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学生支援センターより 令和2年度学位記授与式で情報保障を行いました

学生支援センターでは、令和2年度学位記授与式にて聴覚障がいのある卒業生に情報保障を行いました。

情報保障の役割を担った学生は、これまでもこの卒業生の授業に、パソコンテイクでサポートをしていた学生テイカー(坂元くんと石川くん)です。

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今回の情報保障の方法は授業での通常のパソコンテイクとは異なり、遠隔で行ったため、事前に打ち合わせやリハーサルを行いました。


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卒業生や参列者からは見えない場所にいましたが、学位記授与式ですので2人ともスーツ姿でした。


学位記授与式当日は、やや緊張しながらも2人ともしっかりと役割を果たしました。

式の進行にあわせた音声情報の提供と必要な時にチャットができるように、利用学生の手元にiPadを2台設置しました。

式終了後のチャットでは、当該の卒業生から感謝の言葉をもらい、学生テイカ―も安堵の表情を浮かべていました。

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お疲れ様でした!

学生支援センターでは学生ピアサポートの一環として、これまでも情報保障が必要な学生の授業等で、学生テイカ―によるノートテイクおよびパソコンテイクを実施してきました。

学生テイカ―のほとんどはテイク未経験者でしたが、研修や実践を重ねるうちに『要約筆記のスキルやパソコンスキルが上達した』、『やり抜くことができたという達成感を味わうことができた』『障がい理解が深まった』という声が聞かれています。また、学生ピアサポートを経験することによって、対人援助においてはなにより『相互理解』が大切であることを学ぶことができたと、学生テイカ―、利用学生の双方はもちろん、学生支援センタースタッフも実感しています。

卒業生の皆さん、本学での学びを、これからの皆さんが向かう場所で活かしていってください。

在学生の皆さん、本学での学びを自分のものにし、日々成長を重ねていってください。

学生支援センターはこれからも、皆さんの学びを応援し続けています。