人間科学部 社会福祉学科からのお知らせ

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ゼミでの施設訪問

令和2年9月20日(日)、人間科学部 社会福祉学科 秦ゼミでは、高齢者施設訪問に出かけました。

今回は、 大阪市東住吉区にある特別養護老人ホーム「ゆめあまみ」様 にお邪魔しました。

ゆめあまみ様は、定員86名、ショートステイ13名で、阿麻美許曽神社境内の中にあります。日本で唯一、神社の中にある特別養護老人ホームだそうです。

実際に訪問させていただくと樹齢なんと500年の大きな楠のご神木が5本もあり、この木に囲まれて生活を送ることができるというようになっています。本当に素晴らしいロケーションでした。

法人や施設の考え方、介護を始めた歴史、フィンランドとの交流、介護ロボットの活用など様々な説明を最初に受けました。当日は短歌のボランティアも来られていました。日曜日にもかかわらずこのようなイベント活動が行われていることにも感銘を受けました。

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その後、施設を見学させていただきました。

ケアにICTを取り入れておられ、利用者さんの転倒予防のためのシルエットと言う見守りロボットを紹介いただきました。これは、介護施設において使用する、センサーや外部通信機能を備えたロボット技術を用いた機器のプラットフォームで、利用者さんが転倒に繋がるような動きをされた時に、カメラと連動し介護職員に画像が送られるというものです。プライバシーに配慮するという意味で鮮明な画像ではなくシルエットで紹介されるそうです。私たちも初めて見ました。

転倒のリスクが高い利用者さんは全体の中ではごく一部だそうですが、そういった方々に利用していただくことにより、介護職員の負担も大幅に軽減されるそうです。これなしには考えられないという言葉がとても印象的でした。

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その次に、リショーネ(パナソニック)という介護機器をみせていただきました。

これは従来のように、介護職員によって移乗介助するのではなく、通常使っているベッドがそのまま1/2に分離して、リクライニングの車椅子に変わるというものです。 実際の利用者さんが使っておられるところを初めて見させていただき、学生も驚いていました。まだまだ普及していないので1台当たりの価格が高いことが課題だそうです。

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利用者さんにご挨拶をさせて頂いた後、 機能訓練室で様々な介護ロボットを実際に体験させていただきました。


介護ロボットに関してはこちらの資料を参考にしてください。



また、移動支援で必要とされる様々な介護ロボットを体験させていただきました。

【移動支援機器】

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【装着型介護者パワーアシスト】

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【歩行器型の移動支援機器】

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さらにコミュニケーションロボットを紹介いただき、一番印象に残ったと答えた学生が2名いました。

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最後に寺本施設長と記念写真を撮らせていただきました。
※写真撮影のため、感染対策に配慮した上でこの時のみマスクを外しました。
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貴重な機会を提供いただき本当にありがとうございました。