2009年6月アーカイブ

篠山城と城下町

今年度2回目の植松ゼミの見学会は、5月1日に兵庫県篠山市を訪れ、篠山城と城下町の歴史美術館(写真1)、篠山城大書院(写真2)、青山歴史村(写真 3)、武家屋敷安間家史料館(写真4)や河原町の妻入り商家群などを見学しました。天気の良い中、1日かけて城下町を歩きましたが、古い建物が多く残されていて、身近に歴史が感じられる良い町だと思いました。

 

 

 

 

 

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写真1

 

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写真2

 

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写真3

 

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写真4

一番印象に残っているのは、慶長14年(1609)に徳川家康が大坂城を包囲するとともに、西国の諸大名を牽制するため、山陰道の要衝に築かれた篠山城と同時に建てられたと考えられている大書院です。この大書院は、昭和19年(1944)1月6日に火災により焼失しましたが、復元されてとても美しく、また天守台からの眺めも良かったです。

 

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大書院には、篠山城の模型や復元された八つの部屋にはパネルや実物資料などが展示されていて、学ぶことが多くありました。さらに、各場所で先生の説明を聞きながら実際に建物を見ることができ、良い体験ができたと思います。

最後に、大正ロマン館(元篠山町役場、写真5)で篠山の黒豆を贅沢に使った黒豆ソフトクリームを味わうことができて、お腹も心も満たされ、五感で篠山を味わった見学会でした。篠山城下町には、昔からの古い建物がまだまだ多く残されていて、次の機会には是非とも訪ねてみたいと思っています。

今回の見学会は、現在、篠山城築城400年祭が行われていることに加え、篠山出身のゼミ生が居ることで実現したものです。他の地域を訪れる機会が少ないので、次回の見学会もゼミ生の出身地を訪れたいと考えています。

大阪府立摂津高校と高大連携を実施

「まちのあかり、生活のあかり」 ~光のかたち・光のデザイン~

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現在の私たちの生活では、「電気」を用いた「照明」がなくては成り立ちません。「電気」=「照明」は、現代生活における必需品の一つです。しかし一方で、身近な環境問題に対する取り組みとして、電気を使わずロウソクに火をともして夜を過ごす、キャンドルナイトの取り組みが世界中で注目されています。
そこで、今回は、環境・建築デザイン学科吉田准教授の指導のもと、環境に配慮した生活の道具として、また暮らしを彩る装飾品として、リサイクルしたペットボトルや色紙・切り紙を使用し、自分だけの照明器具を制作しました。

 

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予定していた時間を少しオーバーしてしましたが、参加された生徒全員が、見事作品を完成させることができました。写真は、作品の一部です。
ここでご紹介しきれない作品も含め、皆さんの作品を今週末の28日(日)に開催するオープンキャンパスで展示する予定です。是非見に来て下いね!

 

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植松ゼミ平成21年度第1回見学会実施(京都御所見学)

「京都御所の魅力を満喫!」

 

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植松ゼミでは、毎年3・4年次生合同で建築などの見学会を行っています。昨年は、愛知県の明治村や犬山城などの歴史的建築のほか、名古屋市の現代建築の見学を行いました。建築は社会を投影する文化と言えます。様々な建築を見学し、空間を経験することで、学生諸君に我が国の伝統や、現代社会の動向(都市や環境問題、デザインなど)を考察して欲しいと思っています。この見学会は、主にゼミ生が相談して企画・実施をするもので、今年度の第1回として京都御所の見学を行いました。

 

京都御所は、通常宮内庁に申し込まないと見学できませんが、春秋のみ一般公開されています。そして今回の一般公開では、天皇皇后両陛下御結婚満50年を記念し、皇后宮常御殿、飛香舎、若宮・姫宮御殿及び朔平門が特別公開されました。このチャンスを逃すわけにはいかないということで、今年度最初のゼミ見学会は京都御所に決めました。

入り口の宜秋門をくぐると、諸大夫の間があります。(

見学順路 PDF


参内した人は身分により異なった部屋に控えていたそうですが、どの部屋も素晴らしい絵が襖に描かれていました。次に新御車寄(写真1)が見えます。これは大正4年(1915)大正天皇の即位礼の際に建てられ、大正以後の天皇皇后両陛下の玄関です。ここには儀装馬車があり、天皇皇后両陛下が昭和34年(1959)の御結婚の際に使われました。

 

奥に進むと紫宸殿(写真2)が見えてきます。紫宸殿の左右には、左近の桜・右近の橘があり、前面には白砂の南庭が広がっています。ここでは、大正天皇・昭和天皇の即位礼が行われ、京都御所の正殿といわれているだけあり、他とは違う迫力がありました。更に奥へ進むと清涼殿(写真3)があります。平安時代に天皇が日常生活の場として利用していた場所だからか紫宸殿までとは違い、落ち着いた雰囲気の場所でした。

 

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そこから御池庭(写真4)の方へ抜けて小御所、御学問所、御常御殿を見学し、その北側には、今回特別に公開された皇后宮常御殿、飛香舎、朔平門、玄輝門、若宮・姫宮御殿がありました。女御あるいは皇后に関わる場所だからか、これらの場所は清涼殿よりも更に落ち着いた雰囲気の場所でした。

強い日差しの中歩いた京都御所は、様々な人で賑わっていました。壮大な敷地にたくさんの木で囲まれ、彫刻の凝った門をくぐり中へ入ると歴史を感じるものばかりで、歩いていて気持ち良い庭のような場所だと思いました。こうして第1回目の見学会が無事終わりました(写真5記念撮影)。
これからも毎月続けていき、多くの場所に訪れたいと思います。

 

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img_heartcare090602.jpg文部科学省委託事業「社会人の学び直しニーズ対応教育プログラム」として実施する本講座は、今年2年目を迎えます。5月9日(土)に、多くの受講生の参加のもと、開講式、第1回面接講義と事例検討ワークショップを行いました。

1年目は78名、2年目を迎える今年度は79名と、定員を上回る受講生が参加しています。

本講座は、「事例から学ぶ」「系統的に学ぶ」というコンセプトのもと、参加型のカリキュラムを多数取り入れ、受講生である小中高の教員、養護教諭、カウンセラーなどの専門職の方々が、心の問題を抱えた子どもたちを科学的に理解し、具体的な支援方法を学ぶ実践的な講座です。具体的には、「面接講義」、「事例検討ワークショップ」、「リアルタイム継続事例検討会」の3つの講座で構成されています。中でも「リアルタイム継続事例検討会」は、テレビ会議システムを利用し、何かと忙しい社会人が自宅あるいは勤務先で受講できるようにした新しい学びの形態を取り入れている点が特徴です。「リアルタイム継続事例検討会」では、ウェブ上のテレビ会議システムを駆使し、受講者が現在実際にかかわっている事例を、約9か月間にわたり、PDCAサイクルを繰り返しながら、継続的に検討していきます。通常よく行われている1回限りの事例検討会と異なり、この「リアルタイム継続事例検討会」では、 Plan,Do,Check,ActionというPDCAサイクルを繰り返し行えることが大きな利点であり、高い学習効果が期待できるものとなっています。

昨年度(平成20年度)は学習時間が少なく、系統的に心の問題を学ぶという点では、不十分であったため、今年度は、学習時間として120時間を確保し、学校教育法にもとづく修了証が出せるようにカリキュラムを変更し、より充実した内容にしています。

本事業では、委託事業の3年間の成果を教材として開発し、広く社会に還元する予定です。また、本事業は事例検討という手法を多用するため、個人情報の保護には十二分の注意を払い、事業を進めています。

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