本学では、2018年4月に「障がいのある学生の修学支援に関する基本方針」を、2019年4月に「障がいのある学生の修学支援に関するガイドライン」を施行しました。

学生支援センター運営委員会では学内啓発活動の一環として、ガイドラインの啓発を中心に、学生支援センターの取り組みについて周知するため、教職員対象にＯＨＳホールにて研修会を開催しました。当日は、教職員あわせて66名にご参加いただきました。

第１部は「学生支援センターの取り組み」として、学生支援センターの設置経緯や本学における障がい等のある学生の修学支援について説明がありました。

また、現在の取り組みとして、ＳＡ（スチューデント・アシスタント）の活用事例、学生テイカーの養成、学習支援や対人不安の強い学生を対象としたグループ支援などが紹介されました。

第２部は「障がいのある学生の修学支援に関するガイドライン」を中心に、障がいを理由とした不当な差別的取扱いを禁止し、社会的障壁（バリア）の解消を目的とした合理的配慮を提供する必要性について説明がありました。

合理的配慮の具体的な事例として、事前に教職員から寄せられた質問や疑問に対してＱ＆Ａ形式でわかりやすく回答し、他大学で相談のあった事例についても紹介がありました。

質疑応答の際には、授業内での修学支援手続きに関する質問もあり、学生支援センターの役割を改めて認識する機会となりました。

今後も学生支援センター運営委員会では、すべての学生が公正な環境で授業や試験を受けられるよう、教職員や関係機関と連携・協力し、必要な支援の実現に努めてまいります。

また、11月28日には学生向け講演会「多様性の理解　SOGIについて」を開催いたします。本学の学生・教職員であれば、どなたも参加いただけますので、興味のある方はぜひお越しください。詳細は学生支援センターまでお問い合わせください。