人間科学部 社会福祉学科からのお知らせ

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「ソーシャルワーク演習」授業報告その1(高齢者体験)

 今年度も緊急事態宣言が発令され、対面授業がほとんどできない状況が続いています。そのような状況の中でも、社会福祉学科では昨年度に引き続き、感染防止対策を行った上で、1年次生対象のソーシャルワーク演習の授業は対面形式で初回から6クラスに分かれて実施しています。

 ソーシャルワーク演習では、クラスごとの授業に疑似体験を取り入れています。車いす体験やアイマスク、高齢者体験キットを使用した体験を通して、学生自身の日常生活との違い、行動のしづらさなどを体感し、その経験から自分なりの考えを深めてもらうことを狙いとしています。

 今回は、あるクラスの疑似体験の様子を紹介します。数少ない対面授業の中で、学生がどのような学びをしているのかをご覧ください。

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まずは、高齢者体験。
体験キットを身に着け、いざ、出発。

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体験している学生の横について、何かあった時にサポートできるようにしていますね。

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階段を下りる体験をしています。サポートする人が半歩前にいると安心できますね。

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体験が終わった後は、その日の振り返りをグループごとに行い、ホワイトボードで共有しました。

「普段の目線では気づかないことに気づくことができました。」
「日常がずっとつらい状態のままだと精神的にも身体的にも負担がかかるので、介助者がいるだけで気持ちが楽になると思いました。」

など、短い体験の間にさまざまな気づきがあったようです。

このような体験を通した学びを重ね、皆さんに信頼される対人援助の専門職業人を目指していきましょう。