News
社会創造学科
<社会創造学科 実践情報処理Ⅰの最終発表会>
みなさん、こんにちは。社会創造学科です。暦の上では立秋とはいえ残暑厳しき毎日、いかがお過ごしでしょうか。
さて今回は、先日ご紹介した「実践情報処理Ⅰ」の第2弾です。前期最終講義日、正雀学舎ARIKA Lab(アリカラボ)で行われた最終発表会の様子をお伝えします。「次年度社会創造学科に入学する学生に伝えたい情報をまとめたサイトを作成する」という講義テーマに取り組んだ成果が披露されました。
担当教員は中塚智子先生(写真左)です。中塚先生の専門は、デザイン、映像で、Webデザインをはじめプロとしてこれまで多くの実績を重ねて本学に就任、現在も活躍中です。
これまで、受講生18名が4チームに分かれて制作を進めて来ました。
Aチーム:ウェブサイト全体のデザイン
・メインページの作成や他ページと連携し全体調整を図る。学科紹介のPR映像を制作し掲載。
Bチーム:大学周辺環境、大学内MAPの作成
・おすすめPCやよく使うリンクなど
Cチーム:大学周辺にあるおすすめのお店
・実際にお店に取材に行って撮影。お店の紹介と平均価格などを掲載。学食の人気メニュー紹介など。
Dチーム:教員、学生紹介&講義の紹介
・先生や学生に取材をして紹介する。シラバスの文章では分からなかったことばを中心に、実際に講義を受けてみた学生が紹介文章を作成。
さあ、いよいよ発表がスタートです。発表前にはそれぞれのグループごとに打ち合わせを済ませました。
発表を見守る学生たちと教員です。いろいろ考え話し合った結果、社会創造学科などのタイトルはすべて真ん中に配置したとのことです。
ドキドキもしますが、楽しさもあり。
来年度の新入生に予想される困りごとの問題解決のためのWebコンテンツが次々と示されます。
新入生がこれから使うユニバーサル・パスポートの使い方の説明。分りやすい!
履修登録がスムーズに行えそうですね。
グループのメンバー全員で発表。自分が担当したことを説明します。それぞれのグループの発表ごとに、このWebコンテンツの制作のため、誰が何を担当したのか、役割分担について説明がしっかりとなされました。たとえば、写真撮影と編集、全体のデザインと配置、図面の作成、レイアウト、フォントや写真のサイズの統一、現場に出向きインタビューの実施、フィールドでの情報収集、全体のチェックなどです。
ARIKA Lab(アリカラボ)の活用意義も分かりやすく説明。
ARIKA Lab(アリカラボ)とは、最新メディアを駆使し、「伝える力」を培うラボです。
写真・映像制作、音声編集、Webコンテンツ制作のための高性能PC/ディスプレイなど最新の設備が充実しています。
学食のメニューの写真はサイズを統一するために工夫を重ねました。
大学周辺のMAP作成のため、実際に何度も現場に足を運び、より安全な道を確認しました。格安で購入できる自販機の紹介も。
他に、パン屋さん、ケーキ屋さん、ラーメン屋さん、喫茶店など一軒ずつ店を訪ね、インタビューをし、許可を得て写真撮影をさせていただきました。それぞれの店で購入する平均価格も調べました。各店の方々ご協力ありがとうございました。
自分たちが受けている講義のみならず、社会創造学科で展開されている講義等のすべてのシラバスをしっかりと読み込み、コンパクトに分かりやすくまとめています。
先生紹介は学科長の山口俊介先生からスタートです。このような形で発信するまでには、いろいろな手順を踏まねばなりません。まず、何を聞くのかなどインタビューの構成を考える、先生へのアポ取り、スケジュールの調整、写真撮影、編集などです。
先生紹介は私(教員 柏尾)もインタビューを受けました。そのとき、「あと数日すれば、一眼レフの新しい本格的なカメラが入る予定ですので写真撮影は、その日まで待っていただけますか?」と依頼され、インタビューと写真撮影が別々の日になりました。さすが、社会創造学科の学生。よいものを生み出すために、妥協はしません。
発表後、先生方からのコメントがありました。
<拾井雅人先生のコメント>
拾井雅人先生からは、「みなさんこんにちは。前期ではみなさんと授業でお会いしませんでしたが、後期に私が担当する『産業社会学』の授業でお会いしましょう。学生が自分たち自身でHPを作成することなど僕らの時代では考えられないことです。みなさん、すばらしい!!」。仕事が趣味って素敵ですね。
<森田望奈未先生のコメント>
「今回のみなさんの発表内容、よくできています。学生紹介の欄などは特によいセンスです。私は個人でWebデザインの仕事もやっていますが、Webデザインの仕事は夢がありますよ!どのようなサイトが注目されるのか、その時代によって変わります。有名なタレントのHPもバズっていますね。昔ながらの古いデザインをあえて用いており、面白いと人気です。古いや新しいだけが流行る理由ではないです。どう工夫するかでこの世界は発展の余地があるのでがんばってくださいね。」
講義担当 中塚智子先生の「前期15回という限られた時間、しかも初めての経験という環境の中でよくがんばりました。おつかれさまでした。この授業で培ったスキルはこれからのみなさんにとって役に立つと思います。さらにこのスキルを磨いていきましょう。」との労いの言葉で発表会は終了しました。
ARIKA Lab(アリカラボ)を活用し、学生一人一人が成長できたと実感する発表会でした。おつかれさまでした。
次回は、社会創造学科を支える教員の紹介を行います。お楽しみに!!