大学からのお知らせ

トピックス

人権週間に伴う「人権フェア」のお知らせ

12月4日(火)~12月10日(月)は「人権週間」です。
人権教育推進委員会では、人権週間に伴う企画として「人権フェア」を実施します!

期間:2018年12月3日(月)~12月21日(金)
場所:OHSラーニングセンター(正雀学舎1号館2階 図書館内)

img1_jinkenfairflyer.jpg

人権フェアでは、人権について考えるきっかけになるような図書や絵本、映像作品を展示しています。その中から、ここでは2つの作品をご紹介します。

  • 絵本『わたしのいもうと』偕成社 松谷みよ子作

「いないいないばあ」をはじめ、数々の絵本を残した松谷みよ子さんの作品です。

わたしをいじめたひとたちは
もうわたしを
わすれてしまったでしょうね――

いじめに傷つき、心を閉ざし、孤独の世界にとじこもっていく小さな妹の背中。絶望への道を選ぶしかなかった妹の姿に、ページをめくるたび、言葉にならない憤りが込み上げてきます。
「自分より弱いものをいじめる。自分とおなじでないものを許さない。そうした差別こそが戦争へつながるのではないでしょうか。」
作者のもとに届いた一通の手紙から生まれた、実話に基づく衝撃の絵本。

  • 『君たちはどう生きるか』 岩波文庫 吉野 源三郎著

1937年に出版され今なお読み継がれている歴史的名著です。今回は漫画「君たちはどう生きるか」と合わせて新装版も発刊されました。人間としてあるべき姿を探し求めるコペル君と叔父さん。二人のやり取りを通して、今は亡きお父さんの「立派な人になってほしい」という希望に向けてコペル君は歩みます。貧しいということ、周りに流されるということ、友情や尊敬をコペル君は学んでいきます。

世の中の流れに飲み込まれず自分の考えを信じ抜ける立派な人間になりたいと願うコペル君。その同じ心で、自分の心の弱さに負けるコペル君。たとえ誤ったとしても、自分を信じて立ち直ることができると信じられる本です。

他にも人権学習に役立つ資料や心温まるストーリー、様々な人権課題を取り上げた作品をピックアップしています。

img2_jinkenfair.jpg


平成30年は、世界人権宣言70周年の節目の年です。この機会にぜひOHSラーニングセンター内の「人権フェア」をチェックしてみてください!また、「人権週間」や「世界人権宣言」など人権について興味がある方は、下記の参考情報もあわせてご覧ください。

参考:法務省ウェブサイト http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00172.html