サポートシステム
対人援助のプロフェッショナル育成プログラム
「対人援助のプロフェッショナルを目指す」大学ならではの、体系的な成長システム
人を支える”確かな力”を身に付ける
対人援助のプロフェッショナルとなるためには、優しさだけでなく、高度で広範囲な知識、そして技術を身に付ける必要があります。学びと実践を繰り返し、経験豊富な教員から学ぶことを通じ、”確かな力”をしっかりと身に付けます。
人を支える”強い想い”をはぐくむ
人はみな異なる個性を持ち、それぞれの人生を生きています。だからこそ一人ひとりと心から向き合う力が必要。また、「確かな知識や技術」に裏付けられた専門性と、人と向き合い続けることへの”強い想い”をしっかりと養います。
基礎となる学び
幅広く学び、理解を深める基盤をつくるための、授業や制度
専門を超えて学び、チーム支援についての力をはぐくむ
所属学部・学科に限らず、他分野を含む「人を支える仕事」を学び、連携力を高めます。
対人援助演習Ⅱ チーム支援を学ぶ本学独自の授業 <1年次>
学科の垣根を超えて多職種について理解し、他の専門領域の価値観を知る
「医療技術・リハビリテーション」「心理」「福祉・介護」「保育・教育」について、3学部7学科のリレー講義で様々な人を支える専門職や分野について幅広く学びます。
Pick up!
心理学科
今の自分の気持ち、分かるかな?
描いて、話して、気づきを生み出す。
例えば「今の自分の気持ち」を絵にする実践。言葉だと緊張するけれど、絵なら童心に戻り素直に表現できます。こんな気づきも、実践ならではです。
医療福祉学科 視能訓練専攻
かけるメガネで世界が変わる!?
患者さまの"見えない世界"を実体験。
先生手づくりの体験メガネが数種類。かけかえるたびに視界が狭まったり、ゆがんだり…共感から始める学びで、患者さまの状況を理解します。
STUDENT’S VOICE 対人援助演習Ⅱ
他の専門領域を学ぶことで、対人援助の専門職業人としての視野が広がる。
他学科の学びを通じて視野が大きく広がるのを実感できる授業です。心理学科の先生とともに主人公の心の動きを追いながら映画を鑑賞したり、医療福祉学科 視能訓練専攻の授業では実際に自分の視野を計測したりと未知の領域を探る楽しさに夢中に。他学科の学生と交わり、ともに学ぶことによって視点や考え方の違いを知ることができ、「チーム支援」に必要な理解力やコミュニケーション能力の基礎も養えました。この学びを土台に他の専門職への理解をさらに深め、3・4年次で参加する地域や医療機関での実習に活かしたいと思います。※取材時の感想になります。
保健医療学部 作業療法学科 4年次生
平田 詩織さん
滋賀県・私立光泉カトリック高校 (旧 私立光泉高校)出身
少人数で学びを深める
1年次から仲間とともにステップアップしながら、専門性を追究します。
- 1年次
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大学ならではの高度な思考やコミュニケーション、情報整理などを学ぶ
FA演習
入学直後から新入生全員が所属する少人数制の演習。大学生活とゼミ形式の授業にいち早く慣れることができます。
- 2年次
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演習が本格化。仲間と協働しながら視野を広げ、自分の専門へ
プレ演習Ⅰ・Ⅱ
学部・学科の幅広い分野を学び視野を広げた上で、自分の学びたい専門分野を明確にしていきます。
- 3・4年次
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社会へ活かすため、自分の専門を掘り下げていく
専門ゼミ
2年次までに学んだ基礎学問からテーマを絞り、専門分野に特化してさらに学びを深めます。
一般基礎科目
人間についての基礎を様々な角度から学ぶ
人を支える力を身に付けるために、この一般基礎科目では3つの理念をもとに人間についての基礎を様々な角度から学び、各専門分野をしっかりと固めます。さらに、幅広い教養を身に付け、コミュニケーションの手段としての英語も習得。卒業後も自らを高め、社会とつながり続ける基礎力を築きます。
専門基礎科目
1・2年次に全分野の考え方を理解する
「専門基礎」「福祉」「心理」「医療技術・リハビリテーション」「教育」の5領域から成る全学向けの専門基礎科目です。それぞれの専門領域の入門的な内容となっており、1・2年次に履修。自分の専門分野にかかわらず幅広い領域の基礎を身に付けることで、3年次以降の専門学習の確かな基盤を培います。
学習サポート
スチューデント・アシスタント(SA)制度
大学生活に関する不安をかかえた学生に対して、情報提供や助言などのサポートを行う先輩学生をスチューデント・アシスタントとして配置しています。また、スチューデント・アシスタントとなることで自分の知識や理解度を確認することができるだけでなく、「対人援助」の在り方について考える機会が得られます。
学修ポートフォリオ
授業終了時に学生がその授業のまとめや意見などを記入し、担当教員がチェック・添削した上で学生に返却する「振り返りシート」を使用。このシートをまとめたものを「学修ポートフォリオ」と呼んでいます。学生と教員間の双方向のやりとりを可能とするほか、授業で学んだ内容の振り返りに活用することができます。
資格取得に向けた学び
様々な未来を実現するための多様なサポート体制
国家試験対策講座
万全なサポート体制で合格を目指す。
本学の国家試験対策講座では、傾向と対策を熟知した教員の指導のもと、①出題のトレンドを網羅したオリジナルの小テストの実施、②複数年にわたる過去問題の徹底解説、③繰り返し行う模擬試験による弱点克服など、合格に向けて学生一人ひとりを全力でバックアップします。
また、苦手分野・単元をふまえた学習計画のアドバイスを個人レベルで行うなど、きめ細やかなサポート体制で基礎から段階的に、着実に合格へと導いていきます。
全国平均をすべて上回る国家資格試験の合格率
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合格率 全国第1位
作業療法士合格率
100%※1全国平均84.4%
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合格率 全国第1位
視能訓練士合格率
100%※1全国平均95.2%
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全国平均を大幅に上回る合格率
理学療法士合格率
97.6%※1全国平均89.3%
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全国平均を大幅に上回る合格率
言語聴覚士合格率
92.9%※1全国平均72.4%
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合格率全国 第1位
介護福祉士合格率
100%※1全国平均82.8%
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合格率大阪私大 第1位
※2精神保健福祉士合格率
85.7%※1全国平均70.4%
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全国平均を大幅に上回る合格率
社会福祉士合格率
64.4%※1全国平均58.1%
※1 新卒者(2024年3月卒業者)の合格率
※2 順位は保健福祉系大学等(受験者10人以上)のうち新卒者(2024年3月卒業者)の合格率によるもの
教職課程
心理学部 心理学科・人間科学部 子ども教育学科では教員免許が取得できる課程を設け、”人間科学の視点”を備えた教育者の育成を目指します。
特別支援学校教諭
特別支援学校教諭一種免許状〈知的障害者・肢体不自由者・病弱者〉
特別支援学校において、障がいがある子どもの教育を担当し、子どもたちの自立や社会参加を支援します。障がいに応じた免許の区分があります。本学では知的障害者・肢体不自由者・病弱者に対応した免許が取得できます。
取得可能な学科
心理学部 心理学科高等学校教諭
高等学校教諭一種免許状〈公民〉
高等学校教諭一種免許状は、高校教諭になるために必要な免許です。心理学科では、「現代社会」「政治・経済」「倫理」の科目を担当する「公民」の教員免許が取得可能です。
取得可能な学科
心理学部 心理学科中学校教諭
小学校教諭
小学校教諭一種免許状
小学校教諭一種免許状は、小学校で児童の教育をつかさどる教員免許です。原則として全教科の担当に加え、特別活動などの学習指導や生活指導に携わります。
取得可能な学科
人間科学部 子ども教育学科幼稚園教諭
幼稚園教諭一種免許状
幼稚園教諭一種免許状は、3歳児から小学校就学前までの子どもたちの保育・指導を行うための免許です。本学は4年制大学卒業で取得できる一種免許が取得可能です。
取得可能な学科
人間科学部 子ども教育学科国内初の心理系国家資格 「公認心理師」
「公認心理師」とは
心理学のプロフェッショナルとして様々なフィールドで活躍することができる、心理専門職初の国家資格です。具体的には、心理カウンセラーとよばれる領域(心理療法士、スクールカウンセラー、産業カウンセラー、心理技官、児童心理司など)の仕事をする専門職です。
「公認心理師」になるには
公認心理師の国家試験を受験し合格する必要があります。受験資格取得には、下記の2通りの方法があります。
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大学の学部(4年間)
+大学院(2年間)
で、受験に必要な心理学などの科目を履修して卒業
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大学の学部(4年間)
で、受験に必要な心理学などの科目を履修して卒業
+臨床現場で2年以上の実務経験
「公認心理師」の資格取得のための大学・大学院の教育カリキュラムとは
大学4年と大学院2年の計6年の養成カリキュラムを修了することが、受験資格取得のメインルートになります。これまでのカリキュラムと大きく異なるのは外部実習科目です。公認心理師資格は心理支援に特化した資格であり、医療・福祉・教育・産業・司法の現場での心理支援実習が求められます。実習時間は、大学で80時間以上、大学院で450時間以上が必要で、どちらも医療現場での実習は必修です。
大阪人間科学大学・大学院ならではの「公認心理師」への歩み
本学は関西でも早くから公認心理師取得に向けた取組をリードしてきた大学です。公認心理師養成に対応した本学と本学大学院で公認心理師を目指すコースを設けており、臨床現場での長い経験を持つ多くの教員による大学・大学院の一貫した公認心理師養成教育を受けることが可能です。
幅広い実践の場
学びを実践し、対人援助のプロフェッショナルへ 飛躍するための実践機会
専門的な能力や、それを実現するための意志は、実践を通じてより強いものへと進化します。大阪人間科学大学では学内、学外の双方において、あなたの実力を高めるための実践機会を用意しています。
学内の実践の場[各分野の実習施設・設備]
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提案・発信するスキルを身に付ける
[ARIKA Lab]写真や映像の編集、Webコンテンツ制作、DTP制作の技術を修得します。
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動機能の回復を実践!
[機能訓練室]歩行訓練用平行棒などの機器を用いて、筋力強化や関節可動域の拡大をはじめとする治療や訓練法を学びます。
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様々な日常生活を再現
[介護実習室]介護用ベッドや車椅子など、生活にかかわる介護設備や道具が整っており、日常生活の中での介護技術を学ぶことができます。
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マジックミラーを活用して観察
[行動観察室]マジックミラーの向こうの被験者の行動を観察できます。子どもの特徴の観察や、行動パターン分析などの心理学実験に活用します。
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「読む」「聞く」話す」を検査
[言語聴覚実験室]遊びを取り入れながら幼児のきこえを検査する幼児聴力検査器など、各種検査キットを整備しています。
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現場で使用される機器がズラリ
[視能訓練演習室]視野計や視力検査装置など、実際の現場で使用されている検査機器を完備。実機を用いて検査方法を習得します。
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集中して練習できる
[ピアノ練習室]個人用のピアノの練習室が約40室。授業以外の個人練習での使用も可能。集中して練習できる最新の防音設備を整えています。
学外の実践の場[幅広い学外実習先]
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高槻病院
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介護老人福祉施設 メルヴェイユ吹田
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せっつ遊育園
その他、様々なフィールドに広がる実習先
●大阪聖和保育園 ●あけぼの幼稚園 ●児童養護施設若江学院 ●藍の都脳神経外科病院 ●中村病院 など
地域・社会へ視野を広げる
在学中から社会で実践。想いを早期からカタチにする。
実践とは、単なる練習ではなく、「支えを必要としている方のために行動したい」という想いを叶える場です。
大阪人間科学大学では長年の実績から、地域の自治体や社会の各組織と連携。活動の場は日々広がっています。
地域における連携
せっつ健康長寿測定会
2年連続で、「せっつ健康長寿測定会」に参加してくれた
理学療法学科の松井さんと田中さんに感想を聞きました。
高齢者の皆さんの笑顔と「ありがとう!」の言葉に
健康維持に役立つ喜びと、地域貢献のやりがいを実感。
- ─お二人は毎年、測定会に参加していると聞きました。
- 田中さん 私にとって「せっつ健康長寿測定会」の測定スタッフとしての参加は、演習などで学んだ技術を実践できる貴重な機会です。1年次のときはバランス能力、2年次には歩行・認知機能の測定を担当。ミスをしてはいけないと緊張していましたが、楽しく充実した時間でした。
- 松井さん 事前準備会で先輩方の指導のもと練習して臨むのですが、やはり緊張しますよね。僕は、2年次のときに全体を統括するリーダーに立候補しました。高齢者の方々に負担をかけないよう受付から検査終了までスムーズに進行する必要があり、臨機応変に対応する大切さを学びました。
- 田中さん 一番苦労したのは、測定方法の説明です。一人ひとりの方の聴力や理解度に応じて、分かりやすく簡潔な言葉で伝える難しさを痛感しました。
- 松井さん 説明の仕方や声掛けによって測定結果が変わってしまうので重要なポイントだよね。
- ─実習でも役立ったそうですね。
- 田中さん はい。このときの経験が、3年次の評価実習で高齢の患者さまを担当したときに役立ちました。コミュニケーションの大切さに気づくことができたのは、測定会の大きな収穫だったと思います。
- 松井さん 参加者の皆さんの笑顔も励みになりました。僕たち学生との触れ合いを楽しんでくださっていることが表情から伝わってきて…。
- ─これから参加する後輩へのメッセージをお願いします。
- 田中さん 本当に、皆さんの「ありがとう」という感謝の言葉が忘れられません!地域貢献の喜びとやりがいを知った瞬間でした。
- 松井さん 大阪人間科学大学への信頼や親近感も感じ取れて何だか誇らしくなりましたね。自分の知識や技術が高齢者の皆さんの健康維持に役立つと実感でき、学びのモチベーションも高まりました。
- ※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、2020年度は測定会は実施しておりません。
ボランティアにおける連携
福祉施設や介護施設でのボランティアなど、様々な依頼が本学には届きます。学内の掲示板にはそうした募集情報がたくさん貼られています。中でも京都府大山崎町は「介護福祉に関する協定書」を取り交わした連携先。町全体をフィールドとした活動も展開していきます。
同じ法人である かおり幼稚園での連携
正雀学舎に隣接する、同じ法人内にあるかおり幼稚園とは深いつながりがあります。例えば、園児の視力・聴力検査や、放課後保育活動など様々。現場の先生方の仕事を間近に見ながら、自らの実践力を高めていきます。
自分の理想と働き方をマッチングさせる
高めた力や想いを社会で活かすためには「就職」という橋渡しが重要となります。現場経験豊富な教員やスタッフがあなたの夢を実現します。
- キャリアデザインⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
- OHSポートフォリオ
- 個別面談