人間科学部 社会福祉学科からのお知らせ
EPAインドネシア人介護職員さんをゲスト講師にお招きして~社会福祉学科相談援助演習Ⅱ全体授業
平成29年12月4日(月)にEPAインドネシア人介護職員さんをゲスト講師にお招きして、社会福祉学科相談援助演習Ⅱ全体授業を実施しました。(EPAは、介護の仕事に就きながら、約4年後の介護福祉士取得に向けて勉強をする制度です。)
相談援助演習Ⅱ全体授業は、当事者の方やソーシャルワーク支援を行っておられる方から、対人支援の在り方や社会的包摂、共生などを幅広い視点から学ぶ機会となっています。当日は、社会福祉法人晋栄福祉会(本部 大阪府門真市)からお二人のゲストをお招きしました。お一人目は、カプロング様(グルーバル戦略推進室施設長付)です。ご自身の豊富な海外経験を活かして、法人内57人の外国人介護スタッフの支援や指導、サポート等を行われています。
続いて、インドネシア人介護職員であるステファニ様からのお話です。インドネシアの地理、宗教、文化などの紹介ののち、平成22年に来日されてから、介護福祉士の国家試験合格までの道のりと介護職員としての実際について聞かせていただきました。1回目の試験で不合格となり、2回目の試験でも不合格となった時はとても落ち込んだそうです。しかし、あきらめずにインドネシアに帰国してからも一人で勉強を続け、3回目で見事合格されたそうです。
質問コーナーでは、まずカプロング様への質問がありました。
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・外国人の方の支援やサポートをしていく上で 法人の中では具体的にどのようなことに取り組んでおられますか。
・カプロングさん自身が、どのようなことを心掛けてEPAの介護福
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・フィリピン、インドネシア、ベトナムにおいて、日本ほど介護の法律や介護の仕組みが進んで
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・国際厚生事業団って何ですか。
・介護留学の場合、法人が貸付型の奨学金を出す仕組みが考えられ
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日本語の難しさ、文化の違いを乗り越えていく努力の必要性、日本の福祉制度が進んでいる点、インドネシアの方の年配者を敬う気持ちの高さなどについてお答えいただきました。
また、ステファニさんへの質問では、
・日本で働こうと思われたのはなぜですか。
・日本に来日して最初に驚いたことは何ですか。
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・日本語の難しさについて、日本語にはひらが
・実際に介護や福祉 対人援助の仕事をしていると難しい専門用語がたくさん出てきます
・実際のお仕事がどのようになっているのか分かりませんが、日本の人と同じだけの仕事を求められるということに対してどのようにお
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・日本の介護に対する考え方 介護の心、介護の価値というものがあるとするならば、それはインド
・日本のお金の価値と、インドネシアのお金の価値とでは感覚的に
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・社会福祉士の国家試験では、介護福祉士と同じように筆記試験
などがありました。
とにかく日本が大好きで、はじめは日本の寒さや介護の仕事に戸惑ったそうですが、今ではすっかり慣れ、施設の近くで一人暮らしをされているそうです。
最後は、学生さんから大阪人間科学大学のロゴ入りの記念品がプレゼントされました。カプロング様、ステファニ様、本当に素晴らしいお話をありがとうございました。