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学長ブログ

豊かな人間性と高い専門知識の修得を。

新しい風が吹く!校友会新役員との顔合わせ
2024年6月13日

本日、令和6年度の校友会新役員の皆さんとの顔合わせが行われました。今年度は、昨年度から引き続き役員を務めていただく1名に加え、新1年次生4名を含むフレッシュなメンバー5名が加わりました。 自己紹介の後、新役員の皆さん一人ひとりから、学友会活動に対する所信をお聞きしました。皆さんの思いはそれぞれですが、本学で学ぶ学生の学園生活をより充実したものにしたいという熱い思いを感じました。 コロナ禍によって、多くの制限を受けてきた学友会活動も昨年度から、以前のように活動することが可能になってきました。私からは、皆さんには、単にコロナ禍以前の形に戻るということではなく、アフターコロナの新しい学友会活動を作り上げていったほしいという期待を伝えさせていただきました。 新役員の皆さんは、明るく元気で、とても頼もしく、彼らが中心となって、学生生活をさらに活性化させてくれると確信しています。 大学全体で新役員の皆さんを応援し、学生一人ひとりが輝くキャンパスを作っていきましょう!

新入生オリエンテーション
2024年4月17日

昨日(4月17日)から一泊二日で、令和6年度新入生の宿泊オリエンテーションがありました。場所は滋賀県の「びわ湖大津プリンスホテル」で、コロナ禍での中断をはさみ5年ぶりの開催となります。 1日目は、学科別アクティビティで、学科ごとに分かれて、学科の先生方や先輩学生が考え、工夫を凝らしたプログラムが提供されました。2日目は、学科を横断した人間関係の構築を目的に、「対人援助演習Ⅰ」のクラス(複数)をユニットとし、全体アクティビティが行われました。外部の事業者「マザーアース・エデュケーション」さんによる特別プログラムが実施されました。 2日間を通したプログラムの実施で、同じ学科はもちろん、学科を超えて学生同士の親睦も深まり、プログラムの進行に合わせて打ち解けた様子を見ることができ、うれしく思いました。 大学では、専門知識を習得することはもちろんですが、将来、職場や地域社会で活躍するために必要な「コミュニケーション能力」についても、しっかり身につけてほしいと考えています。 このオリエンテーションが、新入生同士そして教職員、先輩学生との円滑なコミュニケーションの契機となることを願っています。

入学宣誓式
2024年4月1日

本日、入学宣誓式があり、学部生378名、大学院生9名の新入生を本学に迎えることができました。すべての入学生が卒業、修了時に夢を叶えることができるよう、教職員一同しっかりと取り組んでいかねばと決意を新たにした一日でした。以下に式に際し私からお伝えした式辞を掲載します。

式辞

暖かい春の日差しの中、本日、晴れて大阪人間科学大学ならびに大学院に、新たな第一歩を記された皆さん、ご入学おめでとうございます。希望に満ち溢れ、前途洋々な皆さんを、教職員一同、心から歓迎いたします。 並びに、本日まで新入生の皆さんの成長を温かく見守り、勉学を支え続けてこられた、ご家族はじめ関係者の皆さまにも、心からお慶びを申し上げます。 また、申し遅れましたが、校友会会長様はじめ、ご来賓の皆さまには本日ご多用の中、新入生のためにご臨席賜り、厚く御礼申し上げます。 新入生の皆さんは、今、大学生、大学院生として大きな期待とともに入学されたことと思います。そこで、まず皆さんが入学された大阪人間科学大学についてお話しいたします。 本学は、人間をさまざまな角度から見つめ、科学的に探究することを目的として、今世紀の始まりの2001年、平成13年に一学部二学科構成で開学されました。その後、学部、学科の増設や改編、大学院研究科が設置され、令和二年度には、人間科学部、心理学部、保健医療学部の三学部のもとに社会福祉学科、医療福祉学科 視能訓練専攻、子ども教育学科、心理学科、理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚学科の七学科の編成となり、さらに今年度開設しました社会創造学科、そして大学院である人間科学研究科を設置する三学部八学科一研究科の構成になっています。 これまで多くの卒業生、修了生を社会に送り出してきたところであり、今年入学された皆さんは第24期生になります。 本学の運営母体である学校法人薫英学園は、1931年、昭和6年に設立された伝統ある学園で、その建学の精神は「敬・信・愛」です。すなわち、人を尊敬し、信頼し、愛するとともに、人からも尊敬され、信頼され、愛される人間の育成を謳っています。本学は学園の建学の精神を継承し、自ら考え行動する「自立」と他者を思いやる「共生」の心を培う人間教育を教育理念としています。 少子高齢化が急速に進む我が国では医療・福祉・教育・心理へのニーズは急速に高まっており、「人間一人ひとりを大切にする」ための「心の豊かさ」が、ますます求められる社会になっています。本学はまさにそういった社会のニーズに応え、これからの時代を支える、「対人援助のプロフェッショナル」を目指す学生の、「成長に、本気。」をスローガンに、有為な人材の育成を目指しています。皆さんにも、社会の要請に応え、これからの日本を支える人材となって欲しいと願っております。 一方、AIをはじめとしたデジタルトランスフォーメーションの進展により、ごく近い将来にはコンピュータやロボットが多くの仕事を人に取って替わると言われています。  しかし、その中でも本当に必要とされるのは、「人の役に立ちたい」という「熱い志」を持つ「人間味豊かな」「対人援助のプロフェッショナル」であり、「チーム支援」をリードし、「人間ならではの役割」を果たすことが、我が国の課題を解決し、明るい日本の未来へとつながるのです。 このようなときこそ「人間一人ひとりを大切にする」ことを本学で学んだ皆さんが活躍する時代となります。 皆さんには、まわりを思いやる「やさしさ」を大切に、人間性を磨き、それぞれの学科、専攻において、専門知識と技術をしっかりと身に付けてください。そして、本学での多くの新しい出会いとともに、何事にも積極的、主体的に取り組むことで、楽しく実り豊かな学生生活を送り、立派に成長して、これからの日本を支える人材となって欲しいと願っています。 本学では、昨年、2040年までを計画期間とした「大阪人間科学大学 ビジョン2040」を策定し、「学生の成長度日本一」を目指すという目標を掲げました。目標達成に向け、教職員一同、皆さんの「成長に、本気。」にしっかりと向き合い、全力で取り組んでいく決意であります。 近年、若者のコミュニケーション能力の不足が指摘されています。将来、職場や地域社会で「対人援助のプロフェッショナル」としての活躍が期待される皆さんには、卒業や修了、資格取得のための勉強だけでなく、コミュニケーション能力など、これからの人生で必要となるものについてもぜひ考えて下さい。そして、これからの学園生活のなかで先生や先輩そして仲間たちとの交流を通じて身に付けるように努めてください。 皆さんには、専門知識とスキルをしっかりと身に付けていただくとともに、建学の精神や教育理念への理解を深め、本学の学生にふさわしい行動をして頂きたいと考えています。 大学とは、皆さんが夢を見つけ、育み、実現するところです。本学では、教職員と学生間の距離が近く、私ども教職員は皆さんを応援するため最大限の努力をいたします。しかし、皆さんの夢を実現する主役は、あくまでも皆さん自身であることを認識し、自分を磨き自分の「成長に、本気。」で取り組んでください。 さらに、皆さんをこれまで物心両面に温かく支えてくださっているご家族への感謝の気持ちを忘れずに、これからの学生生活を送っていただきたいと思います。 最後になりますが、皆さんと私達教職員一同が手を携え、充実した学園生活を築いていくことで、大阪人間科学大学と皆さんの新たな輝かしい未来を、共に創りあげていきましょう。以上、皆さんへのお願いと期待をこめて、私の式辞といたします。

令和六年四月一日 大阪人間科学大学   学長  井上 博司