社会課題への
アプローチ、
自由な学びが
自分を輝かせる

森田 望奈未 助教
社会創造学科
[専門分野]絵画・イラストレーション
グラフィックデザイン/ WEBマーケティング
[プロフィール]神戸芸術工科大学デザイン学部卒。
地方創生を目的とした外食産業の会社で企画マーケティングを担当後、フリーランスとしてWEBコンサルティング・企画デザイン・SNSマーケティングを手がける。
2024年4月、本学の助教に就任。
本学科の魅力
「何が必要だと思う?」という問いかけ
本学科の魅力は、自分の経験が育んだ好みや憤りや疑問から社会課題に取り組み、「個性」を活かした学びができるところです。学生の皆さんには、「これをやりなさい」ではなく、「何が必要だと思う?」と問いかけます。誰かに決められた課題を提示されるのではなく、自分で考え、課題を見つけていきます。
社会課題として、どこに着目するのか。本学科では、社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)的な視点を養っていくのも特徴の一つです。ビジネスにできるかどうかはアイデア次第。アイデア力は、自分の人生を楽しくしてくれるスパイスです。学びながら楽しく遊ぶ、そんな感覚を養ってほしいですね。
本学科の学生には、「社会に対する疑問を解決したい」「動画制作をしたい」「自分の好きなものを勉強して就職につなげたい」といった思いがあります。疑問を持って自分から進んで学び続けられる学生は伸びやすいと感じますが、「自由」ゆえの難しさもあります。だからこそ私たち教員から多くのアドバイスをもらい、自分の興味関心を深めてほしいです。
将来を見据えて
急速に変化する社会で必要とされる力を
「面白い」「挑戦してみたい」「おかしい」などの日常から湧き出る感情の中にヒントが隠れていると繰り返し伝えています。もしかしたら、「自分なんて無理」と自信がない人もいるかもしれません。でも、大丈夫。あなたの感情や経験こそが、同じように感じている人のキッカケになる「何か」であり、それを展開することで社会のために自分を活かし輝かせることができるのです。
今はトレンドに合わせて動画編集などの演習授業が多いですが、重視されるコミュニケーションは変わりゆくもの。スキルの習得だけではない学びを通じて、急速に変化する社会で自ら課題を見つけて解決案の提案や解決方法を展開できる力を身につけましょう。また、社会課題の解決にアプローチできる独自性の高い企画力や制作力を磨き、社会に様々な形で還元できるといいですね。
今後、私が教員としてチャレンジしたいのは、他学科とのコラボです。例えば、対人援助の専門職を目指す人を増やすためのクリエイティブ作りなど、やりがいがありそうですね。本学には個性的な先生が大勢いるので、先生同士のコミュニティを大切にして、学生たちの活動にもつなげていきたいと思います。

私は社会性を重視した制作活動を続けていますが、勉学として学生の皆さんに教えられることがとてもうれしいです。学生の皆さんへの願いは、「誰かのために自分の能力を最大限活かすことの幸福感をたくさん感じてほしい」ということ。本学科で自分を大切にしながら、新しい挑戦や冒険を始めましょう。そして、様々な経験や人と出会いが、あなたの感性を磨く良い時間になりますように。