曇り空ですが、庄屋学舎で職能団体の介護福祉士会の説明会があるとのこと。
そーっと参加してきました。
講師は、公益社団法人 大阪介護福祉士会・副会長の宮野ひとみ様です。

宮野様は、本学の介護福祉専攻の前身となる薫英短大の卒業生。
特別養護老人ホームやデイサービス、地域密着型の施設等でキャリアを積まれ、
今も現役の介護福祉士として活躍されています。そんな宮野様に色々お話を伺いました。
本日の説明会では、どのような話を?
これから介護福祉士として社会で活躍される学生のみなさんに、長く専門職として活躍してもらいたいという想いから、介護福祉士会のことをお伝えしようと思っています。
介護福祉士としてキャリアを重ねていく過程で、人を支える専門職としてのやりがいを得られると思いますが、一方で後進の育成等で悩みを抱えることもあるかもしれません。
団体(介護福祉士会)で活動する中では、仮に職場では相談しにくい悩み事がある場合でも、会所属の経験豊富な先輩介護福祉士に相談することができますし、スキルアップしたいと思った時にも研修会の機会を得ることが容易です。
それらも踏まえて、団体で活動することの意義をお伝えしたいと思います。

福祉の現場の今とこれから求められる人材は?
今、現場で介護を提供するスタッフとして活躍されている方は多様です。
外国人の方もおられますし、無資格の方もおられます。
国家資格である介護福祉士の資格を持つ者は、利用者さんの支援はもとより、後進の育成、現場の中核として活躍するための能力が期待されます。
そこには科学的な根拠に基づいた支援を行うための知識や技術も必要と思いますし、リーダーシップ力も求められるでしょう。
その点、大学でじっくり介護福祉を学んでから職に就くことは大いに意味のあることですし、職に就いた後、経験から得られるノウハウが身に付きやすくなると考えます。

これから介護福祉士を目指す方にメッセージをください。
できないことがあって困っている、やりたいことがあるけどできない、そしてそれをうまく人に伝えることができない利用者さんがたくさんいます。
ちょっとした表情や行動の変化など、利用者さんの言葉にならない言葉を感じ取るアンテナは、介護福祉士として大切にしたいところです。
ですので、これから介護福祉士を目指す方には、日々の生活の中で人とまっすぐに向き合ってコミュニケーションをとることに意識して取り組んで欲しいと思います。
友だちやお父さん、お母さん、誰でも良いです。まっすぐに向き合って、その人を感じようとする姿勢や態度は、日々の積み重ねで身に付きますし、きっと将来みなさんの力になるはずです。
介護福祉士は、人の生活に密着して支援を行う専門職。利用者さんやそのご家族から「ありがとう」と言ってもらえたときは、専門職として何物にも代えがたい喜びとやりがいを感じることができます。
一人でも多くの笑顔を生み出せるよう、一緒に頑張りましょう。
なるほど。
相手の想いを感じるアンテナ、感じようとする姿勢については、対人援助の専門職に共通して必要とされる力かもしれませんね。
入学後の4年間でもそれらの獲得に向けた豊富な体験機会は、介護福祉専攻にありますが、
今からでも取り組めることだと思いますので、介護福祉士に興味のあるみなさんは、ぜひチャレンジしてみてください。
宮野様ありがとうございました。
あ、そうそう。
会場に介護福祉専攻の水谷先生がいらっしゃったんですが、パワフルですね〜。

元気もらいました。水谷先生ありがとうございます。(^o^)
Author : 入試のみっちゃん