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子ども教育学科
2024.6.13
子ども教育学科
桂離宮見学
授業の一環で、桂離宮に見学に行ってきました!
「桂離宮」は、江戸時代初期に皇族・八条宮家の別邸として造営された離宮。言わずと知れた『日本庭園の最高傑作』です。
子どものための美術教育について学ぶ前に、まずは、日本人の美意識を感じようというものです。
ドイツ人建築家ブルーノ・タウトも絶賛した桂離宮。
実際に歩いたからこそ感じたことが多くありました。
例えば、足元。行く先々によって切石と自然石が巧みに配置され、目を楽しませてくれます。
外腰掛で休憩して、 目線を上げると、地域的に少し珍しい蘇鉄が目に飛び込んできます。
借景も美しい。
切り取られた絵画のようです。月を鑑賞するために設けられた月見台。
歩くたびに計算され尽くした景色が広がります。
しかし、一度に全てを見せないという・・・焦らしのテクニック!
全貌を見渡したいという来訪者の気持ちすらコントロールされます。
タイパ?コスパ?
いやいや、全てのパフォーマンスが対極なのですここでは!
おもてなしの究極のデザインを通して、日本人の美意識を感じた1日でした。
nikitty