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社会福祉学科
介護福祉コース 車いす介助授業
社会福祉学科の介護の授業では、様々な介護技術の演習授業があります。
今日は、車いす体験・車いす介助を行います。
実際に屋外で、スロープや段差を活用した車いす体験を行います。
車いすの介助の方法を学ぶ授業ですが、同時に利用者がどのような気持ちでいるのかを学ぶ授業となっています。
普段平坦だと思って歩いている学内のいたるところに、スロープや段差があることに気づきます。
まずは、ティッピングレバー*を活用して段差を上り下りする練習です。
(*段差などで介助者が前輪を上げる時に足を掛けて踏み込むためのレバー)
「うわ!重!」
「え~!届かん」
車いすは、バリアフリーなフロアを押しているときには気づかないけれど、
少しでも持ち上げようとすると重いんです。
ほんの少しのスロープでも、乗っている人が怖い思いをしないよう後ろ向きになって進みます。
介助している人は、緊張しっぱなしです。
でも、乗っている人も、それに負けないくらい緊張しています。
「え~、こんなとこに段差あったっけ?」
5センチ前後の段差なので、普段は段差とも思わずに歩いています。
慎重に・・・慎重に・・・
「ゆっくり下ろしますね」
「お願いします」
最初は、おっかなびっくりでしたが、だんだん距離感と上げるコツを掴んでいきます。
こちらは、車いすの速度の違いを体感している場面です。
人に操作されている場合、体感速度は実際のスピードよりも速く感じます。
自分が介助するときのスピード感の基準を身につけます。
今日は、気持ちの良い青空が広がり、車いす介助日和となりました。
みんなとても丁寧な介助を心掛けていて、素晴らしかったです。
体験しないと分からないことがたくさんあります。
今日は、学びの宝庫でした。