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「L∞PIN'」学生活動紹介⑰

こんにちは!ルーピン(社会貢献活動推進会議)です。

みなさんが、子どもの頃になりたいものはなんでしたか?

そして、その将来の夢が実際の職業につながる人ってどれぐらいいるでしょうか?

今回は、夢の実現が近づいている健康心理学科4年次生の佐々木 隼斗さんをご紹介します。

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-教師になりたい-

親族に教育者が多く、「教育する」という魅力が感じられる環境に育ったため、自然と教師になりたいと思うようになりました。健康心理学科を選んだのは、教師という夢と心理学を学びたいという思いが両方かなえられると思ったからです。

教師を目指す中で、子どもに接するボランティアをしたいと考え、3年次生のときに指導を受けていた先生に相談をしました。最初に紹介していただいたのが、小学校の支援学級に通う子どもたちの学習支援のボランティアでした。現在は、摂津市の適応指導教室でSST(ソーシャルスキルトレーニング)に参加しており、外出や登校が出来ない小中学生に、室内ゴルフ、卓球、陶芸などのスポーツや遊びを通して支援を行う活動を週1回行なっています。

-ボランティアに取り組む中で変わったこと-

支援学級は自分が想像していた以上に支援体制が整っており、実際に始めてみると、ボランティア自体が難しいと感じることはありませんでした。ただ、それまで障がいのある方に関わったことがなかったため、当初は子どもたちとの距離感がわからず悩みました。なかなか手応えを感じることができずに、ボランティアを休んでしまったときもあるのですが、教育実習を前にして、「ここで逃げたら教師にはなれない、へこたれてはいけない!」と思い直しました。

ようやく溶け込めたと感じたきっかけは、算数の授業中に、そろばんに似た教材を使用したことでした。そのときの授業がわかりやすかったようで、それからよく話しかけてくれるようになりました。適応指導教室でも、自由時間にしたテレビゲームで盛り上がったことでお互いの距離が縮まったように思いました。その経験から、教材づくりの大切さを実感し、先生から適切なアドバイスをいただきながら目で見てわかるものやグループワークで活発に話せない場合はホワイトボードで発表させるなど効果のある教材づくりを心がけ、模擬授業でも良い評価をいただくことができました。

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-ボランティアで嬉しかったこと-

最初は目を合わせてくれず、表情も固かった子どもたちが、だんだんと笑顔を見せてくれるようになったときはとても嬉しかったです。気をつけていることは、あまり深入りはしないこと、特に学校については聞かないようにしていますね。

将来の役に立てたいと思って教育関係のボランティアを始めましたが、固定概念がくつがえされるような経験をすることが多く、視野が広がったと感じました。教師を目指す人だけではなく、みなさんに是非体験してほしいと思っています。

-これからの目標-

「中学校(社会)」「高等学校(公民)」「特別支援学校」の教員免許取得に向けて勉強しており、卒業後は中学教師を目指して採用試験に取り組んでいます。教育実習と卒業論文に忙しいのですが、授業で先生が話していた内容が実習先でこういうことだったのかと気づくことが多いです。授業づくりには、社会心理学やグループ・ダイナミックス(健康心理学科専門科目)など役に立ったので、振り返ると、もっと心理学の授業を取りたかったなと思っています。

教師になれたら、「みんなにわかる授業ができるようになること」が目標です。

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<編集後記>

お話を聞いていると、とても物腰が柔らかいのですが、教育に対する熱意がしっかりと伝わってきました。目標に向かって着実に歩みを進めていて、生徒思いの素敵な先生になるのが目に見えるようです。

貴重なお話をどうもありがとうございました。

ボランティアやルーピンに興味があれば、下記メンバーにお声かけください。

夢を叶えるための第一歩は簡単に踏み出すことができますよ。

【庄屋学舎】 山中(社会福祉学科)、平松(学生課 学生支援センター)、西山(学生課)、

伴(教務課)

【正雀学舎】 山内(キャリアセンター課)、清水(入試広報センター課)

【C号館】  立本(医療福祉学科 視能訓練専攻)