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「L∞PIN'」学生活動紹介 No.⑭

こんにちは、ルーピンこと社会貢献活動推進会議です。

前回に引き続き、医療福祉学科 介護福祉専攻の学生さんを紹介します。
今回お話を伺うのは4年次生の森下(もりした) 巧巳(たくみ)さんです!

━━━森下さんはどのような活動をしていますか?

これまで、専攻の学びに関連した活動にいくつか参加してきました。

まずは、ブースやステージの企画運営をした「いいね 知っとこ 介護のこと♪」ですね。
これは、摂津市が毎年開催している介護の日の記念イベントなんですけど、介護福祉専攻は協力団体として毎年参加させてもらっています。

特に思い出深いのが、3年次生の時に企画したステージです。
同年次の仲間たちで構成や内容、タイムテーブルを決めて練習を重ね、当日は実演を交えて福祉用具の使い方を紹介しました。

━━━どのような福祉用具を紹介されましたか?

スライディングシートといって、イスやベッドから車イスへ移乗する際に使用するものです。
主に在宅介護をされている方に知ってもらいたいと考えてこの用具を取り上げました。

当日は司会進行をさせていただいたんですけど、実は僕、けっこうあがり症なんですよね(笑) 
人前でしゃべっているとあがるわ赤面するわで...。そのくせしゃべることは大好きなので、ついつい前に出てしまいます。

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「いいね 知っとこ 介護のこと♪」ステージで解説をする森下さん(写真右)

━━━森下さん、なかなかのチャレンジャーですね~(笑) そのほか、どのような活動をされましたか?

同じ医療福祉学科の視能訓練専攻と合同授業をしたことがあるんですけど、その時には視能検査に高齢者が来られる場面を想定して、互いの専攻分野からのアプローチを発表し合いました。
そこで、介護福祉専攻代表として、検査に来られた高齢者との関わりで留意することについて発表させていただきました。

また、自己推薦入試の「学科・専攻選択プログラム」において、先輩学生として介護福祉専攻を紹介しました。

━━━色んなところで介護福祉専攻に関する発表をされていますね。発表の際、何か気をつけている点などはありますか?

オープンキャンパスの学生スタッフとしては、高校生や保護者に本学を紹介する機会が多いです。
ですが、他の専攻との授業や受験生に対しては「介護福祉専攻とは?」「介護福祉専攻ならではの良さは何か?」といった点を重視して伝える必要があると考えています。
そのため、実習内容などを例に出しながらイメージしてもらいやすい説明を心がけています。

そうそう、実は1年ほど前から発表のときに原稿を用意するのをやめたんです。
要点と大筋を押さえてアドリブで話した方が臨場感がでるので(笑)

結果としては、これらの発表を通じて3年間の取り組みを振り返ることができました。

━━━人前でアドリブで話せるのは強みですね! それと、これまでの学びを自分の言葉にすることは、考えや理論のブラッシュアップにつながりますので、大事なことだと思います! それでは、クライマックスにベトナムでのインターンシップについて教えてください。これはどのようなきっかけで参加されましたか?

学内で公募されていたんですけど、実費参加ということもあり悩んでいました。
その時、先生からお誘いを受けて、意を決して参加することを決めました!

現地に行って知ったことといえば、ベトナムは介護保険制度などの法整備がないうえ、そもそも「介護」の概念がないことです。家族が高齢者を支えることが当たり前の文化のようで、超高齢社会を迎える日本との違いを感じましたね。

それと、日本語や介護技術などをベトナムの学生にレクチャーする機会があったんですけど、ベトナムの方はどんなことでも聞き漏らすまい見逃すまいと、とても熱心な姿勢で勉強されていました。
その点では、教える立場だったこちらが逆に勉強させてもらう形になりました。

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介護を学ぶベトナム学生たちの前でシーツ交換を披露する森下さん(写真手前)

━━━異国の地から、様々な刺激を得てきたんですね。インターンシップの様子は、計6回にわたり本学のホームページに公開していますので、ぜひそちらもご覧ください。
(ベトナム・ハノイ インターンシップ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 報告会) 

では次に、将来どんな人になりたいか教えてもらえますか?

やはり、高齢者施設の現場でバリバリ体を動かしながら働いて勉強したいですね!

そして、自分が経験を重ねて培ったものを、下の世代にもどんどん伝えていきたいと考えています。

━━━ということは、ご自身の成長と下の世代の育成を並行していくということになりますね...なかなかの野心家ですねえ!(笑)

大変であることは覚悟していますよ(笑) 
でも、自分が現場にいるうちに、学んだことや得たことを後輩たちに伝達していくことが重要だと考えています。
これは、これまで経験した「介護福祉専攻での後輩たちのサポート」「オープンキャンパスの学生スタッフ」「ベトナムインターンシップ」などから僕自身が学んだことなんです。

━━━頼もしい! 兄貴肌ですねえ! それでは、最後に一言メッセージをお願いします。

自分自身、まだまだ何事にも最初の一歩を踏み出せていないと感じています。
ですが、いつも誰かに誘われるまま、流れに流されてきた自分だから言えることは、「誘われたらとりあえずやってみる!」。これに尽きると考えています。

実は、この言葉は同じ専攻の先輩に教えてもらったんです(笑) 
その先輩は、後輩である僕らに対して「何にでも首を突っ込め! 失敗しても案外何とかなる」と語ってくれました。

そして、自分自身のこれまでを振り返って分かったことは、色々なことに首を突っ込んでいくこと、たとえそこで失敗したとしても、いずれ自分を成長させてくれる種になっているんだということです。

でもまあ、いつ芽吹くかは自分次第ですので(笑)、これからも切磋琢磨しながら介護の道を極めたいと思います!

森下さん、ありがとうございました! 介護の現場でもがんばってくださいね! 応援しています(^O^)

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<編集後記>

介護福祉専攻での4年間、様々な機会のなかで経験を積み重ねながら成長してこられたことが、お話を伺っているだけでもひしひしと伝わってきました。

ルーピンでは、課外活動に参加している学生たちをどんどん紹介していきます。

また、「ボランティアに行ってみたいけれど、どんな活動があるのか分からない」「何から調べたら良いか分からない」という方は、以下の窓口にて情報提供させていただきますので、お気軽にお立ち寄りください(^^)

【庄屋学舎】山中(社会福祉学科)、伴(教務課)、西山(学生課)、平松(学生支援センター)

【正雀学舎】山内(キャリアセンター課)、清水(入試広報センター課)

【C号館】立本(医療福祉学科 視能訓練専攻)