大阪府とユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、一緒に地元大阪を“超元気”にしたいという思いから、包括連携協定に基づく共同施策の一環として、公民連携プロジェクトを進めることとなりました。大阪人間科学大学と摂南大学は、このプロジェクトに協力し、医療的ケア児等が安心してアミューズメント施設を楽しめる社会を目指した課題解決型学習(PBL)を実施しています。
今回、学生たちは、日常的に医療的ケア児等の生活支援を行う株式会社わらみを訪問。
当事者や支援スタッフへのインタビューを通じて、「外出すること」の裏側にある現実や、支援現場の課題を学びました。
その様子をほんの少し、紹介させていただきます。
“誰もが楽しみをあきらめなくていい社会”へ——。
学生たちが現場で感じ、考え、未来への提案につなげていく取り組みです。
■医療的ケア児とは
心身に障がいがあり、日常生活を送るために24時間365日、医療的なケア(人工呼吸器管理、栄養補給など)を受けることが不可欠な児童の方々です。
• 口、鼻、気管から行う喀痰吸引
自力で痰を出せない人の口・鼻・気管から吸引機を用いて痰を除去し、呼吸困難や窒息、肺炎を防ぐ医療的ケア
• 鼻、胃、腸から直接食事をする経管栄養
口から食事が取れない場合にチューブを用いて胃や腸へ直接栄養剤を送り込む方法
• 排泄のための導尿や浣腸
• 口鼻、気管から行う吸入
• 人工呼吸器の着脱や発作時の対応
医療的ケア児にとって命につながる医療機器の説明を受けています。吸引器や人工呼吸器等の医療機器のことを、わらみさんでは「パートナー」と呼びます。利用者の体の一部であるとして考えることからの呼び方だそうです。
テーマパークでは食事をとても楽しみにしておられるようです。
普段の食事形態や支援の様子を見学させていただき、パークで何かできるかを考えるためのヒントにさせてもらいました。
バランスボールが大好きなKくん。パークでは、乗ってみたいもの、行ってみたいところがたくさんあります。
Kくんとのコミュニケーションの取り方を職員に教わりながら、学生たちはインタビューに臨んでいます。
前半チームのインタビューが一旦終了して、教員から次の指示を受けています。
利用者や職員から聞きとった内容を、記録にして今回インタビューに参加できなかったメンバーに報告する準備が必要です。自分たちが五感で感じ取った大切な情報をどれだけメンバーと共有できるかが今後の活動の鍵になります。
5月末のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの現地視察に向けて、たくさんの準備すべき課題がありますが、頑張ります!



