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フィンランド教員との交流会 「フィンランド教員によるミニ講義と意見交換会」

平成29年5 月 26 日(金)にフィンランドの教員3名、学生3名、並びに隆生福祉会の3名の方が、来訪され、子ども保育学科4年次生、1年次生に「フィンランドにおける保育の現状と課題」と称してミニ講演をしてくださいました。

フィンランドは、"Hanako-ジャパン・フィンランド ネットワーク " と 題したプロジェクトを立ち上げ、日本の社会福祉法人や各種教育機関などとの交流を通して、双方の国における教育システム、人材育成、福祉サービスなどの向上を目的として活動を推進しています。今回は第1回目の2015年 11 月 10 日 、第2回目の2016 年 5 月13 日の来校に引き続き、第3回目の来校となります。

2017年5月26日(金)に実施された第3回目のフィンランドとの交流は、幼児教育専門のアヌ・クオスマネン(Anu Kuosmanen)先生が、子ども保育学科の4年次生(約60名)、1年次生(約50名)を対象に「フィンランドにおける保育の現状と課題」を通訳を交えて約40分講演くださいました。4年次生においては、カティ・ヘイケネン(Kati Heikkinen)先生からフィンランドの看護についてもミニ講演を頂きました。通訳を交えた英語での授業ではありましたが、4年次生はより専門的な質問を、1年次生は素朴な質問を投げかけ、丁寧に回答を頂きました。日本でも有名なムーミン発祥の地であることを確認し、またマイナス25度以下でもこどもたちが外遊びに興じるムービーを用いた説明には学生も教員もびっくりでした。

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4年次生対象のミニ講義

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1年次生のミニ講義が終了したのち、本学5号館2階で、手作りのミニウエルカムパーティを意図した意見交換会を実施いたしました。参加者は秦先生をはじめとする本学教職員、子ども保育学科学生等、総勢24名になりました。通訳の方を介しながら、また先生方同士で、保育・幼児教育に関すること、介護や看護のこと、スポーツのことを中心に様々な話題が広がり活発で、また和やかな歓談を終えることができました。

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最後に記念品の交換、記念撮影をした後、覚えたばかりのフィンランド語「モイモイ」を連呼して、再開を楽しみに別れました。

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学生のレポートには「日本の保育の内容とはまた違った大切にしていることや保育内容があり、日本よりものびのびと保育されているなと思いました。」「海外の先生の話を聞ける時間がはじめてもらえたので新鮮だった」「フィンランドに行きたくなった」等々、フィンランドの保育に興味・関心を深めた感想が多々見受けられました。

多文化共生が求められ今、多くの国の人々に触れあい、多様な文化を知ることは、学生教員にとっても刺激的で国際感覚を培う貴重な機会であることを確信した一日でした。関係くださった皆々様、本当にありがとうございました。Kiitos(キートス:フィンランド語で「ありがとう」)