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心理学科

2022.6.7
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心理学科2年次生のプレ演習(ビジネス心理コース)最終企画発表会

皆さん、こんにちは。心理学科のビジネス心理コース担当です!

今回は、前回の心理学科2年次生のプレ演習、ビジネス心理コース企画発表会の第2弾。
最終企画発表会の模様をお伝えします。

前回の発表会の反省点、改善点の振り返りを行い、
井上学長をお迎えし発表会を行いました!
学長が授業に参加されるのはかなり特別です!

チーム1から5までよくがんばりました。
その様子を発表順にお伝えします。

改めて今回出された課題は、
「本学学生の学生生活を良くする方法を企画する」です。

指導担当の村上先生から一言
「前回の発表を数値で評価し、それぞれの反省点を数量的、量的分析(KJ法)を用いて改善に取り組みました。
それをもとに、最終発表に臨みましょう。」

トップバッターは、チーム5の「仮眠室がほしい!」です。

前回の発表では収支計画の詰めについて指摘がありましたが、
価格、一日の入室人数の想定、洗濯代など収支計画が大幅に改善されていました。
また改善に加え、畳(イグサ)のほうが、他の床よりもリラックス効果がある点を
NASAのデータから引用。よく調べられています。

2番目は、チーム1の「学生間のコミュニケーションを増やすスペースづくり」です。

自動販売機にQRコードを設置することでの効果について、前回よりも具体的な説明がなされていました。

中島先生から、
「QRコードを設置することで、クラブやサークルなど交流が活発になったと判断できる指標は何ですか?」
という質問がありました。
「サークルが増えたかどうか調べるとわかります。」としっかり応答できています。

3番目は、チーム2の「学生生活を良くするには?自動販売機とcharge spotの設置」です。

「皆さん、こういうことで困ったということはありませんか?」と導入から会話が自然です。
思わず引き込まれます。
学生の身近な不満をうまく拾い上げたうえで、共感を求めています。

前回の課題から、charge spotの清掃についてや設置する自動販売機の取扱商品についてなど、
細部まで作りこまれていました。
取扱商品には飲料品だけでなく、食品や文房具、貸出のモバイルバッテリーなど、
学生のニーズに応えるものが上がっていました。

質疑応答も活発に行われ、
坂下先生からは同じ自動販売機のアイデアを出していたチーム1との連携も示唆されました。

4番目は、チーム3の「Me+Loungeを良くしよう」です

前回からの改善点として、コーヒーメーカーの写真が追加され、いっそう説得力が増しています。

質問をした学生からは「自動販売機でもいいのでは」という意見が出ましたが、
「Me+Loungeという場所だからこその独自性を出したい」という応答がありました。
井上学長からは、「他大学にも近い案件がありそうなので、フィールド調査をしてみては?」と提案がありました。

5番目は、チーム4の「学舎間移動の時間が足りない!」です。

授業と授業の合間15分間の再考を求める提案です。
「15分」という時間を見直すか、遅刻扱いの時間を見直すかなどの案が出されています。
前回より、提案の根拠がきちんと提示されています。

中島先生からは「現在の15分という時間でどのくらいの学生が授業に間に合わず遅刻となってしまうのかのデータも必要なのでは?」と鋭い質問がありましたが、「アンケートを実施したい」との頼もしい応答がありました。

井上学長からは「15分間という『拘束時間』があることのメリットもあるのでは?」と指摘があり、
「15分という時間を常に念頭において私たちはそこからどう時間を用いるのか考えるという
メリットがあるかもしれない」と補足されました。

全チームの発表が終了し、評価基準をもとに、
それぞれの優秀チームを決定いたしました。
評価基準には、「現実の実施可能性」「ニーズに沿っているか」「具体性」などがあります。

学長賞は、
チーム2の「学生生活を良くするには?自動販売機とcharge spotの設置」です!

ちなみに景品は洋菓子です。

学監賞は、
チーム5の「仮眠室がほしい」です!

その後、学科長賞・コース長賞・特別賞が発表されました。

学生たちは、発案した企画を発表、質疑応答を経て多くの発見があったことでしょう。
一方、教員たちにも発見がありました。学生たちの考える力、考えを深く掘り下げ、
チームの人々とコミュニケーションをとりながら目標を達成する力の成長です。
今後、社会課題の解決を図っていく人材としてさらなる成長を予感させる皆さんと
共に楽しい時間を過ごすことができました。お疲れ様でした!

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