多様な福祉現場を知る、
あなたの行動力が
自分の進む道を
確かなものにする

久山 藍子 助教
社会福祉学科
[専門分野]スクールソーシャルワーク
児童福祉 / NPO
[プロフィール]大学では社会福祉学を専攻。カナダへの遊学を経て、NPO法人に就職。2010年よりスクールソーシャルワーカーとして大阪府の自治体に勤務し、2023年より本学助教を務める。
本学科の魅力
多彩な福祉の現場を肌で実感できる
本学科では、実際の福祉現場に触れることを重視し、1年次から福祉フィールドワークの授業やサービスラーニングの取り組みを行っています。サービスラーニングとは、様々な福祉現場でボランティア活動等を行い、その活動体験を通じて学びを獲得する取り組みです。1年次から福祉の仕事の幅広さに触れ、自分の関心のある分野を探ることができるのは、本学科の強みです。学生時代からたくさんの現場を知ることは、進路選択のミスマッチを防ぐことにもつながります。多様な経験を積みながら、自分の適性や得意分野を見つけ、実践力を磨いていきましょう。
さらに、豊富な現場経験を持つ講師陣がそろっているのも、本学科の魅力です。具体的なケースをもとにした実践的で分かりやすい授業を通じて、理論や制度についても深く学ぶことができます。
将来を見据えて
福祉の役割は拡大し、活躍の場も広がる
社会福祉とは、人の生活をより良くしていくこと。学びを深めるなかでは、福祉が生きる力につながっていることを実感できるはずです。本学科での学びを通し、人間力を高め、人とつながることの大切さやその方法を身に付けていきましょう。多様な現場で様々な価値観に触れることで、相手を理解し、お互いの違いを尊重しながら関係性を築いていく力も養われます。
今後、福祉業界へのニーズはさらに高まり、福祉専門職の活躍の場も増えていくと予想されます。従来の高齢者福祉や障害福祉といった分野にとどまらず、児童・医療・地域福祉、さらには企業における福祉的な取り組みも増えています。
また、私が専門とするスクールソーシャルワーカーは、教育現場で福祉を展開する専門職です。学校という場を通じてソーシャルワーカーが子どもたちの生活や成長を支え、子どもの笑顔が増えることを間近で感じられる仕事としての魅力、社会課題に臨む際に必要とされる知識やスキルを伝えたいと思います。

私たちの人生のライフステージに、福祉は密接に関わっています。病気になったとき、子どもを授かったとき、より良い働き方を考えるとき――福祉のスキルは、こうした様々な場面で必要とされ、活かされていきます。
福祉というと「困っている人を助ける」というイメージを持たれがちですが、健康な人にとっても福祉は重要です。「人の生活そのものが福祉の対象である」と考えると、福祉を学ぶことの意義がより実感できるはずです。学びを通じて、より良い社会づくりに貢献する力を身に付けてください。