後期授業も終わり、皆さんホッと一息といったところでしょうか。社会福祉学科では、1年次生を対象として、実習が本格的に始まる3年次生になる前に、実際の施設や機関に見学に出向き、現場に触れることができる福祉フィールドワークという科目を開講していることをご存じでしょうか。すでに授業自体は終了していますが、コロナ禍であっても、対面形式で実施できた授業ということもあり、この科目ではどういったことを行っているのかを皆さんに知っていただきたいため、紹介いたします。
昨年は5か所の施設・機関への見学を行いましたが、残念ながら今年は新型コロナウイルスの影響で2か所しか見学できませんでした。
そのため代替案として、相談援助演習Ⅰでも経験した疑似体験(車いす介助・高齢者体験)を授業で行いました。

疑似体験キットを身につけた学生にご注目。歩き方や姿勢が堂に入っていますね。

密にならないように、他の人と距離を取って交代します。
(※使用する肘あてなどは、交代するごとにアルコール消毒を行っています。)

こちらは声かけをしながら坂を上っています。
相談援助演習Ⅰの時とは違い、「介助する側としてどのようなサポートをすればよいか」というねらいをもって取り組みました。
実際の施設見学時に、利用者様への対応をする可能性も考えられます。学生の皆さんは笑顔を見せながらも、真剣に取り組んでいました。
【疑似体験の振り返りで挙がった感想】
・介助体験をして、高齢者がどのような歩行に対する困難があるのか身をもって知り、介助する時にどのようなことに気を付けた方がいいのか考えることができました。
・車いす体験をし、やはり声かけは本当に大事だということが分かりました。急な坂道や土のグラウンドに降りる時にも、コミュニケーションを取ることが必要だと考えました。
・実際にやってみて、最初に気をつけようとしていたことも忘れ、なかなかうまくいかないことが分かりました。なので、実際に経験することが必要だと強く感じました。