プロとして戦うアスリートたちは、スポーツトレーナーの存在をどのように感じているのか。
大阪から3番目のJリーグ入りを目指すプロサッカークラブで、2018年度から本学がアカデミック・パートナー契約を締結した「FC大阪」で活躍する選手にインタビューしました。

筋肉や身体組成へアプローチする
エキスパートがいる安心感。
身体の感覚的なところは自分にしかわからないので、普段は自分で考えてトレーニングをすることが多いです。それでも成果があまり出ない時や客観的な視点が欲しい時は、スポーツトレーナーに意見を聞きます。ボールを競り合うために鍛えた筋肉が、実戦にあまり生きてこなかったときは「鍛えた部分を使おうとしすぎている」と言われ、ハッとしました。相手とのポジショニングはいつも違うため、当たり方もその時々で違います。であれば、実際のモーションで身体の使い方を変えた方がいい。筋肉や身体組成の専門知識に長けたトレーナーがいることで、チームにとっても安心感が生まれています。
最短期間で復帰を可能にした
プロ選手のためのケア。
試合中の接触で、膝の内側側副靭帯を損傷。ケガは前十字靭帯にもおよび、全治約5か月の診断でした。リハビリテーションは、スポーツトレーナーによる専門知識に基づいた、きめ細かなケアを受け、診断よりも早い3か月で復帰することができました。リハビリ期間中に上半身の筋力アップに取り組んだ成果もあって、ケガを乗り越えた翌年は大いに活躍でき、JFLの得点王を獲得!身体のちょっとした違和感でも、スポーツトレーナーに聞けばすぐに改善できるので助かります。ケガをしないための身体づくりなど、トレーニングのおかげでチーム全体のケガも減少し、スポーツトレーナーの専門能力はチームにとってなくてはならない存在です。
専門知識に裏付けられたトレーニングはアスリートにとって必要不可欠。
入団当初は下半身の筋力が利き脚に偏っていてバランスが悪く、対人プレーで当たり負けすることが課題でした。筋肉量を『体組成計』で計測するとやはり右と左で明確な差があり、スポーツトレーナーに相談。まず、筋力のバランスを整えて強化、さらに守備に必要な瞬発力、キック力を高めるトレーニングを始めました。トレーニングを続けて、当たり負けしなくなったのはもちろん、プレーに余裕が生まれています。
必要な筋肉のつけ方はポジションによっても違うので、知識の豊富なスポーツトレーナーにアドバイスを受けられるのはありがたいです。

現場で学べる。同じ目標を持つ仲間がいる。

理学療法学科の
ココがオススメ!

理学療法士(国)受験資格はもちろん、アスレチックトレーナーの
資格取得に向けた学びや取組が充実しているのが理学療法学科の特長。
その魅力について先輩たちに聞いてみました。

  • Point1

    FC大阪とアカデミック・パートナー契約!

    大阪から3番目のJリーグ入りを目指すプロサッカークラブ「FC大阪」と
    アカデミック・パートナー契約を締結し、スポーツ選手の支援について
    身近に学ぶことのできるプログラムがスタート。

    プロ選手を支えるスポーツトレーナーの仕事を
    現場で学べる取組に期待いっぱいです。

    理学療法士の国家資格の受験資格に加え、アスレチックトレーナーの資格も取ることができることに魅力を感じ、大阪人間科学大学に入学しました。FC大阪とのアカデミック・パートナー契約によって、学びのフィールドは学外にも広がっています。現場のスポーツトレーナーが選手にどのようなリハビリテーションを行なっているか、実際にしっかり見て学びたいですね。将来、臨床の現場でスポーツ選手にかかわる場合にも、FC大阪との取組で得た知識や経験が自信になると思います。

  • Point2

    アスレチックトレーナーを共に目指すATサークル!

    スポーツ選手の支援のための実践的なスキルを磨くことを目的とするATサークル。
    理学療法学科の学生たちが主体となって活動しています。

    筋トレやテーピング方法など
    実技のスキルアップに励んでいます。

    アスレチックトレーナーに必要な実技を身に付けることを目的として毎週活動しています。筋トレやテーピングの方法を自分たちで調べ、仲間同士で指導し合うなど、活動はすべて学生が主体。探究心が湧いてくることはもちろん、指導力も伸ばすことができます。メンバーそれぞれの指導法から「こんな教え方もあるのか」と、新たな発見に出会うことも。最近は大学の女子バスケットボール部やフットサル部とも連携し、選手たちの競技力向上に力を入れています。メンバー同士が積極的に意見をぶつけ合い、切磋琢磨しながら腕を磨く日々です。

  • Point3

    確かな技術や知識を習得できるカリキュラム!

    最新の機器や設備を使い、少人数の学びで技術をじっくり習得できます。
    また、社会福祉学や心理学なども学べるため、患者さまの視点に立って
    考える力も身に付きます。

    身体の動きを、その構造や仕組みから
    理解できるのが面白いところです。

    心理系の学科もあることに魅力を感じ、大阪人間科学大学を選びました。授業の中でも特に解剖学や身体運動学、神経系障害理学療法学が興味深いです。筋肉や骨格の構造や仕組みを学ぶ解剖学がベースとなり、それぞれがどのような働きをすることで人の動作を作り出しているのかを身体運動学で学んでいきます。勉強を進めていくと、どの筋肉がどのタイミングでどれぐらいの力を出して働くと、立ち上がりや歩行といった動作を負担なくスムーズに行うことができるのかが分かるようになります。人の日常動作を理解する上で解剖学や身体運動学で学んだ知識の大切さを実感しています。
    将来は、心理面からも支援できる理学療法士を目指しています。

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