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心理学科

2024.4.6
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出会いから見つかる、あなたのやりたいこと

将来への夢や希望が先へ進む原動力だとして、それらが満タンだったとしても、目指す方向が定まらなければ、どこにたどり着くのでしょうか?
遠回りも大いに結構ですが、それが迷子でしかなければ、すてきな景色を楽しむ余裕はないでしょう。

  • 心理実習Ⅰの授業の様子

    この日はキャリアセンター課の山内さんに講義してもらいました。
    キャリアと実習の共通点は、
    「あなたの目的は何?」
    という問です。

「君はどこへ向かうのか?」

  • まずは自分を知ることから始まる

私たち教員は、そこを意識しています。
学生の皆さんは可能性に満ちています。

→入学前からやりたいことが決まっている人
→入学後にやりたいことを決めていく人
→流れに任せて決まっていく人     
様々なタイプの学生がいます。

 しかし、知っている場所をぐるぐる回っているだけでは、やりたいことや探しているものは見つかりません。自分にはなかった新しいものにふれたとき、ぼやけていたアイデアの輪郭がはっきりとしてきます。学ぶ楽しさはこの発見にあります。


「本物にふれる」


 自分が進みたい方向を見つけるための近道は、本物にふれることだと思います。
心理実習で支援現場にふれる機会はとても貴重です。それ以外にも本物にふれて、新しい発見が得られる環境づくりを心がけています。
 例えば、心理的苦悩を抱えた人たちへ支援の現場で生き生きと働く専門家の話を聞く機会。教科書では決して学ぶことができない対人援助の魅力と現実を知ることができます。

  • 滋賀県でスクールカウンセラーとして活躍されている大平先生
  • 司法、高齢、子育てなど幅広い分野の経験豊富な池田先生、現在は、本学の非常勤講師もされています

 プレ演習Ⅱでは、「本物にふれる」というねらいから、2名の実践者をゲストスピーカーとしてお招きし、支援現場の話を聞きました。大平先生からはSCとして長年の経験を、池田先生からは司法領域から高齢者支援まで幅広い経験を。どちらも私たち教員にとっても学びの多い内容でした。生活の糧としての仕事観、仕事上の人間関係、ライフスタイルに合った仕事選びなど、授業や研修会では知ることができない本当の話。だからこそ、学生たちの関心を強く引きつけるのだと思います。

 
 1年次2年次は感性と知性を耕す作業の時期であり、3年次4年次は「やりたいという種」が芽吹き、実るプロセスが動き始める時期だといえるでしょう。
 皆さんがどこにたどり着くのか、これからが楽しみですね。

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