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ケニアでストリートチルドレンの支援を行っている松下照美さんの講演

 2019年6月18日13時から、大阪人間科学大学庄屋学舎 OHS ホールで、ケニアでストリートチルドレンの支援を行っている松下照美さんの特別講演がありました。

 松下さんはパートナーを亡くされてから単身ウガンダに行き、そこで身寄りのない子供達と接することによりアフリカで子供の支援を行うことを決心されました。ウガンダではなくケニアのティカという街で25年に渡り、孤児院(モヨ・チルドレン・センター)、経営学校給食への支援、ストリートの子供達への相談援助、学費支援、リハビリテーションセンターなどの活動を行っておられます。

今回は社会福祉学科大野先生の授業において、ゲスト講師ということで講演をしていただきました。

いいお話が聞けるということで、子ども保育学科の学生さん、健康心理学科の学生さんも大勢聴講されることになりました。総勢約250名以上の聴講となりました。

はじめに社会福祉学科大野先生から、ケニアの状況ストリートチルドレン達がシンナーに手を出さざるを得なくなる状況、社会福祉学科で学ぶ基本的な用語、国際ソーシャルワーカー連盟のソーシャルワーカーのグローバル定義との関連などについてご説明がありました。

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続いて松下さんの講演が始まりました。松下さんは、私がやってきたことは実践なので、「実践と理論をつなぐことは皆さん自身がしてください」というエールが最初に送られました。社会福祉、保育、精神的援助が公的にない状況において、ケニアの子供たちの貧困で厳しい状況、ケニアのエイズについての状況なども一部お話をしてくださいました。

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学生の皆様はとても熱心にメモを取り懸命に耳を傾けていました。

その後は約20分ほど、実際のビデオを交えてケニアの支援の状況をお話ししてくださいました。

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障害のある子をモヨ・チルドレンセンターに試験的に預かる時の声かけ、14歳で子どもを産んだ若いお母さん、スラムの中で共同生活をしている子供達等 普段目にすることのないやや衝撃的な映像の数々に映像 に正直驚きを隠せない学生さんもいらっしゃったようです。

社会的包摂(ソーシャルインクルージョン)やエンパワメント(利用者の力を引き出すアプローチ)、そもそもの生存権(生きるを保障する権利、等について学生自信がに改めて考えることのできる機会となりました。

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その後は学生の皆様から積極的な質問や感想が聞かれました。

記 国際・地域交流委員会