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令和3年度 第1回社会貢献活動認証式 学生インタビュー 第2弾

10月14日(木)に令和3年度 第1回社会貢献活動認証式が挙行されました。

今回、第2号として認証されたボランティア団体「Lico」代表の
医療福祉学科 介護福祉専攻(現 社会福祉学科)3年次生の中西拓人くんに
認証式直後の熱々な声を伺ってきました。

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Q1.認証式を終えて、率直な感想はどうですか?
A.思っていたよりしっかりとした式典でビックリしました。
ただ単に認定証を受け取るだけだと軽い気持ちでいたので、心の準備ができておらず、
服装も含めてもっときっちりしておけばよかったと少し後悔しました。

Q2.この社会貢献活動認証に応募しようと考えたきっかけは何ですか?
A.これまでのLicoでボランティア活動を重ね、培ってきた成果が、
今回認証という見える形になることで更なるモチベーションアップにつながると考えました。

今回の認証に応募するかどうかメンバー内で話し合いを重ね、
最終的には、「これからのLicoを作っていく後輩たちに、
これまで自分たちが活動してきた軌跡を形として残したい」
という思いで応募されました。
自分たちの背中を後輩たちにも見せることができたのではないかと力強く語ってくれました。

中西君動き多め.jpg

Q3.なぜボランティア活動を行おうと考えたのですか?
A.Licoは、「フキノトウ」と「育成教室」という活動を行っています。
フキノトウでは、起立性調節障害という自立神経の病気の子どもたちの居場所づくりを
行っているところです。Licoを立ち上げた代表から今行っている活動で誘われたのがきっかけです。
育成教室を始めた理由は、同じ大学生の団体が行っていたことと、
少数派とされる子どもの支援を広めていくことで「こういう子どもたちもいるんだ」と
何かの支援のきっかけとなればと考えたからです。障がいがある子どもについて、
色んな学科のメンバーがいるLicoで活動することで、私たち自身も成長できること、
そして何より子どもたちに素敵な体験をして欲しいという思いがあったからです。

Q4.コロナ禍での活動で大変だったところはありますか?
A.メンバーのモチベーション維持という点がとても大変だったと思います。
コロナ禍の影響で計画していたことや考えていたことができなくなる場面も多くありました。
しかし、今まで築いてきた自信や経験を上手く活かして、現在では団体がより良くなるために
一人ひとりが行動する時間だったのではないかと思います。

Licoには本人たちが暗黒時代と呼ぶ低迷期がありました。
コロナ禍が始まったことで、Zoomなどで集まり活動の継続を行っていましたが
メンバー間で心理的な距離を含めて溝や壁を感じ、空回りしていました。
その結果、モチベーションを保つのが難しかったのではないかと思いました。

中西君動きなし.jpg

Q5.社会貢献活動を通じてやりがいはありますか?
A.ボランティアを行っている中で、忙しい時でも予定を空けて参加してくれたり、
関わっている中で自分を頼りにしてくれた時に、色んな企画の検討をしたり
子どもたちとの関わり方を勉強し準備してきた甲斐があったなと感じます。

Q6.社会貢献活動に興味のある在学生にひとことお願いします。
A.私が何より大切だと思うのは、子どもと同じ目線に立って全力で楽しむことだと思っています。
上手な関わり方ができるのか不安に感じると思いますが、安心して、
楽しむ気持ちを持って取り組んでみてもらえたらと思います。
自分たちが楽しもうと思ってやることって相手にも伝わるから。

本来なら、ボランティア活動を通じて得られていたことが、簡単には得られない環境に
なっていることに気づかされます。そんなコロナ禍の中だからこそ、楽しみや大切にしてきた思いに気づき、
後輩に伝えていかなくてはいけないという使命感のようなものを感じました。
これまでLicoとして先輩から受け継いできたことを、後輩には丁寧に伝え継承していけたらいいなと
未来を想像しながら語ってくれました。

昨年以降、コロナ禍の影響により活動自体にも制限がかかり、積極的にできないことや
障壁となることが増えたと思います。そして何より、以前ならボランティア活動を通じて
感じていた楽しさやモチベーションの保ち方が、コロナ禍の中で入ってきたメンバーに
伝えることができないもどかしさや心の壁を強く感じました。

その中でも粘り強く、今できる範囲での活動を続けたことで、Licoの活動の本来の楽しさや
大切にしてきたことに気づいたといいます。結果的に、コロナ禍の中での活動が
メンバーをより団結させ、活動をパワーアップさせるために大切な時間だったのではないかといいます。

「Licoでの活動を通じて、素敵な先輩方、後輩たち、ボランティアに関わる人々と
出会うことができました。Licoに入って本当に良かった。今後の後輩にも期待しています。」と
最高の笑顔で語ってくれた中西くんは輝いていました。

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