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「L∞PIN'」学生活動紹介㉖

こんにちは。

L∞PIN'(ルーピン)こと社会貢献活動推進会議です。


今回は、子ども食堂でボランティアをする景山さんの様子を紹介します。

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Q.ボランティアの内容について教えてください。

「いたみっ子団らん食堂」という子ども食堂で活動しています。月1回の第3水曜日16時〜19時に行っています。
この子ども食堂では、子どもたちの学習支援やレクリエーションをしたり、一緒に食事を食べたり、子どもたちの居場所づくりの活動を行っています。

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学習支援やレクリエーションは高齢者施設のホールを借りて行っており、食事は商店街の飲食店の場所を借りています。そこに来る子どもたちは、地域の小学生や、近くの放課後等デイサービスを利用している小学生や中学生なども来ています。また、子どもたちの保護者の方も来場しています。

全体で30人〜40人ぐらいの子どもたちがいて、事前予約制になっていて、多くは顔馴染みの子が多いですが、友人と連れ立ってきたり、習い事の仲間や、兄弟姉妹で来るなど多様な子たちが利用しています。


Q.ボランティアをやろうと思ったきっかけは何ですか。

私がボランティアをやろうと考えたきっかけは、高校生の時に地域の小学校で行われている「土曜教室」(子どもたちの学習支援)という物を知り、高校1年生の時から参加していました。高校生で土曜教室のボランティアは終了しましたが、大学で保育・幼児教育に携わり、もっと子どもに関わる活動を地元で行いたいと思ったこと、もともと気になっていた「子ども食堂」に大学生ボランティアとして参加して、「子どもの居場所作りを考えていきたい」と強く思ったことから、市の広報誌や市のサイトで探した際に知りました。

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いたみっ子団らん食堂は平成30年の2月にできました。今は伊丹市内に4カ所の子ども食堂はありますが、私が活動している食堂は3番目にできた食堂です。
活動は、1年次生の7月から参加しています。毎月1回の水曜日だけなので、学業の大きな負担にもならず、楽しく参加できています。長期休みの際や自分のスケジュールに合った際は、伊丹市内の他の子ども食堂に参加し、他の子ども食堂がどのような雰囲気で活動されているかを見ることもあります。


Q.ボランティアで楽しかったこと、大変だったことは何ですか。

ボランティアの中で楽しかったことは、誕生日月の子どもたちと一緒にピアノで誕生日を祝います。
その際にもともと習っていたピアノを伴奏して、お誕生日の歌を聴いてくれている子どもたちと地域の人が歌って喜んでくれる姿を見ることが楽しいです。
さらに、ハロウィンやクリスマスなどのイベントを行いますが、そこに関わり子どもたちが喜んでくれる姿を見るのも非常に嬉しいです。

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イベントの準備などは、自治会の方や社会福祉協議会の方が準備してくれるのですが、ハロウィンの時に子どもたちと一緒にランタン作りのためのカボチャをくり抜く作業をおこなう時は子どもの近くにいて、安全に配慮します。
また、クリスマスやお誕生日で歌うなどは、私もピアノ伴奏という形でイベント企画に携わったりしています。

一方、大変だったことは、学習支援の中で、子どもたちが苦手な科目の宿題を一緒に考えることや、宿題や課題に対して良いアドバイスができなかった時や、私自身が苦手としている勉強範囲が出たときは、困ることがあります。その時には極力、分からない気持ちを汲み取りながら教えていますが、大変さを感じています。


Q.ボランティアを通して成長したと思えたこたは何ですか。

多くの子ども達を見るので、学年に応じてどのような言葉掛けをした方がいいかを考えています。周りの様子を見ながら、「今、自分はどのように動けばいいか」と見通しを立てて考えられるようになりました。さらには高齢の方や大人の方と関わるので話し方や、時と場に相応しい立ち居振る舞いなども深く考えるようになりました。
今まで、摂津市や伊丹市などで、たくさんのボランティアに参加させていただき経験を深めてきましたが、より自分の住む街の「地域の子どもたちの姿」を詳しく捉えられるようになりました。


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また、子ども食堂を利用している保護者の方の声を聞き、今後どのように子ども食堂をより良いものにしていこうかと、更なる子ども食堂の発展についても考えることができました。
もともと「子どもとかかわることが好き」とアピールしていた私ですが、「目の前にいる子どもたちにどのような支援ができるか?」と具体的に考えられるようになりました。このような経験から成長できていると思います。このような活動から、私自身の普段の大学での「保育・幼児教育の学び」にもより具体性が出てきたと感じています。


※現在は新型コロナウィルスの影響で活動休止中です。
 再開は伊丹市くらし・相談サポートセンター(市役所1階)までご確認下さい。


もし、ボランティアに興味がある学生がいましたら
下記メンバーにお声かけください。

【正雀学舎】中家(社会福祉学科)、中村(キャリアセンター課)、橋本(入試広報センター課)
【庄屋学舎】西山(学生支援センター)、黒田(教務課)、清水(学生課)
【C号館】  青木(言語聴覚学科)