こんにちは。学生課 保健室担当です。
12月9日(月)、16日(月)の2日間、
摂津市消防署の皆さまにお越しいただき、正雀学舎でAED講習会を実施しました!
本学では、毎年AED講習会を開催し、AED(自動体外式除細動器)の使用方法と心肺蘇生法の実技を行っています。
119番通報をしてから救急車が現場に到着するまでにかかる時間は、全国平均で8.6分(平成29年)と言われています。
心臓と呼吸が止まった場合、時間の経過とともに救命の可能性は急激に低下します。
このような緊急事態に、いつどこで遭遇するかはわかりませんよね。
そんなときに必要になるのが、一次救命処置(BLS)です!
今年は2日間の開催で37名が参加しました。
昨年の講習会に引き続き今年も参加してくれた学生や、
1日目に参加した後「2日目も参加したいのですが・・・」と両日とも参加してくれた学生も!
また学生だけでなく、教職員の参加もありました!
講師は摂津市消防署の皆さまです。
まずは消防署の方から胸骨圧迫・人工呼吸・AEDの一連の動きを教えていただきました。

その後、いくつかのグループに分かれて、実際に人形を使って実技を行いました。

第一発見者として周囲への指示や心肺蘇生を開始する人、AEDを持ってきた人に分かれて練習です。

『あなた、AED使えますか?』
「いえ、使ったことがありません」
AEDはふたを開けたり、電源を入れれば誰でも使えるようになっていますが、
AEDを持ってきた人が必ずしも円滑に使えるとは限りません。
その場合、どうするか。いろんなパターンで練習を行います。

胸骨圧迫は、体力と技術力の勝負です。
最初は上手に圧迫ができていなかった学生も
『足を肩幅くらいに広げると押しやすいですよ』『目線をここにすると胸の真上から押せます』という
アドバイスで上手に圧迫できるようになりました!すごい!

自分が練習しているときだけでなく、他の人の練習を見ているときも真剣な眼差しです。
また、消防署の方へ活発に質問をしている姿も見られました。

小児や乳児の心肺蘇生の方法も教えていただきました。
参加した皆さん一人ひとりが、積極的で、充実した講習会となりました。
対人援助のプロとして、正しい知識と技術が必要です。
「一度講習を受けたことがあるから大丈夫」と思っていても、
いざ現場に立ち会うと、きっと頭が真っ白になり、焦ってしまうこともあるでしょう。
一度に限らず、何度も繰り返し練習し、
体が覚えた一連の動きが味方になってくれるはず。
あなたの努力が誰かの命を救うことになりますよ。
来年は、あなたのご参加をお待ちしていますね!
最後になりましたが、摂津市消防署の皆さま、貴重なお時間をありがとうございました!