人間科学部 子ども教育学科からのお知らせ

トピックス

社会で活躍する現職保育者の先輩との交流会・・・やはり先輩はすごい!

12月8日、4年次生対象の「保育・教職実践演習(幼稚園)」の授業に、スペシャルゲストとして社会で活躍する現職保育者3名の卒業生を招きました。 仕事内容、仕事のやり甲斐や苦労話、なぜ保育士の職業を目指したのか、学生時代の有意義な過ごし方、社会人としてのアドバイスなどを中心に話してもらいました。

また、学生にはあらかじめアンケート(現職の保育者に尋ねたいこと)を実施し、その質問にも答えてもらう形で授業が進められました。

20171211hoiku_01.jpg



まず初めに、卒業後幼稚園に5年勤務、その後保育所にも勤務され、現在豊中の公立認定こども園にお勤めの駒田佳那さん。
保育教材の選び方、言葉かけ、職場での人間関係も含めて、子どもにとってどんな環境を作ることができるか、そのことをいつも念頭において保育をしているという話がありました。

20171211hoiku_02.jpg



次は、私立の幼稚園教諭6年目の坂下梨奈さん。
いつでも全力で子どもと向き合うことで信頼関係を構築し、日々の保育を通して、やさしさ、思いやり、考える力、やりぬく力を育てたいと話してくれました。

20171211hoiku_03.jpg



短期大学卒業後、幼稚園教諭としての勤務経験があり、さらに本学で学びを重ねて卒業し、現在は滋賀県の児童養護施設に勤めている河村浩世さんは、今の子どもたちが置かれている厳しい現状を示し、それゆえに施設で働く保育士の仕事の大切さ、やりがいを伝えてくれました。

20171211hoiku_04.jpg



学生からも、更に社会人としての心構え、職場での人間関係、具体的な保育の教材選びなど、多くの質問が寄せられ、先輩方はひとつひとつ丁寧に、的確な回答、アドバイスをしてくれました。これから彼らが保育の現場で働く上で、力強いエールとなったことでしょう。

20171211hoiku_05.jpg


授業終了後も、卒業生を囲んで質問する学生の姿があり、先輩の背中を追ってこれから社会に出る4年次生が、またいつかここにこうして後輩に生の声を伝えに来てくれたらと思う90分でした。