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「L∞PIN'」学生活動紹介⑪

こんにちは。ルーピン(社会貢献活動推進委員)です。

皆さんに学生の社会貢献活動をお届けするのも今回で11回目となりました!
まだまだたくさんご紹介していきたいと考えていますので、楽しみにしていてください(^^

今回ご紹介するのは、子ども保育学科3年次生の床田 沙耶香さんです♪

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Q、大学では何を学んでいるの?
私は子ども保育学科に所属しており、子どもの成長や発達をどのように援助していくのかについて学んでいます。座学だけでなく、同じ法人であるかおり幼稚園での預かり保育や市のボランティアなどの実践の機会も多いので、楽しみながら学べています。

Q、床田さんはどんな活動をしているの?
児童養護施設で様々な理由から親元を離れて暮らしている2歳~6歳の幼児15人くらいの生活支援を行っています。
具体的には、施設の掃除や洗濯をしたり、子どもと一緒に遊んだりしています(^^

※児童養護施設・・・家庭環境や様々な事情により家庭での養育が難しい児童を受け入れ、養護し自立を支援する施設。

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Q、始めたきっかけは?
保育実習を受けた施設で、ボランティアに誘っていただいたことがきっかけです。
最初は緊張していたのですが、少しずつ自然体で子ども達と関われるようになってきました。

Q、始める前と後で何かギャップはあった?
「児童養護施設」に対するイメージは変わりました。テレビなどでは子ども達の背景などを取り上げる機会が多く、漠然と暗いイメージを持ってしまっていました。しかし、実際は全然違い、子ども同士も仲が良く、家族のように暮らし、この言い方が良いのかはわかりませんが普通の生活をしています。私は子ども達がいる家にお邪魔させてもらっている感覚です。

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Q、大変だったことは?
現場ではその場その場で自ら考え行動する力が求められますが、最初はどのように動けばいいかわかりませんでした。例えば、子どもが物をなくした際に、見つけてあげて終わりではなく、その子が自分の力で解決するにはどのようにフォローすればいいのかを考える必要があります。そういったことを自分で判断することが大変でした。

Q、学校での学びは活かせた?
はい、学校で学んだ知識の土台があって初めて自信を持って行動できるので、もちろん活かせています。特に子どもの目線に立つことの大切さは現場に出たからこそすごく感じています。子どもたちにとっては毎日発見の連続なので、同じ感覚を共有できないと信頼関係を築くことが難しいと感じました。

Q、心掛けていることは?
一番心掛けていることは距離感です。信頼関係を築く上で距離を縮めることはとても大切ですが、子ども達が自分で考えコミュニティを築く力を身に付けるためには、大人が手を貸しすぎてはいけないと考えています。その距離感は現場でしか学んでいくことができないので大変勉強になります。

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Q、嬉しかったことは?
私が作った折り紙を大切にしてくれていたことです。自分にとっては些細なことでも子どもにとっては大きな出来事だなと感じました。そのため、例えばどんな些細なことでも守れない約束はしないように注意しています。

Q、今後の課題は?
以前、1人の子どものフォローに集中しすぎて、その間に他の子どもがケガをしかけたことがありました。
その反省は今も教訓となっており、全体を見渡すことができる視野の広さを身に付けたいと考えています。

Q、将来はどんな人になりたい?
将来は、子どもが「自分で考え行動する」経験を通じて「達成感を得る」ことができる環境を作れる人になりたいです。


インタビュアーより:「相手のために何ができるのか」を常に考えている姿が印象的でした!
素晴らしい対人援助のプロフェッショナルになってほしいと思います!

ボランティアに興味がある学生がいましたら、下記メンバーにお声かけください(^ω^)

【庄屋学舎】
山中(社会福祉学科)、平松(学生支援センター)、西山(学生課)、伴(教務課)
【正雀学舎】
山内(キャリアセンター課)、清水(入試広報センター課)
【C号館】
立本(医療福祉学科視能訓練専攻)