News

理学療法学科

2024.7.8
理学療法学科

「ふるさと実習」で成長しています!《広島県編》

毎年、理学療法学科 4年次生の前期では、「理学療法学実習Ⅳ(総合A)」・「理学療法学実習Ⅴ(総合B)」の履修のため、各地の臨床実習施設に赴いています。

臨床実習施設の配置は、学生ごとに学科にて慎重に検討されます。当学科の学生には出身地を離れ大阪で一人暮らしをしている学生もたくさんいます。そのような学生には、臨床実習を出身地で履修できるように配慮しています。その名を「ふるさと実習」と呼びます。

広島県出身の4年次生 Yさんは、広島県内の実家から通える医療機関にて臨床実習を行っています。家族と過ごせる時間や家庭料理をエネルギーにして臨床実習に取り組めています。もちろん、保護者様にとっても、日々の我が子の成長を感じながら実習に送り出すことができます。実習施設訪問指導の際に、教員が実習学生に聞いたところ、「お母さんのお弁当は久しぶりです!」と笑顔で話してくれました。

さて、臨床実習では、なにより臨床実習指導者の先生方の丁寧なご指導のお陰があります。Yさんがお世話になっている臨床実習施設の指導者の先生は、なんとYさんと同じ小・中学校の出身だということです。出身地であるが故、指導者と実習生の共通の話題があり、安心があります。その土地の風土や方言にも馴染んでいることで、緊張しがちな臨床実習の履修を和らいでいるようです。

臨床実習では、理学療法対象者の方々の心身機能や動作能力の評価、適切な目標設定や治療プログラムの立案といった一連のことを学ばせていただいています。そのような取り組みの中、出身地であるという利点は、なによりその土地で生活する患者様の日頃の様子を深く理解することにつながります。

支えていただいている方々に感謝して、充実した臨床実習を過ごしてもらえるように願っています。
(文責 理学療法学科 教員 山野 薫)

Category

Archives