篠山城と城下町
今年度2回目の植松ゼミの見学会は、5月1日に兵庫県篠山市を訪れ、篠山城と城下町の歴史美術館(写真1)、篠山城大書院(写真2)、青山歴史村(写真 3)、武家屋敷安間家史料館(写真4)や河原町の妻入り商家群などを見学しました。天気の良い中、1日かけて城下町を歩きましたが、古い建物が多く残されていて、身近に歴史が感じられる良い町だと思いました。

写真1

写真2

写真3

写真4
一番印象に残っているのは、慶長14年(1609)に徳川家康が大坂城を包囲するとともに、西国の諸大名を牽制するため、山陰道の要衝に築かれた篠山城と同時に建てられたと考えられている大書院です。この大書院は、昭和19年(1944)1月6日に火災により焼失しましたが、復元されてとても美しく、また天守台からの眺めも良かったです。

大書院には、篠山城の模型や復元された八つの部屋にはパネルや実物資料などが展示されていて、学ぶことが多くありました。さらに、各場所で先生の説明を聞きながら実際に建物を見ることができ、良い体験ができたと思います。
最後に、大正ロマン館(元篠山町役場、写真5)で篠山の黒豆を贅沢に使った黒豆ソフトクリームを味わうことができて、お腹も心も満たされ、五感で篠山を味わった見学会でした。篠山城下町には、昔からの古い建物がまだまだ多く残されていて、次の機会には是非とも訪ねてみたいと思っています。
今回の見学会は、現在、篠山城築城400年祭が行われていることに加え、篠山出身のゼミ生が居ることで実現したものです。他の地域を訪れる機会が少ないので、次回の見学会もゼミ生の出身地を訪れたいと考えています。