお姉さんとして一緒に踊る活動を担当したり、毎月施設に訪問して一緒に遊んだりしていました。楽しく活動しながら、障がいがあっても同じ人、同じ子どもであることを肌で感じた体験は、後に作業療法を実践する上で自身の糧になりました。
また、重度障がいのある方が創られた詞をもとに作曲して歌を発表する「わたぼうしコンサート」に応募した同級生から誘われて、バンドを組んでボーカルとして参加し、見事に作品が入賞し、作詞した方と喜びを分かち合ったことを覚えています。
そういったボランティア体験は、臨床実習に臨む前から、様々な障害のある方々との接し方や介助の仕方について教えていただきながら、経験を通して学ぶことができ、実習に向かうための自信にもつながったと記憶しています。

2.現在取り組んでいる社会貢献活動と、取り組みの成果について聞きました。

学生の皆さんのパワーを活かし、社会貢献活動を通して、すべての子どもたちが安心して学び成長を実感できる未来につなぎたい!

大学生の皆さん一人ひとりの持てる力をぜひ社会貢献活動に活かしてください。そして、その体験を通して皆さんが目指している専門職が、どれほど今の社会で求められ必要とされているかを感じてほしいと願っています。社会は人と人とのつながりに満ち溢れています。学生の時だからこそ、ボランティアとして現場に参画することができますし、丁寧に教えてもいただけます。また大学で教員が相談に乗りサポートすることもできます。社会に貢献した自分自身の経験は、失敗談も含めて、必ず宝物として自分に返ってきます。

現在、大阪人間科学大学で学生の皆さんに紹介しサポートしている有償ボランティア活動を紹介します。①大阪市東住吉区の社会福祉法人 愛徳福祉会 大阪発達総合療育センターの「グループホームきらり」を利用される方の介護補助、②同じく放課後等デイサービスに来られる障害のあるお子さんの活動支援、②枚方市の「子ども発達スクールかすたねっと」でのホースセラピーや療育スタッフとしての補助、③摂津市教育委員会との連携により、摂津市内の適応指導教室や小学校・中学校での児童の学習や活動支援および教材づくり、④大阪府立高等学校に通学する障がいのある生徒の学校生活援助など、があります。
これらの有償ボランティアは、対人援助の専門職を目指す本大学の学生の皆さんだからこそ協力できる、社会貢献活動ではないでしょうか?
学生の皆さんとの対話を大切にして、不安なことや困ったことなど遠慮なく相談してもらい、安心して活動に参加してもらえるように心がけています。

3.学生に向けた「社会貢献活動のすすめ」を聞きました。

実習に行く前にぜひ社会貢献活動に参加して対人力、実践力をつけていきましょう。

地域との連携体制を積極的につくり、学生の皆さんが入学早期から安心して社会貢献活動に参加でき、体験を通して成長していただけるように取り組んでいます。在学中から社会とつながり、実践することで、対人援助職とはどういう役割なのかを知り、イメージがしやすくなり、授業での理解も深まります。
この大学に入学したからには、在学中から社会貢献活動にぜひ参加してください。対人援助のプロフェッショナルを目指し、多職種連携のチームリーダーとして活躍していただけるように、教員自ら社会貢献活動を率先して行い、皆さんを応援していきます。参加してみたい方は、学部学科を超えて遠慮なく研究室に来てください。ご協力よろしくお願いします。

訪問を終えて

大阪人間科学大学は、対人援助の専門職を目指す大学です。
そのために、社会貢献活動に参加することは重要であると改めて感じました。
さあ、社会貢献活動が気になった人は、学生課窓口まで来てください!

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