8月末に視能訓練専攻の有志学生14名が受講した、視覚障がい者ガイドヘルパー養成研修の様子をお伝えします。
この研修は3日間、朝から日が暮れるまでぎっしりの内容で行われます。
見えない、見えにくい方々の外出をお手伝いするための資格ですから、安全にガイドできる技術を習得しなくてはなりません。
技術の前に、まず利用者である視覚障害者の方々について、その方々を取り巻く状況について知り、考える講座があります。
複数の当事者の先生方のご講義があり、全盲であること、ロービジョンであることで何に困り、問題なのかも当事者の立場から語られます。

盲導犬や点字について学ぶ講座もありました。

身体障害者補助犬法があるにもかかわらず、未だに入店を断られることなども起きているようです。
点字の発明者はフランスの少年、ルイ・ブライユ。彼は視覚障害者ではなかったのですね。
実際に少し点字を書いてみるだけで、修得の難しさがわかります。

室内で正しい手引きの方法を教わり、実技をしてみますが、ちょっと怖いかな?握りしめぎみですね。

学内の階段での手引きも行いました。ポイントをしっかり確認しながら、メリハリのきいた声かけも忘れてはいけません。

本当に盛りだくさんの2日間の内容を修了し最終日にはいよいよ屋外での研修です。
その様子は後日お伝えします。