第5回「レクリエーション・インストラクター」資格取得講習会が行われました。

事前講習が8月29日（火）に学内で行われ、宿泊講習が9月5日（火）～8日（金）の3泊4日で「大阪市立信太山青少年野外活動センター」（大阪府和泉市）にて実施されました。参加者は10名（社会福祉学科3年次生1名、子ども保育学科2年次生5名、介護福祉専攻1年次生4名）でした。引率は城越（子ども保育学科）が行いました。

このレクレーション・インストラクターの資格は、教育、保育・幼児教育、福祉、地域等とのかかわりの中で活かすことができます。小学校での自然体験学習、保育園・幼稚園でのお泊り保育や飯盒水さん、福祉現場でのレクリエーション、地域での宿泊キャンプやデイキャンプ等、それぞれの現場では多くの活動が行われ、その中で今回学習したことを活かして積極的に関わることができます。

また、たくさんのゲーム・歌・ダンス等のコミュニケーションツールを学習するため、いつでも、どこでも、誰とでも楽しく遊ぶことができる環境を構成することができます。

今回学習した内容は、コミュニケーション・スキルにつながる知識や技術の基礎をたくさん学習するため、対人関係を良好にしたり、促進したりすることができます。本学が目指している「学生の成長」につながり、学生リーダーとして学内行事やボランティア、地域連携活動等に参加した際に活かすことができます。

さらに、上級生になれば、有資格者が下級生の指導を行うことにより、お互いにとって意味のある活動となります。実際にキャンプやレクリエーション講習を受講した５名の学生が本年度の新入生宿泊オリエンテーションで活躍してくれました。その上、就職して働く際にも、対人関係が重要視される場合があるため、学習したコミュニケーション・スキルを活かすことができます。

そのため、レクレーション・インストラクターの資格を取得することは、「大変価値がある」と言えます。

ここからは実習の様子を写真でお知らせします。 

信太山での宿泊講習会に先立ち、学内での事前講習会が開催されました。ここでは指導者のホスピタリティ（レクリエーションの指導者としての心構えのようなもの）について学び、実際のレクリエーションを体験しました。 一緒に資格取得を目指す他の学科・専攻の仲間との出会いの場にもなりました。

そしていよいよ待ちに待った宿泊講習会です。3泊４日寝食を共にし、指導者としての知識やスキルを習得します。
初日は室内での講義や実技を通してさまざまなゲームを体験し、それらを対象者や目的に合わせてアレンジする方法を学びます。

2日目は、信太山の自然や街並みを活用した屋外でのウォークラリー（コース図に従ってグループで歩き、時間と課題の得点を競うゲーム）やチャレンジ・ザ・ゲームを体験しました。

ウォークラリーでは、指導者としての知識やスキルを習得するだけでなく、自然や町の再発見を実感できる時間でした。

チャレンジ・ザ・ゲームでは、キャッチング・ザ・スティック、ラダーゲッター、ニチレクボールの3種目を体験しました。

3日目は3グループに分かれ、自分たちでレクリエーションプログラムを考えて発表しました。
最初は緊張した雰囲気からのスタートでしたが、徐々に打ち解け、準備から発表までとても楽しい雰囲気で進みました。

夜はキャンプファイアーの予定でしたが、悪天候の影響で残念ながら実施できず、代わりに室内でのキャンドルサービスになりました。
こういった天候の変化にもすぐに対応できることはレクレーション・インストラクターにとって必要なスキルです。

最終日は自然を利用したネイチャーレクリエーションを体験しました。

以上、3泊4日の現地での実習を無事に終えることができました。
参加学生のレポートでは、全員の学生が有意義であったと評価していました。

今回参加した学生は、資格を取得すればそれで終わりではありません。

今後は、インストラクターとして学校や施設、地域等の行事に積極的に参加し、今回学んだ知識や技術を活用することで、社会に役立ち、さらに、自分自身が今持っている知識や技術の向上にもつながって行くと考えます。

今後の皆様の活躍を大いに期待しています。