こちら、何の加工もしていない画像です。

これ、眼科を受診したことのある方は診察の時に眼の前にあてられたご経験があるのです。ご存知でしたか？

このレンズは眼底検査の際に使用される20D（ジオプター：単位）という強い凸レンズです。

ドクターが「右見て、次は右上、上...」と、これを使用してぐるっと眼底全体を診察されています。

逆さまの像として（倒像と呼びます）眼底を観察されているのです。

診察の様子はこんな感じです。きっと覚えのある方がいらっしゃいますね。

なお、先日お知らせ記事に掲載した眼底写真は逆さには写っていません（直像といいます）。

私たち視能訓練士は逆さに記録されたカルテの図をまた逆さにして、撮影するべき箇所を探して写真を撮っています。

将来診療で役立つデータを提供できるよう、視能訓練専攻の学生は技術の習得にも頑張っています！