保健医療学部作業療法学科
日常の暮らしの中で
身体機能を回復させる支援を行う
地域包括ケアや在宅支援が進み、活躍が期待される作業療法士。本学では理学療法学科や言語聴覚学科との連携で知識と技術を広く深く学びます。
お知らせ
- 2024.6.25Topics
地域連携報告
特定非営利活動法人スマイル工場
(神戸市) - 2024.5.30
車椅子&障がい体験
- 2024.5.23Topics
【学科コラボ】 社会創造学科1年次生と意見交換をしました
- 2024.5.8Topics
リハビリテーション教育評価機構より認定を受けました
- 2024.3.22Topics
【速報:第59回作業療法士国家試験の結果】
将来の主な仕事内容
病院やクリニック
心や身体に障がいがある方、病気やケガによる後遺症のある方が普段の生活に戻れるよう、病院やクリニックなどで作業療法を行います。
福祉施設・就労支援施設
心や身体に障がいのある方の就労支援などをはじめ、行政機関や一般企業の障がい者雇用部門の相談業務など、就労の分野も様々です。
子育て支援・教育機関
活躍の場所は、公立・私立の保育所、幼稚園、学校や児童発達支援センターなど。発達に障がいのある子どもたちの心身の成長と家族を支えます。
福祉用具メーカー
障がい者のための自助具をはじめ、義肢装具及び介護の負担を軽減するための福祉用具開発のため専門家としての知見が求められます。
取得可能な資格等
取得可能な資格
- 作業療法士 国家試験受験資格
国家試験対策Report!
作業療法士国家試験対策
国家試験対策を熟知した教員の万全なサポートにより、全員合格(合格率100%)を目指します
学びのPOINT
全員合格を目指す、低学年から始まる国家試験対策
1年次より国家試験に向けた取組を行い、重要分野を繰り返し学習する機会を設けています。自己学習とグループ学習を組み合わせ、一丸となって全員合格を目指します。
授業以外の体験を充実させる地域との結びつき
座学で学んだことをたくさん実体験してもらえるように、地域の施設等の見学やボランティアの機会を多く設けています。「作業療法士になりたい!」という気持ちも高まります。
教員と学生の距離が近く、学年間のつながりもできやすい!
勉強の質問はもちろん大学生活から人生相談まで、様々な話を気軽にできる教員がたくさんいます。また学年間で交流できるようなイベントもあり、先輩や後輩とも仲良くなりやすいです。
作業療法で大切な「ものづくり」を数多く体験!!
作業療法では様々な活動を治療の手段として用います。「ものづくり」の経験を通して、その楽しさを治療にどのように活かせるかを身体と心と頭で感じてもらいます!
4年間の学び
主な授業
複合的な能力が求められる作業療法士を、様々なアプローチではぐくみます。
1年次
作業療法の基礎知識を学修
見学実習では幅広い職域を理解
作業療法士に必要な基礎知識のほか、医療職の心構えについても学修。「作業療法学見学実習Ⅰ」では病院・施設などのリハビリテーションの現場を見学し、作業療法士の幅広い職域と仕事内容を理解します。
身体の構造に関する基礎知識を習得
[主な授業例]
- チーム医療論演習
- 基礎作業学演習Ⅰ・Ⅱ
- 作業療法評価学
- FA演習
- 対人援助演習Ⅰ・Ⅱ
- リハビリテーション概論
- 解剖学Ⅰ・Ⅱ
- 生理学Ⅰ・Ⅱ
- 作業療法学概論
- 作業療法運動学
- 日常生活技術学 など
2年次
3年次からの学外実習に対応できるよう専門的な知識・技術を身に付ける
1年次で学んだ基礎知識をさらに深めつつ、「身体障害作業療法評価学」や「精神障害作業療法治療学」といった作業療法の専門的な学修を通じて、今後の学外実習にも十分に対応できる力を身に付けます。
3年次生からの本格的実習に向け、専門知識を磨く
[主な授業例]
- 整形外科学Ⅰ・Ⅱ
- 精神医学Ⅰ・Ⅱ
- 義肢装具学・演習
- 地域作業療法学
- 身体障害作業療法評価学・治療学Ⅰ
- 精神障害作業療法評価学・治療学Ⅰ など
3年次
地域での役割を理解するとともに臨床現場で経験を積む
より専門的な知識や技術を身に付けるための授業が中心となります。リハビリテーションを行っている病院や施設での実習も始まり、作業療法士の役割やその重要性についてより深く知ります。
演習や実習を重ね、現場で活躍できる力を高める
[主な授業例]
- 作業療法評価学演習
- 身体障害作業療法治療学Ⅱ・演習
- 精神障害作業療法治療学Ⅱ・演習
- 発達障害作業療法治療学・演習
- 高齢者作業療法治療学・演習
- 高次脳機能障害作業療法治療学・演習
- 臨床実習前学内演習 など
4年次
7週間の長期実習で一連の作業療法士業務を体験
各7週間にわたる「作業療法学治療実習Ⅰ・Ⅱ」では、作業療法士に求められる一連の業務を体験し、知識・技術や対象者とのかかわり方などを学修。実習後は国家試験対策に力を注ぎ、合格に万全を期します。
長期実習に挑戦しながら国家試験対策にも注力
[主な授業例]
- 作業療法管理学
- 臨床実習後学内演習
- 作業療法学治療実習Ⅰ・Ⅱ
- 作業療法学演習Ⅱ など
クローズアップ実習
1年次からスタートする実習で、地域や医療機関など様々な現場で経験を積み、実践力を磨く。
1年次後期
身体障がい領域、精神障がい領域、発達障がい領域、 高齢期領域の病院・施設などリハビリテーションを実施している現場を見学し、 作業療法を取り巻く環境を理解します。
見学約1週間
- 作業療法学見学実習Ⅰ
2年次後期
作業療法学見学実習Ⅰでの体験とこれまで学んだ知識や技能をもとに作業療法の現場を見学し、評価の一部を体験します。
見学約2週間
- 作業療法学見学実習Ⅱ
3年次前期
地域作業療法学で学んだ知識と技術をもとに、実際に地域での医療・福祉の現場を見学・訪問し、地域でのリハビリテーションと作業療法の現状を体験・把握することで、 作業療法士としての地域でのかかわり方・役割を理解します。
地域リハビリテーション約2週間
- 作業療法学福祉実習
3年次後期
作業療法評価学演習で学んだ知識と技術や検査・測定に関する専門基礎を基に、実践的な作業療法を臨床現場で体験します。この実習では、対象者のニーズ、情報収集の方法、記録のプロセスを理解し、作業療法評価の実際と技術の正確性を経験します。
評価約3週間
- 作業療法学評価実習
4年次前期
学内で学んだ作業療法学ならびに関連領域の知識・技術を臨床の場で実践しながら学ぶ集大成の実習です。 この実習では、実習指導者の監督の下に、対象者のニーズ、情報収集の方法、記録のプロセス、疾病・疾患の医学的知識、臨床推論、技能、態度の技術の正確性を経験します。
各7週間
- 作業療法学治療実習Ⅰ・Ⅱ
キャリアイメージ
作業療法士に高まる社会ニーズ
作業療法は日常の身体の動き、つまり「作業」を通じて運動機能や脳・精神機能などの改善・維持・向上を図ります。高齢化や医療制度の改革など、社会が変化する中、その重要性はますます高まっています。
多様な領域から、人材が求められています
病院やクリニックでの作業療法
(入院・外来)
高齢者や脳卒中などの後遺症で、身体的に障がいのある方の機能回復を支えます。また、精神障がいや発達障がいなどに対する作業療法を行う場合もあります。
福祉施設
機能維持や回復のため、集団で、または一人ひとりに適した作業療法を立案。日々の暮らしにやりがいを持たせながら、身体の機能維持・回復に努めます。
訪問作業療法
退院後の在宅リハビリテーションなどに従事します。各家庭を訪問し、対象者はもちろんご家族や支援者、他職種と話し合いながら作業療法を行います。
就労支援など行政機関や地域活動支援センター
精神障がいの方の就労支援などをはじめ、様々な相談業務にあたります。また、一般企業の障がい者雇用部門など、その活躍の場は広がっています。
特別支援教育・教育機関
発達障がいのある子どもたちに対し、作業療法の知見をもとに心身の成長を支えます。公立・私立の学校や、支援センターなどその活躍の場は多岐にわたります。
福祉用具メーカー
義手や義足だけでなく、自助具など様々な福祉用具のメーカーでの製品開発業務やアドバイザリー業務などに、作業療法士の知見が求められています。
TOPICS
教員は各分野をリードしてきた専門家たち
全分野を学びながら、自分が進みたい分野を選び、専門的な「臨床家」への道を歩みます。
全般
近畿地方の日本作業療法士協会で中心的役割を果たしてきた先駆者
身体障がい分野
身体障がいのリハビリテーションの専門家
精神障がい分野
精神科でのリハビリテーションを研究・教育してきた専門家
発達障がい(子ども)分野
大阪の施設で長年、発達障がいの支援や環境づくりに取り組んできた専門家
地域リハビリテーション分野
地域リハビリテーションに精通する専門家
技術分野
国際義肢装具協会で優秀賞に選ばれた、日本を代表する義手・義肢エンジニア
脳科学分野
脳卒中専門の病院で豊富な臨床経験を持つ専門家
作業療法学科専用教室
基礎作業実習室Ⅰ
織物、木工、手工芸などの演習で使用します。
基礎作業実習室Ⅱ
陶芸、絵画、革細工などの演習で使用します。
評価実習室
主に作業療法評価学の実習で使用します。