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社会福祉学科
2023.5.15
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社会福祉学科 “介護福祉士”を目指す学生、障がい者体験・高齢者体験行う
社会福祉学科の介護福祉士を目指す授業では、様々な介護技術の演習があります。
本日は、障がい者体験・高齢者体験・杖歩行介助を行いました。
肘・膝・足首が自由に動かないだけで、歩くことがとても重労働です。
高齢者体験では、身体は重く、思わず下を向いて歩く姿勢になります。
片麻痺体験では、階段で10㎝ほどの段差を上がることも一苦労です。
「え!足が上がらん」
「どうしたら上がれるのか、分からん」
階段での介助は万が一ふらついた時のことを考えて、必ず少し下から介助します。
上りもしんどいですが、怖いのは圧倒的に下り階段です。
高齢者眼鏡を装着しているので、段差がはっきり見えず恐る恐る杖を出します。
片麻痺で杖を突いていると、バランスがとても取りづらいです。
拘縮している腕や足がかえって邪魔になって、歩きにくく感じます。
杖を突いていると、自分一人ではドアも思うように開けられません。
誰かにドアを開けてもらい「あー、高齢者の方はこのような難しさを抱えていらっしゃるんだ」と気づきます。
「先生!今度、杖突いている人見たら、ドア開けます」
「こんなに大変やなんて、知らんかった」
「身体が重いって、こういう事なんだ」
「片手が動かない、膝が動かないって、こんなに歩きにくいんだ」
「目が見えにくいって、どういうことか初めて分かった」
座学では学べないことが学べた本日の授業でした。