2019年2月8日（金）に後期試験も終わったということで、秦ゼミの3年次生と2年次生の有志は、本学卒業生が勤務する特別養護老人ホームに施設見学・交流に出かけました。

1974年（昭和49年）に開設された大阪市旭区にある高殿苑様は 、社会福祉法人として、1921年（大正10年）にサントリーの創業者で初代理事長 鳥井信治郎様が、社会奉仕への強い信念のもと生活困窮者救済のため、大阪市のあいりん地区に無料の今宮診療院を開設したことが始まりだそうです。2017年4月には、全室個室のユニット型特別養護老人ホームにリニューアルされ、とてもお洒落で綺麗な施設でした。

はじめに、施設長 岡田様から、施設の歴史や特徴などについてご説明いただきました。その後、卒業生（先輩）の案内で施設内を見学させていただきました。卒業生（先輩）は、施設が新しく建て替わったとき以降に就職され、この春で4年目になるそうです。

次に、入浴施設を見学した後に、天井走行型のリフターを体験させていただきました。多くの学生が天井据え付け型のリフトを見るのは初めてでした。

その後、ユニット（利用者さん10名ほどのケア単位の意味）型の居室の中に入らせていただきました。 利用者さんのそれぞれの暮らしに応じたものがお部屋の中にたくさん置いてあり、利用者さんの自立生活や生活の質の向上につながっているとよく理解できました。

その後、先輩の所属するユニットで床走行型のリフターの経験をさせていただきました。

最後に、学生たちが利用者さんたちの前で事前に練習してきた歌を披露させていただきました。歌は「世界の国からこんにちは」、「ふるさと」、「お座敷小唄」、「上を向いて歩こう」を歌いました。利用者さんも一緒に歌っていただき、利用者さんの表情が生き生きとされていたのがとても嬉しかったです。

学生たちも緊張からか予定していた通りにはできませんでしたが、とても楽しい時間を一緒に過ごすことができました。
「また来てね。」という言葉がとてもありがたかったです。

できれば、このような機会を少しずつ増やしていけたらと考えています。

高殿苑の皆様、先輩、誠にありがとうございました。