News

作業療法学科

2023.2.15
Topics

作業療法学科 日常生活技術学演習の授業の1コマ

今回は、日常生活技術学演習の授業の1コマを紹介します。
この授業では、障害を持つ方々が日常生活を送る上で困ることが少なくなるように、リハビリをする方法や、できなくなってしまったことを補うための工夫を考えることに取り組みます。その工夫の中に「自助具」というものがあります。
「自助具」とは障害などにより、日常生活を送る上で、できないことがある人をサポートする道具です。作業療法士は対象者の方々に合った自助具を作成することもあります。
この授業の一環で、学生はテクノエイド協会に登録されている自助具のデータベースをもとに作る物を選び、身体に障害がある方を想定し、その人ができることを増やせるように工夫しながら作りました。
今回は作成した自助具の発表会にお邪魔させていただきましたので、まずはその様子を紹介します。

  • 学生それぞれが工夫して作成したことが伝わる発表がたくさんで、聞いていて、楽しかったです!!

次に実際に学生が作成した自助具を紹介したいと思います。作成した学生にお願いして、自分が作った自助具の紹介文も作ってもらいましたので、ぜひ読んでもらえるとうれしいです!! 
1つ目はこの自助具です。すごくスタイリッシュできれいに作ってくれました。

  • 作った学生からの紹介文
    「シールオープナーを作りました。脊髄損傷や手の変形がある方や高齢者の方など、幅広い方々が使いやすいです。プッチンプリンやゼリーのフタをくるっと開けれます」

2つめはこちらです。スプーンやフォークを取り付けることなど、難しいことも多くありましたが、上手に作ってくれました。紹介文も何度も書き直しながら考えてくれていました。

  • 作った学生からの紹介文
    「ホルダー付きスプーンとフォークです。頚髄損傷により握力や手指の巧緻性の低下、関節リウマチでの関節拘縮や変形、それによる疼痛によってスプーンやフォークを把持して使用することが困難となった患者様に使用していただく自助具です」

もっとたくさん紹介したいところですが、量がすごいことになるので今回はこの辺で…。
協力してくれた学生の方々、どうもありがとうございました!


作業療法学科:神志那 武



Category

Archives