News
社会福祉学科
2022.7.28
お知らせ
スライディングシートとストレッチャーを活用した移乗介助を学ぶ
社会福祉学科の介護福祉の授業では、
自分で移乗動作ができない人へスライディングシートとストレッチャーを活用した移動・移乗介助を学びました。
移乗とは聞きなれない言葉ですが、
介護の専門用語で「ベッドから車いすへ」「ベッドからストレッチャーへ」「車いすから食堂の椅子へ」など、
乗り移る動作のことを言います。
ストレッチャーの移動方法、汎用性の高い1枚物のスライディングシートや、
持ち手が複数ついた移乗介助に特化したスライディングシートなど、複数の福祉用具の仕様について学びました。
ベッドから車椅子の移乗、ベッドからストレッチャーへの移乗などは、
介護技術の中でも特に腰痛リスクが高い作業と言われています。
正しい福祉用具の活用、場合によっては複数の職員で対応することで、腰痛を起こさない介護が実現できます。
どうすれば利用者に安心して移乗してもらえるのか、どうすれば介護者が自分も安全に移乗できるのか、
利用者の身体の支え方一つにも注意をしながら行います。
行う前の声掛け、丁寧な手の当て方も、自分では移乗できない利用者にとってとても重要です。
全員が介助者役、利用者役を体験することで、小さな違いに気づくことができます。